さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

天覧山ひとり岩トレ№38―――トラバース岩9往復に成功しました! そしてその夜、夢にさっちゃんが・・・・

2022-01-14 18:30:06 | 僕の自由時間
このブログはさっちゃんのブログなのに、さっちゃんの話題がなくて、登山や岩トレばかりになってしまいます。
でも、そもそも山が二人を結び付けるきっかけですから、山はさっちゃんと切り離すことが出来ないテーマなんです。
僕にとって、山はさっちゃんの面影に満ち満ちた場所です。
さっちゃんを思い浮かべる記憶が蘇る場所なんです。
直接的にはさっちゃんは登場しませんが、僕だけが楽しんでいるような登山や岩トレの話題を綴ることも許してください。

天覧山ひとり岩トレも38回を数えるようになりました。
よく続いていると思います。
トラバース岩を始めたころは1往復を完成させたり、2往復半の壁を突破するのが大変でした。
まさか10往復できるとは想像もつきませんでした。
でも今、その10往復実現が目前に近づいています。

昨日も、まずは最下部岩場5往復のウォーミングアップから始まりました。
柔軟体操とストレッチを入念に行なって、ストップウォッチをセットしました。
でも、1往復半直前で岩のホールドを掴み損ねて、あえなく落下。
この日の岩はまだとっても冷たくて、長く掴んでいる気分にはなれません。
しかも、岩も指先も極度に乾燥していて、滑り易いことこの上ありません。
あまりに冷たくて、僕は再トライすることも断念してしまいました。
そそくさと切り上げて、上のトラバース岩に向かいます。

トラバース岩は日当りのいい岩場ですから、岩は冷たくなく温かいくらいです。
いつもならまず昼食にしてから始めるのですが、この日はすぐにスタート。
目標は8往復半ですが、右肘の調子を見ながら無理はしないことにしています。
前回が5往復で落下でしたから、そのくらい出来ればいいと思っていました。
半往復ずつ端っこではゆっくりと休みながらトラバースします。
特に右端では楽な姿勢をとれますから、そこで肘や指や上腕のストレッチ運動を毎回行ないました。

本当にゆっくりゆっくりですが、半往復ずつ積み重ねていきました。
前回の落下の原因が足運びを間違えたことでしたから、その点も意識的に注意しながら、丁寧に半往復ずつこなしていきました。
前回届かなかった5往復半まで進み、今日こそは目標の8往復半を達成しようとの目的意識が強くなって来ました。
それまで以上に注意深く手と足の運びを進めます。

そして、8往復達成して、8往復半に向かう時、指や腕の筋肉疲労を突然感じ始めました。
腕が少しプルプルし始めていました。
バランスを崩して腕への負担が大きくなると、支え切れずに落下してしまいそうです。
それを何とか耐えきって、8往復半に到達しました。
嬉しかったですね。
筋肉は正直で、今の僕の筋持久力は8往復ほどまでだったんですね。
この日はその壁を少しだけ乗り超えました。
そして、おまけでもう半往復しました。
9往復です!


▲13:21。右端には太いコンクリート製の杭があって、その上に立って休憩することが出来ます。そこで毎回ストレッチしました。写真は肘のストレッチをしているところです。9往復達成後、撮影しました。

この日はこれで終了です。
トイレにも行きたくなったので、急いで荷物をまとめて中腹広場へ降りて行くことにしました。


▲13:46。トイレの後は、写真の東屋で昼食休憩。S上さんに下山連絡で嬉しい報告もしました。

帰路、家の近くで蝋梅の咲いているのを見つけました。
春の便りか! と思いましたが、調べてみると蝋梅は晩冬の季語なんですね。
立春は2月4日ですからね。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

トラバース9往復の成功は思いのほか僕の肉体にダメージを与えていたようです。
ダメージというのは大袈裟でしょうが、疲労感ですかね。
夜の10時ころに一度寝てしまって、11時過ぎにいったん目を覚まし、再度眠りに就いたのは1時ころ。

朝、トイレに行きたくなって目覚めた6時過ぎのことか、7時半にセットしておいたアラームが鳴り続けていて目覚めた8時ころだったでしょうか。
僕は自分が夢を見ていたことに気付きました。
夢というのは、それを見ている最中はあれほど鮮明なのに、起きて時が僅かに経つだけで、何故あやふやにぼやけて来るんでしょうかね?
僕は大人になってからはほとんど夢は見ないのですが、久し振りに見ました。
天覧山の疲労感が夢を招いたのかもしれません。
そしてその夢の内容を珍しく覚えています。
もちろん、覚えているといってもほんの一部、大筋だけですけどね。

その夢はさっちゃんの退院後の家での暮らしぶりの夢でした。
退院は早くても2月下旬だったはずなのに、やたら早い退院だなぁと、夢の中で冷静に考えている自分もいました。
全部を詳細に記憶していれば、一遍のエッセイくらいにはなると思いますが、何分ほとんどを忘れていますから、数行で終わります。

さっちゃんは家の中を自力で歩いていました。
時々は立ち上がったりする際に手助けすることもありましたが、普通に歩いていました。
トイレも前と同じように便座に座って、さっちゃんの前には僕がいました。
以前同様、リハパンとパッドだったと思います。
食事も前と同じでした。
全介助で僕が食べさせてあげていますけれど、前と同じようなものを食べていました。
さっちゃんはたくさん笑顔を浮かべていました。
そして、驚いたことに普通に喋っていました。
口数は少ないですけれど、話している意味は分かります。


僕はそんなさっちゃんの姿を目の前にして(夢の中の話ですが)、幸福感に浸っていました。
何よりもさっちゃんと意味の通じる会話が出来ることが夢のようでした。
夢なんですから、当り前ですけどね。
でも、これが正夢であって欲しいと、心から思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三が日にみさきさんと陣馬山... | トップ | 長く、標高差のある湯久保尾... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

僕の自由時間」カテゴリの最新記事