パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

魚介が美味しいフュージョンフレンチ「le 122」

まだストライキ真っ最中だった先週、所用で南アフリカから1週間パリに戻っていた友人夫婦を囲んで夕飯を食べることに。

ストライキ真っ最中、ということは…集まるメンバー全員に都合の良い場所という条件はマスト(19時半集合時はタクシープライスが爆上がり、道も混むので、タクシー以外でたどり着けることは必須)。さらに、南アでは食べられないようなフレンチテイスト、1歳半のちびっこがいるのでそこそこカジュアルであること。

私が以前から気になっていた店が、その全部の条件をクリアできそうだったということで、決定。「restaurant le 122」 この店の前を通った時に、パリにしてはテーブルや椅子の配置がゆったりしているなー…と思い、検索してみたらなかなかの高評価だったので、機会があれば訪れたいと思っていた場所。

メニューはアラカルト、またはコース(内容は選べる)。コースは前菜、メイン、デザートで39€(基本プライス)なのでお手頃な方。 ロフト風に造られた2階もあるので、天井が高めなのもうれしい。

フランス人3人、日本人3人(と、ちびっこ)というメンバー。すかさず魚介系のメニューに食いつくのはやはり日本人メンバー。 前菜のカルパッチョ(白身魚)、ソースと合わせたらめちゃくちゃ美味しい。果汁ではなくみかんそのものがのっているという、割と斬新な仕立て方なのに、味わいはなんとなく和風。日本酒も合うに違いない(私たちはシャンパン、からのワイン)。

ちなみにマグロのたたきはごま仕立て。

ちなみにちなみに、こちらは見た目は完全にケーキの「オペラ」…なのに実はフォアグラ! ビターチョコレートとフォアグラのアバンギャルドな組み合わせ。添えられたコンフィチュールとともに口に運ぶと、ワインを飲まずにはいられない魅惑の一皿。

メインには大好きなホタテを。カレー風味のソースで。 ホタテのポワレ、こちらも美味。ソースとの相性も抜群。やはりフレンチはソースが決め手。

こちらは魚(種類は失念)のポワレ。 焼き上がりがふっくらしていて、絶妙な火入れ加減に感心。当たり前だけど、プロはすごい。

そして、デザートのオレンジタルトがこれまた斬新な仕立て方。 上からチョコレートアイス、オレンジクリーム、サクサクのタルト生地。確かに全部重ねたらオレンジタルト。個人的には、ケーキよりもデザート感があったかと。とても美味しかったし、ボリュームもなかなか。

店内のデザイン、空間使いがよく計算されていて、周りを気にせずゆっくり過ごせる雰囲気。 メニューはどれもフュージョン、ネオビストロ調で、たまに行くならこんな店、にぴったり。 これはアタリだったかも。また行こう。

「Restaurant le 122」 122 Rue de Grenelle, 75007 Paris, フランス

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