最近、肉料理で調味料比べを楽しんでいる。

 

 以前は海外のソースや岩塩などにハマっていたが、今は国内生産の極シンプルなものが気になっていて、塩は海水からつくる天然塩に落ち着いた。胡椒はその時々で変えている。

 

 肉料理にスパイスのみを用いるならば、こちらの2品を推したい。

 

 黒瀬のスパイス(左)とマキシマム(右)である。

 

全国3大スパイスに数えられ、どちらも九州産

 

 黒瀬のスパイスは、北九州市の老舗鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」で考案されただけあって、鶏肉との相性は最高。イオンのトップバリューシリーズで「醤油が香るブレンドスパイス」という商品名でOEM化されている。興味深いのは、生産工場が地元でなく佐賀県唐津市の宮島醤油であること。市内に食品工場たくさんあるのに何故!笑

 

 もうひとつのマキシマムは、キャンプ芸人のとろサーモン村田が郷土みやざきの逸品として推していて、いろんな著名人や料理家に愛用されるようになった品薄商品である。

 こちらも肉を扱う「中村食肉」が販売しているが、生産は北九州市のヒビキスパイスという会社。使い勝手が良く、焼物、炒め物、揚物、スープ、サラダなどにも使える。

 

 九州の各県肉グルメに思いを巡らしてみる。

福岡は焼鳥、水炊きなど鶏肉が多く、一方でもつ料理も有名。

佐賀は古くからブランドを確立している佐賀牛と三瀬地鶏。

長崎もどちらかというと牛のイメージ…中華街の角煮もあったな。

熊本はなんといっても赤牛で、誰が食しても明らかに肉質の違いが分かると思う。

大分はとり天や鶏飯、由布院や山香で飼育されるブランド牛も旨い。

宮崎は大分に次ぐ鶏肉消費県で、地鶏の炭火焼きやチキン南蛮が有名だが、個人的には焼肉のレベルが高いと感じている。

鹿児島は黒豚のイメージが強いが、薩摩地鶏は宮崎よりも上なんじゃないかという声にも共感できる。

沖縄はアグー豚、特にてびちーでつくる沖縄おでんがお気に入り。

 

 別府の地獄蒸し料理なんかも、スパイス考えてみれば面白いんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

 でわ!