10年前の合同興行で内藤哲也が言った意外な発言

SANADA、内藤哲也【撮影:koba】
雑感




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日本プロレスとプロレスリング・ノア(以下NOAH)の対抗戦が発表となりましたが、そもそも両団体に交流があったことさえ知らないファンもいるでしょう。

または交流があったのは知ってはいるけど、リアルタイムで見れていないファン歴が長くない方も多いと思います。

私の記憶が正しければ、一番最後にNOAHの選手が新日本のリングに上がったのは、2016年のG1クライマックス。

この時は、丸藤正道と中嶋勝彦の2名がG1にエントリーしました。

当時IWGP王者だったオカダカズチカをリーグ戦で下した丸藤が、その年の10月に前哨戦としNOAHでGHCタッグ選手権を闘い、2日後にIWGPヘビー級王座に挑戦しています。

タイトルマッチでは負けたものの、丸藤の強さや凄さが印象に残った試合でした。

 

交流戦や対抗戦ということで言うと、2011年と2012年に行なった復興支援チャリティー興行「ALL TOGETHER」が最も有名な合同興行です。

2011年3月に起きた東日本大震災に対し、プロレスの力で復興支援を行えないかという大義の元、新日本、NOAH、そして全日本プロレスの3団体による合同興行が行われました。

かれこれ10年も前の興行ですが、振り返ると今もなお一戦で活躍中の選手が数多く出ています。

今現在も新日本で活躍中の選手はブルー、今現在もNOAHで活躍中の選手はグリーンにカラー分けしてみました。

2011年8月27日 日本武道館
【第1試合】

飯伏幸太石森太二BUSHI&大和ヒロシ vs タイガーマスク&カズ・ハヤシ&近藤修司&リッキー・マルビン

【第2試合】

内藤哲也真田聖也谷口周平 vs モハメドヨネ征矢学高橋裕二郎

【第3試合】

齋藤彰俊真壁刀義 vs 太陽ケア&後藤洋央紀

【第4試合】

プリンス・デヴィット&田口隆祐鈴木鼓太郎中嶋勝彦&KAI vs 金本浩二&稔&金丸義信KENTA&平柳玄藩

【第5試合】

獣神サンダーライガー&船木誠勝&佐野巧真 vs 鈴木みのるタイチ&青木篤志

【第6試合 スペシャルバトルロイヤル】※新日本とNOAHの選手のみ記載

石井智宏外道、渡辺高章、高橋広夢キング・ファレ(バッドラック・ファレ)、KUSHIDA、本間朋晃征矢学ザック・セイバーJr.井上雅央小川良成

【第7試合】

西村修&永田裕志&井上亘&天山広吉 vs 吉江豊&森嶋猛&浜亮太&曙

【第8試合】

秋山準&佐々木健介 vs 大森隆男&高山善廣

【第9試合】

小橋健太&武藤敬司 vs 飯塚高史&矢野通

【第10試合】

潮崎豪&諏訪魔&棚橋弘至 vs 中邑真輔&KENSO&杉浦貴

 

2012年2月19日 仙台サンプラザホール
【第1試合】

石森太二田口隆祐タイガーマスク&ザ・グレート・サスケ vs 野橋太郎&拳王邪道外道

【第2試合】

志賀賢太郎&小島聡天山広吉 vs キャプテン・ノア&キャプテン・オールジャパン&キャプテン・ニュージャパン

【第3試合】

鈴木鼓太郎&KAI&田中稔&獣神サンダー・ライガー vs 中嶋勝彦金丸義信&近藤修司&カズ・ハヤシ

【第4試合】

征矢学真壁刀義 vs 高橋裕二郎杉浦貴

【第5試合】

丸藤正道&曙&永田裕志&佐々木健介 vs 河野真幸&タイチ&高山善廣&鈴木みのる

【第6試合】

新崎人生&齋藤彰俊後藤洋央紀 vs 飯塚高史&矢野通&中邑真輔

【第7試合】

小橋建太&武藤敬司 vs 大森隆男&秋山準

【第8試合】

森嶋猛&諏訪魔&棚橋弘至 vs 潮﨑豪真田聖也内藤哲也

 

この2大会を振り返ると2年連続メインイベントに出場しているのは、新日本の棚橋弘至とNOAHの潮崎豪になります。

潮崎は怪我で欠如中ですが、また2人がリングで立ち並ぶ姿を見てみたいと思うファンは私だけではないでしょう。

 

この興行がキッカケで因縁が生まれた選手、一緒に闘うようになった選手、所属団体が変わった選手など、様々なドラマが生まれたことでしょう。

2012年のメインに上がった内藤哲也と真田聖也(SANADA)ですが、あの日のコメントから2人が同じユニットとして一緒に闘うことになろうとは、この時は想像もできなかったんだと思います。

内藤『もしかして、このALL TOGETHERは、仙台に来て、東北に来て、これで終わりかもしれないけど。また、次、あるんだったら、また俺はこのリングに立ちたい。メインのリングに立ちたい。そして、勝ち名乗りを受けたい、そう思いました。
あと一つ、一つだけ、要望を出せるんなら、もう真田とは同じコーナーに立ちたくない。それはALLTOGETHERでも、新日本のリングでも、全日本のリングでもどこでもいいから。もう、俺を真田の横にくっつけないでくれ、と。それだけお願いしたいな、と

真田『いや〜。もう次は、ホント、組むのはないっすね、ハイ。次は相手のコーナーにいることを望んでます』

引用:新日本プロレス

 

5年振りにWORLD TAG LEAGUE(以下WTL)に出場している内藤は、SANADAとタッグを組んで優勝を目指しています。

あの日、SANADAを拒んだ内藤が、数年後自分が立ち上げたユニットに仲間として迎え入れる日が来るとは…

これも内藤が言うところの “デスティーノ” なのかも知れません。

 

【お知らせ】

WTLが行われる11・30後楽園ホール大会に観戦しに行ってきます。

新日本の大会を観戦するのは、約9ヵ月振り。

かなり久しぶりの観戦となりますが、一眼レフカメラ持参の予定です。

撮った写真を見たい方、保存したい方は下記Twitterアカウントからご覧ください。

観戦後、撮った写真はTwitterアカウントにアップします。

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