お金が絡むと、人は自分の本心や物事の真実を見失うことがあります。
小さなオフィスですが、もの作りをしたり、選んで、それを他人様に販売するということを私は生業の1つとしています。
それには、お客様に対する責任が発生しますが、同じくらい未来に対しても責任を持たねばならないと考えています。
自然環境、人を含めた生き物に対して、お金を頂くのですから怖れをいつも抱いています。
今日も、blogにお寄り頂き有難うございます。
以下、過去に書いた記事を再度更新してお届けします。
経典の細かな解釈を学び、皆様にお話しできるよう組み立てたりすることができる「法話」関連の授業を終えました。
2023年1月(令和5年)
大学一年間かけて学び、前期「人信」、後期「教人信」と、自分で経典を選び組み立てた法話を発表をしました。
殆どが社会人で、大人になってからの利害関係の無い、ツーカーと言える間柄は貴重な存在です。
そして、過去の記事に思いを馳せ、改めて、ご紹介しようと思いました。
Photo: markus-spiske
私が、アラカンにして、宗教学や仏教を大学で学ぶことにした理由もそこにあります。
現役のころ教員免許を取得するために教育心理学を学び、民間の心理学の資格を取得しても、学問としては理解できるけれど、モヤモヤして腑に落ちないでいました。
そこで、仏教を選んだのは、
ダライ・ラマ氏の言葉
「すべての宗教は、人間性の向上、愛、他者への尊敬と苦しみの共有を強調し、人々の永続的な幸福を目指している」
そして、仏教と他の宗教の大きな違いは、外的な神を想定しないこと。
その変わり、私達一人一人が尊い存在であり、それぞれが内なる仏(完全な真実の自己、慈悲と智慧の限りない仏)を持っていること。
そのことこそ、私達や、科学技術や生命医学、経済学、政治に携わるものが持っていなければならないものだと感じたのです。
どんなに科学技術が進歩しても、それは喜ばしいことばかりではない。
技術者や企業、そしてその国に富みを齎すかもしれないが、その一瞬の栄誉と喜び、物質的な富と引き換えに地球を俯瞰からみれば破壊するものかもしれない。
また他の国にとっては良くないことかもしれない。
また、自由市場の経済学は、不平等・格差を全く無視していることがあります。
多くのサービス・財の恩恵を受ける人と締め出される人がいるのも事実です。
その両方を意識し、自分のことと同じように他人や他の生き物も尊い存在であることを意識しておくべきです。
私達は、お金や執着心による愛などの煩悩に流されがちです。
だからこそ、自分の中の仏、弥陀如来の存在を意識することが必要だと思います。
今日もおいでいただき、読んでいただき、有難うございます。
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