テレビ、新聞
様々なマスメディアで
「ジェンダー」という言葉がとりあげられている。
平成27年度に大学に出した人権問題の研究論文の中で、この「ジェンダー問題」を取り上げていたので、その一部を載せます。
ジェンダーとは
「ジェンダー(gender)」という言葉は国際的に用いられている英語で、日本では「社会的性別」と定義された性差を示す概念である。一般的には、ジェンダー=文化的・社会的性差、セックス=生物的性差で説明されている。
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ジェンダー(Gender) |
セックス(Sex) |
もとづくもの |
文化的・習慣的・宗教的・経済的な違い |
生物的な違い |
場所 |
変化する |
変化しない |
時代 |
変化する |
変化しない |
「ジェンダー」は、国・地域社会や時代の性役割や規範によって異なるものである。そしてジェンダーによって、固定的な性役割や性差別が生じるため、片方の性にとっては生きにくい社会を形成することが多い。
ジェンダーにとらわれず生きやすい社会にするためには、ジェンダーによる男女差別をなくしていかなければならない。
ここがポイント!
セックス 変化しない性差→尊重
変化しない性差を尊重するという点では、妊娠・出産が女性の人生にとって不利に動かないよう、社会として対応することが大切である。
ジェンダー 変化する性差→柔軟に対応
時代や場所によって変化する(してきた)性差があり、柔軟に対応していくことが大切である。
平成27年度の現状と課題
我が国においては、「男は仕事、女は家庭」といった固定的な概念に呪縛されてきた時代が長く続いてきた。歴史ドラマやアニメでも耐え忍ぶ女性が描かれてきた。女性にとって家庭及び社会においての固定的役割分担、労働条件や雇用の面においても自己表現及び自己実現しにくい不利な立場であった。
憲法は法のもとの平等について規定し、政治的、経済的又は社会的関係における性差別を禁止する(第14条)とともに家族関係における男女平等について明文の規定を置いている。そして、男女の人権を尊重し、その個性と能力が十分発揮できる男女共同参画社会の実現に向けて様々な取組や法整備が着実に推進されてきた。そのため、国民の意識にも変化が見られるようになった。女性の活躍の場が広がり、まだまだ課題は残ってはいるものの性別に関係なく社会に貢献できる時代になりつつある。時代は「おしんからあまちゃん」の時代になったと言える。しかし、依然として、性に起因する暴力や性別による固定的な役割分担等を背景にした差別的な取り扱い等などの課題が残されている。
今後の展望
男女平等の実現に向けた様々な取組が国際社会における取組とも連動しつつ着実に進められてきた。そして1999年(平成11年)に男女共同参画社会基本法の成立というかたちで結実し、新たな段階に入った。少子高齢化の進展、家庭や地域を取り巻く環境の変化、経済活動の成熟化等の社会経済情勢の急速な変化に対応していく上で、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は、緊要な課題である。
こんなむずかしい言葉を使うと
読むのが嫌になってしまうよなぁ
ややこしいじゃまくさい問題ではなくて
自分、そして自分を含めた社会の問題
身近な問題なので
ジェンダーの概念を常に意識して
世の中の出来事や身の回りのことを見ていくことが大切なのかなぁと思います。
つまり
6年も前に
この問題に着目してたぼくが、会長にふさわしい
ざんねん!