自宅の2Kテレビに4Kシングルチューナーを追加してなんちゃて4K放送を受信してみた

色々と自宅のテレビについての機器追加を行なってきましたが、ここでようやく一段落と思える機器を追加しました。以前のブログでちょっと書きましたが、今後NHKの衛星放送(2K)において、衛星受信料を値下げするための一つの理由として今まで2波(BS1とBSプレミアム)あったのが、2024年3月いっぱいでBSプレミアムを停波すると発表しました。

その後のNHKBSの衛星チャンネルはBS1が「新BS2K」となり今までBSプレミアムで放送していた番組を含めて幅広い番組構成に変わり、さらに4Kの「新BS4K」チャンネルを再編成するということを発表しています。

現在の4Kチャンネルというのは、画面の繊細さというところに優位性はあっても、番組の内容という点では、特に無料で見られる民放の4K放送などはBSチャンネルと全く同じ内容を流すだけというような状況で、現状ではあえて4Kチャンネルを見られるようにする意味はないかも知れませんが、やはり一波が停波されることになると、その代替的な意味が4Kには出てくると思っているので、とにかく今の環境に少しの投資をするだけで4K放送の映像の素晴らしさはともかく、ハイビジョン画質に変換してでも内容を見られるようにするために、外付けのチューナーを中古でゲットしました。2018年発売のシャープ「4S-C00AS1」というシングルチューナーです。

早速、テレビ台の下に設置してみましたが、8インチタブレットより少し小さいくらいの大きさです。新品でも5千円弱で買えますが、中古だと3千円台くらいから出ていて、たまたま近くのお店に売っていたので、説明書なしリモコンなど付属品ありの品を買ってきて設置しました。

ちなみに、このチューナーにはBCASカードはなく、代わりにACASチップというもので管理されています。NHK4Kチャンネルにしたら、早速BSと同じように消えないメッセージが出てきたので、設定から出すと画面に出てくるACASチップ番号をメモし、BSの時と同じようにNHKのホームページからメッセージ消去の手続きをすると、すぐにメッセージを消すことができました。

今回購入した「4S-C00AS1」は、そのまま2KのハイビジョンテレビにHDMIケーブルで繋いでも多少青白いような感じになるものの、私の環境ではブースターなど付けなくてもきれいにNHKと民放の無料4K放送を見ることができます。スカパーなど一部の有料チャンネルを見るためには、古いBSアンテナを4K対応のアンテナに変えないと放送そのものが見られませんが、私の場合はそうしたチャンネルは当分加入する気はないので、まずはNHKBS4Kチャンネルが見られるようなっただけで十分満足です。

現行品ではありますが古いハードなので、一応本体のファームウェアをチェックした上で、最新のものにアップデートする事が大事でしょう。本体には有線LANをつなぐ端子や、録画用ハードディスクを繋ぐUSB端子があるので、そこにダウンロードしたファームウェアのファイルを入れたUSBメモリを繋いでバージョンアップをすることはやっておいた方が良いでしょう。念のため、今後のバージョンアップに備える形で、4Kチューナーにはルーターから伸ばしたLANケーブルを繋げておき、自動的にファームウェアを最新にできるようにしてあります。ちなみに現在の私の本体のバージョンは「BS1909122」(2020年4月更新?)です。

私の場合、4Kに対応するゲームや映像ソフトを持っていませんし、あくまで今後NHKBSプレミアムが停波した影響を埋めるために4Kを見られるようにしておきたかったということだったので、テレビの買い換えではなく、追加の外付チューナーで対応しました。同じようなチューナーは他社からも出ていますが、シングルチューナーのハード提供元がこの「4S-C00AS1」と思え、私の環境では無事に2Kテレビ上で4K放送を見られているので、私のように単に番組を今のテレビで見たいという方には最良の選択になるのではないでしょうか。今後の番組改変で、特に民放の4Kチャンネルに変化が出てくることを期待したいですね。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す