某ファンサイト管理人の音楽随想記

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海外アーティスト公演で使われる「来てくれる・・・」って、日本人をバカにしてませんか?

2014年03月29日 | 【徒然随想】

以前よりそのフレーズを聴くたびに違和感いっぱいの言葉があります。
あのアーティストが○年振りに日本に来てくれます!
とか、ファン待望の日本公演、やっと実現してくれます!
みたいな、コンサートのコピー。これって、私には日本人をバカにしているようにしか聞こえません。

例えば、最近のポール・マッカートニーの時(※別にポールを非難している訳ではありません。私もポールのファンです。招聘元の告知の在り方の問題の指摘です)。確かに彼は東日本大震災の被災者へのチャリティーを行った事には一日本人として感謝致します。でも、そもそもコンサート料金はスタジアムクラスなのに一人に2万円近いもの!更に、裏話では招聘元間でギャラの競り合いをさせて、もちろん条件の良い方に乗ったからこの価格になっただけ。別に全額寄付したわけでもなく、報道によると日本公演で数十億の稼ぎがあったとか・・・。

つまり、単に日本マーケットに稼ぎに来ただけでしょう。(もちろん熱心なファンサイドからには"来てくれた"という表現も有り得るのかもしれませんが)、第三者の目には、あくまでビジネスとして日本公演を行っただけ。それ以上でも以下でもないと言えます。

なのに、なんで「来てくれる」みたいな、自らを卑下するような表現がまかり通るのでしょうか?戦後直後でもあるまいし、時代錯誤もいいところだと思います。

もっと安価な、特別な公演料であるとか、大半を寄付したというのなら私も素直にこのフレーズを受け入れられますが、でも所詮ビジネスで来ているだけなのだからいい加減ビジネスライクにとらえてもいいのでは、いやとらえるべきでは・・・?と最近特に思います。こんなプロモーション方式、つまりファン心理につけ込んでありがたせる方式はこの時代、いい加減改める時期に時期にきていると言えます。

この感想、私だけでしょうか・・???(汗) 

 



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