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【物販卒業】2020年を振り返る

あっという間に年の瀬師走。

2019年5月にAmazon輸入の仕入れを完全にストップしてサービス事業に本腰を入れ、アプリ開発や価格改定リリース、地上波CM放映など怒涛の2020年を少し振り返る。

昨年末は資本政策に奔走していたが今年入ってから事業リスクの排除、プロダクト改良、認知度向上の3本柱を自己資本でレバレッジ利かせて広げていこうと決めていた。もっとも進めたのは事業リスクの排除。星氏を社外取締役として迎え入れアマゾン側、しかも本社セラー事業部のトップと友好関係を創ったことはSolutionProviderとして長期運営するにあたっての大きな一歩となっただろう。真似しようとしても簡単ではないはず。簡単に見えるのは周囲がピーピー鳴いている横で愚直にルートを探っていたからだ。言うは易く行うは難し。だ。

お仕事やCM放映の狙いなど

一方、事業モデルに関しては大きく形態を変えた。情報集約から情報活用へ、Webサービスからアプリケーションを包括的に利用できる体制へ。organicやsnsも含めた純粋な獲得ベースのCPAは年間通してLTVの5%未満というのも素晴らしいパフォーマンスだ。大きく広告費をかけた地上波TVCM、送料キャンペーンも無事回収見込みも目途が付いた。正確にトラッキングできないオフライン広告であるがVCから投資営業、メインバンクからの与信、B2B路線の開拓など売上面ではない副産物も沢山生まれた。さらに万が一ポシャっても、金融領域からはアクティブな事業活動として評価され再起のきっかけにもなる。CM放映は莫大な費用がかかるリスクある広告ではなく、最高のリスクヘッジだとも捉えれるだろう。

変化と失敗談

ようやく物販脳からも脱却でき「単月700万の利益!」等のKPIを追わず基本的に四半期ベースで販管費を調整しながら予実管理を軸に乖離を見ながら戦略も立てれてきている。社員、エンジニアも着実に増えている。キャッシュも確実に伸びており、今後の事業投資活動もアクティブに攻めれている。本厄年なのに躊躇せずイケイケなのは天性なのか??

良い話ばかりでは面白くないだろうから今年の失敗も少しふれておこう。夏前ほど、とある企業へ事業譲渡を打診したが商談は破綻。スモールMAではあるが十分シナジーも考えられた。しかし人生そんなに思い通りにいかないもの。さらに、2020年4月にリリースしようとしていたファクタリングを用いた新規事業も70%ほどまで開発を進めたが、リスクと収益性からお蔵入りになってしまった。金融庁担当者や弁護士とのリスクマネジメントも徹底的に進めていたがきっぱりと諦めた。因みにお蔵入りになった事業の名前は「ソナウレ」を予定していた。備えあれば患いなしの略語、センスはないよね。

来年にむけて

(勿論セラスケ事業の伸長も努力するが、)来年はポートフォリオを作ってセラースケットの月額課金を主体とするモデルから脱却を目指す。どの分野に攻めるかは方向性は決まっているが何かの拍子に全く違う畑に行く可能性もなくはない。基本的に事業は「仕入れて売る」「(モノやサービスを)作って売る」の2パターンしかない。私は後者かつ在庫を持たないという条件でポートフォリオを広げていく考えだ。現状維持は衰退でしかなく、他人の事を心配している暇があれば必死に次の手を考える。事業家たるもの、顧客を観察し、未来を見据え、日々の業務を粛々とこなし、自社株の価値向上に努める。他人や競合他社を気にしていては前に進まない。どんな手を使ってでも勝ち筋を見つける。

2020年はコロナウイルスで翻弄されっぱなしだったが、いち早く日常に戻れることを願って、来年も教育現場や被災地に積極的な寄付活動も行っていきたい。知っている人はごく少数と思うが私はSDGsへも深く興味があり今後の事業拡大もソレに沿っていくだろう。来年も頑張ろう。


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(消毒液寄付先の校長先生と...)

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