フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

休息日の予定がイゾアール峠クライム

ガリビエ峠ヒルクライムの翌日のお話です。
夜はテント泊して、翌朝は自転車で登ったのとは反対側のオート・ザルプ県側に車で下りてきました。
この日の予定は、午後に南仏方面のお山地方に住む友達に会うことくらい。あとは、明後日にサイクリングする峠道の周辺にテントを張って今晩寝るつもりなので、その周辺を軽くハイキングするのもいいか、と考えています。


ガリビエ峠(2642m)から下りてきて到着するのはロータレ峠(2057m)。ガリビエ峠が年間半年間以上閉鎖されるのに対して、こちらは通年でオープンしています。


ロータレ峠から、ブリアンソン方面へと向かいます。
途中、この地方にある4つの標高の高い峠道の看板がありました。
左からガリビエ峠、ロータレ峠、グラノン峠、イゾアール峠です。
グラノン峠以外はどれもツールドフランスにしょっちゅう登場するので、ご存じの方も多いかと思います。グラノン峠は2400m台とかなりの標高なのですが、峠の反対側は未舗装路&軍隊以外は通行禁止になっており、峠道としての役割を果たしていないとして、標高の高い峠道リストからは外されており無名なのです。車で行ったことは何度かありますが、舗装路とはいえ道路の状態はかなり悪かったです。
しかし、今回のツールドフランスでは7月13日の行程のゴール地点になるので、先月大急ぎで道路修復の工事がなされていました(;'∀')


この看板を見ても、「じゃあ、ガリビエ峠以外のも登ったろうやんけ!」とは思わなかったのです。しかし、友人に会う予定の町や、明日ヒルクライムするつもりの峠道方面に向かうのには、この看板に描かれているうちの一つの峠、イゾアール峠を越えることになるのです。
それに気付いてからは、もう気持ちが固まっていました。
「通り道なんだったら、イゾアール峠も登っとく??」


イゾアール峠は、ケラ地方とブリアンソネ地方を隔てる峠。
ブリアンソネ地方側の坂道は、友人のOさんとこの夏、一緒に登る約束をしているので、今日のところは、反対側のケラ地方から登ることにしました。


自転車でアタックする前に、駐車場から徒歩10秒の地点にある食料品店で食料調達です✨
田舎なので、自転車で下りてくるのが12時を回ってしまったら、全てのお店はクローズドだからです。


さて、今から登る斜面・・・

こんな感じです👇

なにせ、この日はダラダラとする気満々で、あんまり下から登る気はしません💦
青矢印の地点から登りました。


毎回書いていますが、足つきしたくない一心で登りの写真はありません・・・

💦

着いた\(^_^)/
峠にて。
背景はわたしが登ったのとは反対側、友人Oさんと一緒に登る約束をしている方の斜面です。


峠にいたサイクリストさんに撮ってもらいました。
後ろにあるのは、ここイゾアール峠のシンボル的な石碑なんですが、工事のため周りにネットがぐるりと張ってあるのが残念でした。


それにしても、我ながら恰好がイケてなさ過ぎる_| ̄|○
今回の自転車&テント泊の旅にパジャマのつもりで持って来たズボンのまま、ヒルクライムしてきました。


この写真を撮って下さったとっても楽しいおじさまと、数分間おしゃべりをしました。よく峠道で出会うサイクリストさんに指摘されるのですが、この方にも「なぁ・・・運動靴やめて、ビンディングシューズにしなって。絶対にすぐに慣れるから。もし今度会った時それだったら、僕はキレちゃうよ」と言われました(;^_^A
そして、すぐにではなかったけど、「速報」として書いたように、先週末にビンディングシューズデビューを果たしたわけです(決してこの人に言われたからではなく、自分でもずっと思ってた😅)。


先ほどの食料品店で購入の菓子パン💖
もちろん、一気食い(;^ω^)


峠道と言えば、
①バイカーだらけ
②サイクリストだらけ
③カッケー車がぼちぼち
ですね~


峠の看板。
バイクのグループやサイクリングのクラブなどのシールで何も読めない😓
さて、下りていきます。


峠直前に、カラフルなマイヨー(サイクリストのTシャツ)の落書き。


GoPro撮影のダウンヒルを3本。

イゾアール峠 2022年5月27日・1



イゾアール峠2022年5月27日・2



イゾアール峠2022年5月27日・3


「カッス・デゼール」と呼ばれる、印象的なゾーン。


サイクリング用の看板。
先ほど、峠でシールまみれになっていたのと同じ種類のものです。


実質的に峠道が始まる集落までおりてきました。
この後、2、3の集落がありますが、この辺りは既に7パーセント以上の傾斜になります。
登りで、「長閑な村のなだらかな道なのにしんどい!?」と自問自答していた辺りでした。
直前に決めたサイクリングだったため、傾斜の具合を調べずにアタックしましたが(何度も車で来たことがあるので分かってるつもりで)、あんまりなだらかではなかった💦


車を停めている村まで戻ってきました。
水場があるので、たまたま居合わせた他のサイクリストさんと一応水を汲んだけど、わたしはもうここでお終いです( ̄▽ ̄;)


車のトランクというか、シートを倒した後部座で乾かしていたテントのフライシート。
しっかりと乾いています


これも、さっき食料品店で買ったものです。
村に下りてきたのは12時3分。お店は閉まっていたので、出発前に買っておいて良かったですε-(´∀`*)ホッ


この日の記録👇

距離約21㎞、獲得標高839m。
もともと、この日は自転車しないつもりだったので、短いサイクリングでしたが、キツい登りでした。


2日目午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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