今回観賞魚水槽の演出照明制作にあたり、私の観賞魚用LED照明開発の歴史を紹介します。

 

元々私が熱帯魚の飼育をしていたこともあり、観賞魚用にLED照明(ライト)が使えないかと、バブル後期の1990年(平成2年)から、一緒にカラオケの演出照明や照明のコントローラーを作り販売していた、同級生であり友達のレオン電機設計さんと、2004年5月頃から、5年以上の歳月を掛け、照度及び広角度照射・高耐久・水草の生長促進に必要と言われている光を配合させる等、実用に耐える鑑賞魚用LED照明を開発する事に2009年に成功しました。

 

最後に、水槽用演出照明の無料モニターのお知らせがあります。

 

観賞魚用LED照明 アクアエンゼルAQ-561を

設置した60cm標準水槽(底面ろ過+スポンジフィルター)

自然に近い色になりますが、やや強調された色調です。

 

アクアエンゼルLED 特別仕様を

設置した60cm標準水槽(底面ろ過+スポンジフィルター)

上の写真のアクアエンゼルLED AQ-561と同等の明るさにするには、価格的に2~3倍になり、電気代もAQ-561の約2倍以上になります。

蛍光灯に比べれば省電力になりますが、LED照明としては電気代が掛かります。

しかし、飼育魚や水草の発色を自慢したり、普通の色に飽きてしまい、もっと色鮮やかさを求める方には絶対のお勧めです。

赤い飼育魚が真紅の赤になり、飼育魚や水草の持ち味を生かした色になりますので、水槽の中の立体感が強調されます。

別途、調光コントローラー(タイマー付き)を取り付けると、日の出の朝焼けから始まり、朝・昼・夕方となり、日の入りの夕焼けから日没・夜といった一日を演出する事が可能です。

 

2010年に作った30cm水槽用のLED照明(30cmキューブ水槽 水中フィルター・エアレーション)

タイマーで色が変わり30cm水槽用のLED照明朝焼け・昼間・夕焼けた一日を演出する照明で、この動画の設定は短時間で変化するようにしています。

熱帯魚癒しの小型水槽VOL.2、LED照明朝焼け・昼間・夕焼け tropical fish aquarium healing LED light

 

旧型LED照明を

設置した60cm標準水槽(底面ろ過+スポンジフィルター)

色がシャキッとせず、中央付近は明るいが水槽前面や後面が暗く、

背景が暗くノッペリとした色調で立体感が出ません。

色もあまり綺麗な色になりませんでした。

 

LED照明の良いところは、蛍光灯に比べ白色のみの場合消費電力が約1/2~1/3とエコ対策にもなる上、熱の発生量が少なく開口部が広くなるので、夏場の高温対策(リフトアップの器具代が不要)としても効果的であり、非常にスマート(蛍光管と同等のスペース)であります。

水槽上部が非常に開放的になりますし、耐久時間も約4~5万時間と、非常に長い寿命を持っています。

短くみて40,000時間とした場合、1日8時間点灯で5,000日、13年~14年程度の寿命となります。(その間ランプ交換のお金と時間が省けます)

 

安全面でも、電圧は12Vを使用していますので、感電の可能性が非常に低く安全性も高くなっています。

 

万一水中に「観賞魚用LED照明 アクアエンゼルAQ-561」を落としても、人間や飼育魚が感電しにくく、火災の可能性も低くなります。

但し、器具の内部に水が入ってしまうと器具の故障の原因になります。

(防水仕様には、なっていません。)

 

以上の様に非常に良い事だらけのようですが、蛍光灯に比べ初期費用がやや高価である事がデメリットといえます。

とはいうものの、高温対策用のリフトアップの器具代・交換用蛍光管や消費電力の削減、使用する事によるメリットまで考えれば、安価と言えるのではないでしょうか。

 

旧型のものは、LEDライトの特性上、光の直進性が強く水槽の前面や後面が薄暗く、背景が綺麗に出ない等、LED照明器具の直下から離れた所は段々と暗くなっていました。

色調的にも、新型の観賞魚用LED照明(ライト)アクアエンゼルLED AQ-561は、全体的に光が広がり、旧型と比較して綺麗で立体感があり、水がかなりクリアーに見えるものになりました。

色調については、特別注文により変更する事も可能です。

 

※ポイント

水がクリアーに見え、色鮮やかな熱帯魚や金魚の赤などの発色も良く、見ていてスッキリとした気持ちにさせてくれます。

友達があなたの水槽を見た時、飼育魚や水草の色を見て「あっ」と言わせる事ができるでしょうが、「どんな餌を食べさせたか、どうやってこんな綺麗な色になったか」ひつこく聞いてくるかも分かりません。

その覚悟がある方は、どんどん見せて下さい。

それは秘密という方は、人には見せない方がいいかもしれません。(笑)

 

(上記は、以前のホームページより一部抜粋)

 

2009年ごろから地元の熱帯魚店との協力で魚がきれいに見え、水草の成長にも良く寿命が長い水槽用LED照明を作り、地元で販売していました。

観賞魚用器具のメーカー数社にも売り込みをしましたが、その頃のメーカーの考え方は、色やLEDの寿命のことよりもいかに明るく安く抑えるかという考えがほとんどで、手紙やメールでやりとりをしたり、サンプルを送ったこともありましたが、値段が合わないということでメーカーさんは全滅でした。

その頃一部メーカーさんからもLED照明も販売されていましたが、その頃は白や青の中国製のLEDは、すぐに切れたり暗くなったりしていました。

 

そのおかげもあり、色がきれいなうえに、LEDが切れない暗くならない、ただ値段は高いが、購入者さんにはとても好評でした。

良い物を購入すれば多少価格が高くても、満足度は大きいと思います。
しかしその後、私の販売宣伝力も弱く、国産の上質なLEDを使い高価だったので大した販売量もなく、他社が大量生産で安く作りいつの間にか終わりました。

 

 

その頃の最終販売2012年型照明LED30cm用を、現在2021年8月に設置点灯してみました。

9年間眠っていた30cm水槽用LED照明を点灯した水槽

 

魚は田んぼで捕まえた普通のメダカなので、普通のメダカの色がきれいに見えるという事はありません。

熱帯魚や海水魚・改良めだかなど、色の付いた魚にはいいですね。

 

◎最近あるアイデアから水槽を楽しむための「水槽用の特殊照明開発」に着手

製品の試作品ができたので、どのように見えるかのテストが目的ですが、近日中に屋外でメダカ飼育・繁殖を始める予定なので、屋内メダカ飼育を始めることになりました。

その「水槽用演出照明」は、まだ完成していないので、ここではまだ出せませんが、完成し販売準備が整ったら画像や動画などで紹介する予定です。

 

※お知らせ

9月のいつになるかまだ決まっていませんし確定ではありませんが、発売前の水槽用演出照明キット無料モニターを1名募集する予定です。

無料モニターに応募するには、ツイッターのアカウントを持っていて、私のアカウント aquarium @aquarium879  をフォローし、無料モニター募集のツイートをリツイートすることで、応募したことになります。

 

近日公開予定で、今の所どのような照明かハッキリさせていませんが、メーカーさんや販売店さんも募集しています。

運営者情報に記載しているメールから、お問い合わせを受け付けています。

 
観賞魚水槽用LED照明の開発などついては、
観賞魚水槽用LED照明 カテゴリー をご覧ください。

 

 


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