秋の食い倒れ週間2021⑤お好み焼き「おにがわら」へ | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 「11月いっぱいまで半額でご飯が食べれます」

 カラオケ友のAさんによると、北杜市は昨年に続き大判振る舞いキャンペーン第二弾をやっていて、市内の加盟店で「PAYPAY」で支払いをすると代金が30%引きになるとのこと。これにPAYPAYが独自にやっている20%引きキャンペーンを加えるとなんと半額になる計算である。

 

(1回の還元額上限は3000円、月累計は2万円まで)

 

 思い立ったが吉日、11月のことは11月に考えればよい。

 そんなわけで食い倒れ週間のフィナーレはキャンペーン参加店のお好み焼き「おにがわら」となった。

 

(店のシンボル鬼瓦が入口で迎えてくれる)

 

 「おにがわら」が八ヶ岳南麓大泉の地で商売を始めたのは21年前の2000年のこと。

 ハマっ子のご主人は理由は定かではないが第二の人生でお好み焼き屋をやってみたくなったそうで、会社を早期退職するとわざわざ広島に渡って修行したのだという。

 そんなわけで、「おにがわら」のお好み焼きは「広島風」と奥様の出身地大阪の「関西風」の二本立てとなっている。そんなご主人も今は裏方で現在厨房を仕切っているのは奥様とお嬢さんだ。

 

 常連のAさんの注文にはよどみがない。

 栄養のバランス、各人のキャパシティを考えぬいた(というほどでもないか)料理が次々と登場した。

 

 まずはカリカリチーズ焼き(名前はよく覚えていないのでテキトー)。

(ビールのツマミに最適)

 

 海鮮三種焼き(同上)。

(ホタテ、海老、カキ これもビールに合う)

 

 季節野菜とソーセージ(同上)。

 かつては季節野菜のみのメニューがあったのだが今はソーセージがお供につくようになった。

 

(普通は野菜の方がお供だが年齢層が高い大泉では主客入れ替わっている) 

 

 イカごろごろ焼き。

(考えてみるとお好み焼き屋というのはまんまビールのツマミ屋である)

 

 腹が膨れてきたので、ビールから白ワインへ、さらに芋焼酎に切り替えたところ、

 「あはは、入れすぎちゃいました」と奥様が運んできたタンブラーには焼酎がなみなみ。

 大泉の店は概してロック系の盛りが多いのだが、あたかも日本酒のように表面張力でかろうじてこぼれないという量はやはり異常といってよい。

 

 やがて本日のメイン、「おにがわら焼き」が登場した。

 肉が入っていないので、ちょっとさっぱりした(ホンのちょっとだけ)味わいである。

 

(焼酎にも合う 日本酒以外ならなんでも合いそう)

 

 さっぱりしたものを食えばこってりしたものを食いたくなるのが人情というもの。

 「カキ入り焼きそば(ソース味)」を追加してもらった。

 

(カツブシがかかっている所を見るとどうやら取り分けた後の写真らしい)

 

 ここまでは何回か食ったことがあるものばかりだが、最後にAさん奥様推奨の秘密兵器「あんこ焼き」が登場した。

 

(あんこをまろやかな皮が包んだクレープ状のスイーツ)

 

 この皮、お好み焼きとは明らかに違う。京都の銘菓「阿闍梨餅」を思わせるまろやかさがある。

 「葛粉、片栗粉・・・」

 「ふふふ。秘密です」

 厨房から顔を覗かせたお嬢さんは教えてくれなかった。

 

 「そういえば Night Market が昨日から古着屋兼タコス屋にリニューアルしましたね」

 「屋号も変わったみたいですね」

 「まだ早いから(8時過ぎ)、ちょっと覗いてみましょうか」

 「そうしましょう、そうしましょう」

 

 物見高い一同はAさんの奥様の運転でさっそく旧 Night Market へ。

 中に入ると洋服が並んでいたりして、なんだか下北沢か高円寺のお店のような雰囲気になっていた。

 

(新しい店の名前は・・・・忘れた)

 

 マスターも服装までそれ風に変えてスタイル一新である。

 ラムトニックをやりながら店長(という感じになっちゃった)に聞いたところ、タコスは昼だけ、夜(~22時

以前は「最後のお客さんが帰るまで」だったのに)は酒は従来どおりだが食い物は軽いツマミを出す程度にしたという。

 ここもPAYPAYはオーケーだった。11月にはタコスを食いにAさんと来てみよう。

 

 かくして食い倒れ週間は大団円を迎えた。

 大泉の冬もすぐそこである。