バドミントンが拓くあなたの未来

部活と勉強の両立が生きる力を育みます
鈍感と根気が継続の秘訣です
後はケセラセラ、チャンスを待てば良い

標準化の会議は詰まらない

2022-11-10 09:23:07 | Weblog

 デジタル時代の困ったことと題しドルチェ先生がビデオデータ形式が機器によって違い、データ変換が都度必要と言っています。前回の記事の後編に使えると思います。しかし、メーカーには標準化に利点と問題があり、当時は生なましく、コメントできませんでした。

 今回の私の記事は蛇足です。お急ぎの方は先生の記事だけで十分です。私はキーボード、かな漢字変換、メディア交換様式、光ファイバー、通信規約などなど色々な標準化委員会に関わったことがあり、先生の問題意識を解決すべき会議に関わっていたと思いました。

 私は商品企画や事業企画を担当し、色々な国際標準化や業界標準化会議に参加していました。先生の記事はその通りです。しかし、各社の事業の現状、担当者の思惑、通産省担当者の考え方、主幹業界団体担当者の思惑などあり、標準案の決定に時間がかかりました。

 アメリカは研究開発者が事業家となり新規事業を起こし、新しい市場を早急に確立しようとします。日本は有望な商品や研究開発があると業界団体や主幹省庁がしゃしゃり出てきました。標準化の会議は面白くない、無駄が増える、時間がかかる暇つぶしの業務でした。

 新製品を開発したアメリカ企業は他メーカ追随の余裕が無いように、成長を加速し、他企業の参入を難くします。IBM、マイクロソフトの歴史を見ればよく分かります。しかし独占的な地位を確立した商品の市場を破壊する革新的な技術がベンチャー企業から生まれます。

 アメリカは研究者や技術者が参加する団体が標準化会議を起こしオープン技術としてお墨付きを与え標準化されます。以上の経路でない標準化された技術もありますが、多くの大事な技術の標準化の一般的な課程と言えると思います。標準化スピードが速いと言えます。

 一方日本の標準化のスピードが遅く、半導体、情報技術、通信方式、メディア技術など世界一と言われた時もありましたが、アメリカ生まれの標準の軍門に下り、記事のように互換性のない機器ができ、ガラパゴス現象と揶揄され、日本のICT業界は沈没しました。

 繁栄に貢献した後期高齢者を楢山送り。新経済安保に大枚を投資。米英式虚業に追随。各種税収をあげ、生活困窮者の人気取りのために大きな政府の公助共助。私は期待せずネットを活用し自助でしばらく生きます。随時随所楽しまざる無し。南無大師金剛遍照。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 変わり者の文系論 | トップ | 可愛いと言われる幼児は可愛い »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。