九州以外にお住いの方は「一文字のぐるぐる?それは、なに?」と思われるかもしれませんが
お料理なんですよ
今、店頭には、葱が沢山並んでいます。
冬の寒さで甘味が増した様々な種類の葱が春の今頃に出てくるのですが
その中でも、ワケギ(分葱)と言われる葱を使った熊本県の郷土料理が「一文字のぐるぐる」です。
※以下、ワケギで統一します
旬の食べ物は、美味しくて、お財布にも優しくて、身体にも良くて、言うこと無しです
一文字のぐるぐる の 作り方
1.ワケギを洗い(根のヒゲの部分の土は洗い流すか、気になれば切っておいてください)、長いまま茹でます。お湯を沸かし、お塩少々入れたもので、根の白い方から茹でてくださいね。
2. 茹でたワケギをザルに取って冷まし、キッチンペーパーや布巾で水気を拭きとってください。
※冷ましている間に、酢味噌を作りっておきましょう。市販の酢味噌を使っても大丈夫です。
3. 2のワケギの根の白い部分を中心にして青い部分を巻き付けていきます。
最後は、結ぶか、先っちょを切った粘りでくっつけるかしてくださいね。
4.このようになります。巻き方がヘタですみません。
ワケギだけでも十分美味しいのですが、茹でた烏賊(いか)や蛸(たこ)を添えると豪華な感じになります。
酢味噌ととても合います。
私が育った地域でも、畑で収穫したワケギで一文字のぐるぐるを作り、お酒の肴として、ご飯御おかずとして食べておりました。
ワケギの栄養は?
わけぎはβ-カロテン,ビタミンCが豊富に含まれます。
β-カロテンは、活性酸素の働きを抑制する作用があり、また皮膚,粘膜,目の網膜を健康に保つ作用のほか、風邪の予防、つまり免疫力を強化し細菌やウイルスから身体を守る働きがあります。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促しメラニンの生成を抑えシミを予防してくれます。
さらに、便秘を改善し整腸作用のある食物繊維、ナトリウムの排泄に関係のあるカリウム、貧血予防の鉄などの栄養成分も多く含んでいます。
わけぎのヌルヌル成分(水溶性食物せんい)は、たんぱく質の消化を助け、胃腸の粘膜を保護してくれる働きがあります。
出典:福山市医師会より
一文字のぐるぐるの名前の由来は?
6代目藩主細川重賢の時代、肥後藩の財政が苦しく立て直しを図って倹約令が出された際に、安くて美味しい酒のつまみとして考えだされたのがはじまりといわれている。一文字はわけぎの別称で、植えてある姿が「人」の文字に見えたとか、または、ねぎが「き」と一文字で呼ばれていた御所時代の女房言葉「一文字草」に由来する。熊本県の一文字は、白根の部分の膨らみが特徴的な名産品だ。
ぐるぐるとは、さっとゆでた一文字の白根の部分を軸に青い葉の部分をぐるぐると巻き付けたことで名付けられた。
出典:農林水産省「うちの郷土料理」より
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