(立教女学院の美しいキャンパス 1877年に創立された本校は関東大震災後の1924年に湯島から
ここ杉並・久我山に移転した 10月28・29日の文化祭が中に入れる絶好のチャンス)
検査の結果を聞きにおそるおそるかかりつけ医に行くとビックリ仰天、劇的に数値が改善していた。
(LDLコレステロールが基準値以下にまで下がったのは薬の効果)
中性脂肪やγーGPTも前回(6月17日=発作の一週間ほど前)に比べて半減しているではないか。
これも退院後の涙ぐましい節制、すなわち、
・ 揚げ物は食わない(自然屋のヤマメフライを除く)
・ ハム・ソーセージ類は食わない、チーズ(LDLを増やす)も食わない
・ 甘いものは食わない(そういうものは世の中にない、と自分に言い聞かせる)
・ 肉は鶏むね肉、牛豚ヒレだけ
・ 酒は「金麦糖質75%オフ」と黒糖焼酎(+リンゴ酢)のみ
・ 毎朝5000歩のウォーキング(最近は夕食後3000歩ほどやっている)
によるものだろう。
(これだけは例外)
それにしても「一病息災」とはよくぞ言ったものだ。これからもこんな生活をしていればそらの看取りまではなんとかなるだろう。
足取りもかろやかに本日は3軒目蕎麦屋「松月」へ。
開店時刻よりちょっと早く着いたのだが、店の前を掃除していたおかみさんは「暑いからさ、中に入んなさいな」と招じ入れてくれた。
(コロナ対策のビニールがぶら下がったテーブル席が6つ)
品書きを見て、「大根おろしそば」(950円)に即決。夏のこの時期におろしそば、なんとも口当たりがよい。
(「大根きざみ」(850円)より「おろし」でしょう、やっぱし 次は「ごませいろ」かな)
ふと裏面を見ると丼ものやセットものに混じって、「カレーライス」(650円)というのがあった。
蕎麦屋のトロンとしたカレーライス。
最後に食ったのは多分小学生の時だから今から50年以上前のことになる。
真人間に生まれ変わった(なんだかそんな感じ)門出を祝うのに、これ以上の食い物はあるまい。
「すいません、カレーライスもお願いします」
「ごめんね、カレーのセットはないの」
「単品でいいですから、ご飯は半分くらいにしてください」
「ご飯半分でも値段同じだけど、いいの?」
めでたい席のご祝儀、そんなことは気にしません。
待つこと5分、「大根おろしそば」がやってきた。
(たっぷりの大根おろしとたっぷりの削り節が食欲をそそる)
おろしそばの食い方にも流儀があるのだろうが、めんつゆを浴びせて大雑把にマゼマゼが私のやり方である。するとトッピングの下からお宝が。ナスの揚げたやつがどっさり。
美味い。この「大根おろしそば」、実に美味い。
さっぱりした味わいの中に揚げナスが絶妙のアクセントになっている。
「散歩の達人」が何故こちらを掲載しなかったのか理解に苦しむ。おそらく取材日が月曜日(松月の定休日)だったに違いない。
やや遅れてカレーライスもやってきた。どう考えてもこっちの方が手早く出せるはずなのだが、いちおう「注文順」とか、「麺優先」とか店のルールがあるのだろう。
(とろみがあっていかにも蕎麦屋のカレー)
こっちは想像どおりの普通の味。
美味いとは思えないが、昔を思い出す懐かしい味だ。
亡き母は仕事で遅くなりそうな日には晩メシ代を私にくれた。
近所の蕎麦屋でカレーライスは120円だったか150円だったか。当時の私は「カツ丼」という食い物を知らなかったので蕎麦屋のご飯ものといえばカレーライスであった。
店のおかみさんは一人で晩メシを食う小学生が不憫にみえたのだろう、ご飯はいつも超大盛り、福神漬けもどっさりつけてくれたっけ。
そんなことを思い出しながら店を出た。
午後から八ヶ岳南麓へ。
彼の地でも朝夕のウォーキングを欠かさないようにしなくては。