2021.9.28
一番札所にふさわしく
尊厳あふれる四萬部寺
西武秩父駅で皆野駅行バスに乗車
「あの花」ラッピングバス
「札所一番前」下車。
目の前の丘の上に堂宇が見えます。
ようやく(遅ればせながら)
発願の霊場、四萬部寺に
来ることができました^^
◆ 寺標 ◆
◆ 山門 ◆
◆ 本堂(観音堂)◆
(埼玉県指定有形文化財)
元禄10年(1697)に建立。
秩父札所霊場の中で
唯一の県の指定有形文化財です。
秩父地方の名匠藤田徳左衛門吉久の作。
天井には狩野常信の弟子
抱素斎休世常耀益之作の龍画があります。
1番札所 誦経山(ずきょうさん)
四萬部寺(しまぶじ)
(曹洞宗)
御本尊:聖観世音菩薩
寛弘4年(1007)、性空上人が弟子の幻通に
「秩父で仏恩を施して人々を教化せよ」
と命じた。
幻通は師の命を奉じ、この地で
四萬部の仏典を読誦して経塚を建てた。
四萬部寺の名は、ここにに由来する。
本堂正面欄間の地獄極楽の彫刻は必見
◆ ごりやく錫杖(しゃくじょう)◆
大きいです!!
◆ 施食殿 ◆
本堂の右手にある吹き放しの屋根の中、
方形内陣の上に八角輪蔵を納めた建物。
中央に地蔵尊が安置、
七面には戒名が刻まれる。
毎年8月24日ここで大施餓鬼会※が行われ、
秩父の僧侶が集まり、大変賑わう。
関東の三大施食の一つとして名を知られ、
往時には三十俵の米を炊いて信者はもとより
多くの乞食にも等しく施した。
※施餓鬼会:餓鬼道で苦しむ衆生に
食事を施して供養する法会
◆ 観音霊験記 秩父順礼 ◆
◆ 経塚本尊の釈迦如来像 ◆
この釈迦如来像は明治の末に行方不明になったが
そのため戦時中強制供出を免れ
70年後東京の銀座で発見され、安置された。
◆ 庫裏 ◆
施食殿に続く二階建の庫裡は
多くの巡礼者が集まったためか、
一番札所にふさわしく、立派です。
◆ 御朱印 ◆
◆ 旅籠一番◆
札所の門前に建つ旅籠
こちらも巡礼者の歴史を感じる建物です