【機体攻略】 アッガイ(TB)でそこそこ活躍する方法


連邦兵が嫌がるジオン機体ランキング上位入賞間違いなしなアッガイ(サンダーボルト)ですが、一方で「言われているほど強くない」「火力が足りない」などとも言われおり、強さの程がどの程度なのか意見が分かれています


そこで、今回は具体的な運用方法と共に実際の強さを考察しつつ


アッガイ(TB)でそこそこ活躍する方法をお教えいたします。






3つの鉄板武器  [ メニューへ戻る ]

頭部4連装ロケット・ランチャー(焼夷弾)W


アッガイ(TB) といえばこれと言えるくらいに連邦兵を困らせている代名詞的な武器。当たれば焼夷効果で一定時間微量の継続ダメージと共に、ブースト使用時の消費量を増大させる効果を与えるロケット弾を4連射します。ロケット弾自体の威力も全弾命中で同タイプのバズーカ並ですが、弾がバラける為に全弾直撃は困難です。

使い勝手の良い直射タイプの焼夷弾とあって、榴弾と違いすぐに使いこなせるようになるのはもちろん、榴弾では不可能だった空中での起爆や、空中の敵へ直撃といった幅広い運用が可能になります。

しかし、焼夷効果はネットガンのような強い妨害効果ではない為、ただ燃やしただけではさほど大きなアドバンテージを得られません。特に、高コスト機体や最近実装された最新鋭の機体には注意が必要で、それらは高いブースト容量とブーストチャージを有している為、余裕のある状態の敵を燃やしても大した妨害にはなりません

頭部4連装ロケット・ランチャー(炸裂弾)F


一般的なバズーカ弾と似た弾を4連続で発射する武器。全弾直撃すると合計ダメージが1100となり、いわゆる万バズと同じダメージとなりますが、弾がバラける為に全弾直撃は困難です。

また、ダウンポイント(以下DP)が全弾直撃してやっと一般的なバズーカ弾と同じ400となっている為、バズーカのような足止め用途には使えません

腕部マシンガン


アレックスの腕部ガトリングガンと同じ威力を持つマシンガン系の武器で、アレックスのものより弾数、射程、リロードが上がり、代わりにロックオンが下がっています

普段からロックオンに頼って戦っている場合、近距離では思いの外当てにくく火力が出ません。機体の小ささを生かして密着状態で張り付くか、逆に射程ギリギリまで下がって戦うなどの工夫が必要となります。


火力が足りなく感じる理由  [ メニューへ戻る ]

バズーカ並の火力を持つ焼夷弾に加え、アレックスの腕部ガトリングガン並のマシンガンと万バズ並の炸裂弾を持つコスト320と聞けば、皆口を揃えて「高火力」「火力が足りないなんてとんでもない」と言うでしょう。ジオンを絶滅寸前まで追い詰めた全盛期のアレックスを知る古参であればなおのことです。

しかし、アレックスが猛威を振るったのも過去の話

かつて、原作ばりにケンプファーを蜂の巣にしていた腕部ガトリングガンも、いまや火力目当てで使う連射武器としては平凡で、それより火力の劣る一般的なマシンガンなどは完全にDP目当ての武器となっており、それらは火力を捨ててH型が選ばれているのが現状です。

万バズもまた、高アーマー化が進んだ現在では火力としてのインパクトに欠け、火力の話からは逸れますが、最大の売りであったストッピングパワーもDP制導入により一般的なバズーカと同じになってしまいました。

ですから、既に全盛期のアレックス並な火力では高火力と呼べない環境であり、高火力という印象は昔の名残と言っていいでしょう。

アッガイ(TB)にはそれらに加え、炸裂弾は弾がバラける為に実質的な火力は万バズよりも低いという問題がありますから、決して高火力ということはなく、現環境に対応できていない古い機体を含めた評価において、コスト320にしては火力があるという評価が適切かと思います。

では、コスト320にしては火力があるはずなのに、なぜ火力が足りないという意見が出るのでしょうか。

コストを無視した基準での話もあると思いますが、実はそれだけではないのです。その秘密は武器の特性にあります。

アッガイ(TB)の焼夷弾と炸裂弾は、4点式な都合上、弾1発あたりの威力とDPが一般的なバズーカ弾を4分割した性能になっています。これにより、まずバズーカのような瞬間火力を売りにした武器の長所である、一瞬で大ダメージが与えられる点が損なわれます。攻撃に要するに時間が増えることで身を晒す時間が増しリスクが高まるのはもちろん、せっかく奇襲を成功させても、1発ないし2発が命中した段階で敵が気がつき回避行動を取り始める為、ただでさえバラけて当てにくい弾がますます当てにくくなります。

更に、DPが4分割されている為、バズーカ系武器のもう1つの売りである、1発で敵を怯ませ動きを止めるという長所も発揮できません

これにより、単に当てにくく火力を発揮しにくいだけではなく、敵を倒しきれず逃がしたり、こちらがポンポン撃っているところに怯みやよろけが発生する攻撃を差し込まれて返り討ちに会いやすいのです。

以上のことをまとめるとこうなります。


コストを考えれば火力が低いということはないが、武器の特性上スペック通りの火力を発揮しにくい。敵の動きを止める力が弱く、決定力がない。


武器のスペックに関係なく、敵を倒しきれなかったり返り討ちに会いやすければ、自ずと「火力が足りない」という感想も生まれやすいのではないでしょうか。


武器の特性を生かした戦い方  [ メニューへ戻る ]

