(赤キウイ「紅妃」)
この日八ヶ岳南麓大泉はグンと冷え込み、朝6時の気温は3℃。このままでは氷点下になるのもそう遠いことではなさそうだ。
(この秋一番の冷え込み)
そんなわけで10月中には採ろうと思っていたキウイをあわてて収穫することにした。といってもわずか2個だけだが、希少なだけに「あ~あ」では済まされない。
収穫に要した時間は約10秒。なんせプチ、プチと枝からもぎとるだけだから簡単至極である。
採れたての果実にそっと触れてみると、硬い。想像していたよりはるかに硬い。もう少しぶら下げておいた方がよかったかも、と後悔したが後の祭りである。
(一緒に採ったピーマン(小サイズ)と比べてみるといかに小さいかが分かる)
ついでにジャングル化したキウイを剪定した。
太い幹から1本だけ枝を残すようにしてバサバサ刈り込んでいく。この作業にはさすがに15分ほどかかったが、キウイは3年振りに真子さまに会いにいく小室さんのように小ざっぱりした風情となった。
(小室さんの頭髪のようにスッキリ)
(トマト、コスモスなんかの前にまずキウイの枝を燃やさねば あ~メンド臭い)
さっそく前日買ったシナノゴールドの袋に入れて二週間ほどの追熟にかかる。
追熟用のリンゴは安くて不味いやつ(不味くなくてもいいんだけど)を買おうかと思っていたのだが、
エチレンガスをキウイに吸われたリンゴはあ~ら不思議、かえって旨くなるらしい(きゃたぴさんありがとうございました)。
てっきりバカ息子(キウイ)に搾り取られる哀れな親(リンゴ)のような関係を想像していたのだが、
リンゴは旨くなり、
キウイは甘くなり、
私は重くなる、
とまさに三方一両得。
大自然の神秘ここにあり。こんな関係は世の中滅多にあるものではないだろう。
(ちょっとエチレン過剰ぎみ)