これまで焼夷弾と炸裂弾が4点式であることが問題点と述べてきましたが、実はその4点式であることが長所でもあります。

単独や少数で敵と戦う場合、今までお話ししたように、火力が発揮しにくく足止めも苦手であまり強くありません。

しかし、4点式の1トリガーで4発発射し弾がバラけるという特徴は、広範囲にばら蒔くことにとても適しています。ですから、火力よりもまず燃やすことを第一の目的としている焼夷弾との相性が抜群に優れているのです。

また、単独での戦闘では、高コスト機体や最新鋭機体に対して効果の弱かった焼夷効果も、余裕のなくなる集団戦では効果が上がり、敵のブースト管理や計画を狂わせます。

焼夷効果の副産物として、燃焼中の敵に表示されるマークが障害物越しにも表示されることを利用して、倒しきれず障害物裏に逃がした敵の位置を知ることが出来ます。


多数の機体がひしめく状況下で、焼夷弾がもたらすこれらの効果により敵の防衛ラインを混乱させ崩壊に導くことこそ、連邦兵が嫌うアッガイ(TB)の本領なのです。


この運用方法におけるアッガイ(TB)の強みはまだまだあります。

バズーカ系の長所を欠いている為、いまいち使いにくかった炸裂弾も、焼夷弾をばら蒔く運用方法においては評価が一転します。焼夷弾と同じ4点式ということで併用しやすく、焼夷弾と共にばら蒔き敵アーマーを削るだけでなく、絶え間なく爆風を巻き起こして敵兵士の精神をも削る厄介な武器へと変貌するのです。

炸裂弾、マシンガン共に内蔵武器である為、障害物裏で燃えている敵を即座に炸裂弾の爆風で追撃したり、たまらず飛び出してきたところに素早くマシンガンを浴びせることができます。普段はばら蒔きに徹し、追撃や味方のフォローが必要な場面で、即座に武器を切り替え攻撃が可能です。

防御面でも相性の良い特徴を有しており、小型機体な為、この運用方法での戦闘距離では被弾しにくく、その上盾もあり、盾と内蔵武器との組み合わせにより即座に盾防御を発動させて身を守れます。盾耐久力こそ高くはありませんが、モジュールスロットが4スロットある為、シールド大破抑制モジュールを装備して生存能力を更に高めることができます。

小型機体ゆえに被弾しにくい為、盾が壊れても盾の復旧を優先する必要はなく、焼夷弾の弾を補充しながら複数回に分けて盾を復旧させる余裕があります。これにより戦線が維持しやすくなるのはもちろんのこと、戦闘時間が延びてスコアも向上します。

1ヶ所に4発撃って広範囲を燃やすもよし。4ヶ所に分けて撃つもよし。ひたすら焼夷弾をばら蒔き、とにかく燃やして燃やし続けることがアッガイ(TB)のもっとも効果的な運用方法です。

言われている程強くはないと感じていた方は、是非とも上記の方法で戦ってみてください。

人によっては、そんな単調な作業は嫌だという方もいらっしゃることと思います。しかし、これがもっとも効果的な運用方法であり、連邦兵を苦しめているのも事実です。ですが、強いから、効率が良いから、勝てるからやれというわけではありません。強い運用方法には必ず強い理由があります。やってみなければ分からないことも沢山あります。予め決めた1つに絞ることで戦場全体を見る余裕も生まれます。すると、なぜこの機体、運用方法が強いと言われているのかを知ることができます。そして、そこから現環境の戦場はどういった傾向にあるのかを知ることができるのです。

また、そういった作業自体、単調そうに見えて実は工夫のしどころが多々あるものです。1つに絞ったからこそ、細部まで目が行き細やかな工夫が生まれてきます。そしてそこで得た経験が、増えた引き出しが、あらゆる戦闘、あらゆる機体の運用に生きてくるのです。


選ばれなかった武器  [ メニューへ戻る ]

アッガイ(TB)には他にも優秀な武器がいくつかあります。

ヒートブレードD式は、ダッシュ格闘のブースト消費がやや大きいものの、攻撃範囲が素直で使いやすく、伸びと速さにも優れた格闘武器です。

地雷は、スペックこそスナイパーが持つものと同性能ですが、機体の速さと視認のされにくさを生かし、自ら地雷を投げつけられる距離まで接近して使用可能な、非常に面白い武器となっています。

近距離型拡散焼夷ロケット・ランチャーは、小型な機体サイズを生かして身を潜め、一気に張り付いて戦う際に便利な武器です。焼夷効果以上に爆炎による目眩まし効果が優秀で、攻めでももちろん、逃げにも使える面白い武器になっています。

しかしながら、いずれの武器も魅力を引き出すには敵に接近をして使用する必要がある為、現在の環境では趣味装備の域を出ません。なにより、焼夷弾ばら蒔き運用と鉄板3装備との相性が優秀過ぎる為、他の入る余地がないのが現状です。


以上でアッガイ(TB)でそこそこ活躍する方法は終わりになります。

過去に戦場を制した強機体のような圧倒的強さはありませんが、味方と協力して戦う集団戦で効果を発揮する特性は、50人の味方と連係して戦うガンダムオンラインにぴったりな機体と思います。

そしてなにより、高い技術がなくともそこそこ活躍できるという点が、このそこそこガンダムオンラインにぴったりではないでしょうか。

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