輸入ビジネスで美味しい商品ほど大赤字になる

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輸入ビジネス失敗談 超おいしい商品を大量仕入れして大損した話

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輸入ビジネスでおいしい商品を見つけた時、思わず大量仕入れしたくなることはありませんか?

特に、仕入れ時の商品単価が高いと、目標とする仕入額に早く到達するため楽できてしまうんですよね。

わたしの経験上、おいしい商品ほど仕入れ時には注意が必要だと思っています。そのおいしい商品は自分ひとりだけが発見したものではなく、すでに多くの方に発見されているものです。

その結果、価格崩壊が起きて最終的に赤字で売りさばくことになっていく、そんなことが多々ありました。商品1つ売ればで10,000円近いの利益が出るはずが、1つ売れば-10,000円の赤字が出る商品に化けました。

おいしい商品とは何か?

そもそもおいしい商品とはどういったものなのか、説明していきます。

仕入れ単価が高い商品

多くの輸入ビジネス実践者が毎月、仕入れ金額を目標にしています。

輸入ビジネスは仕入れた金額の分だけ儲かる、そんな世界です。ゆえに、仕入れ単価が高ければ高いほど、目標とする仕入れ金額に早く到達できるようになります。

目標とする仕入れ金額に早く到達できる、ということは、そのぶんだけリサーチの負担が減るのです。そのため、おいしい商品となりえます。

たとえば、仕入れ金額の目標を10万円としているのであれば、

  • 1,000円の商品なら100個見つけなければなりません。
  • 2万円の商品であれば5個見つければ作業終了です。

上記の例でいくと、リサーチ作業が1/5で済むので楽なんですよね。しかもそれを5個仕入れてしまえば、わずか1商品で作業終了です。

注意点としては、おいしい商品=儲かる商品ではないということです。

おいしい商品と儲かる商品の違いは、この仕入れ単価の違いにあると言っても良いでしょう。

要は、楽できてしまうのがおいしい商品の特徴というわけです。楽できるおいしい商品には罠があるのです。

価格差が大きく利益率の高い商品

価格差が大きいと利益額が増えます。利益率が高いとキャッシュフローを健全に保てる傾向が強いです。

たとえば、今回の記事のテーマだえる問題の商品は、販売価格が25,000円で仕入れ価格が10,000円ぐらいでした。

おわかりでしょうか?1個売るだけで10,000円以上の利益になるのです。こんなものが5個、10個と売れれば…。もうそれだけで生活できてしまいそうですね。独占できれば。

かつ、よく売れている商品

大量仕入れに踏み切るには、その商品が毎月大量に売れていなければなりません。

大量に売れてさえいれば、強気に仕入れをしたとしても最悪の場合赤字で売りさばくことができます。

逆に、あまり売れていない商品だと価格を下げても売りさばくのがむずかしいです。よく売れている商品は大量仕入れのターゲットになりやすいです。

ライバルが少ない

ライバルが少ないと独占して販売できる可能性が出てきます。

独占して販売できるということは利益を独り占めできるということであり、利益も多いし回転も早くなります。

価格崩壊におちいる可能性もぐっと下がります。販売価格を自分で決めることさえできます。

わたしもよく、ライバルがいない状態であれば高値で販売してきました。儲からない商品でさえ儲かる商品に変えることが出来る、それほどライバルが少ないということは重要なことです。

輸入ビジネスにおいて、ライバルが少ないということはもっともおいしい商品と言えます。

なぜ、おいしい商品は仕入れてはいけないのか?

そのおいしい商品、見つけたのはあなただけではない

輸入ビジネスではどんな商品であろうと、その見つけたおいしい商品は自分だけが見つけたものではないということを意識しておくべきです。

リサーチ作業の効率を上げるツールがたくさんありますので、

このおいしい商品は自分だけが見つけたものだ!

なんてことはほぼないと思ったほうが良いでしょう。

あなたがおいしい商品だと思うのであれば、他の人もおいしい商品だと思っています。大量仕入れすべきかどうか、考えていることでしょう。

本当に見つからない商品というのは自社製品か、もしくはアメリカAmazonやその他大手ショップ以外から仕入れた商品ぐらいなものです。

これはおいしい!よし、大量仕入れだ!と思うのはあなただけではない

価格差も大きい、利益率も高い、よく売れていて、ライバルも少ない…よし、これは大量仕入れだ!

そう考えるのはあなただけではなく、他の人も同じです。

ライバルたちは『できるだけ早く、楽して目標とする仕入れ金額に到達したい』、と思っています。

価格差が大きく、利益率も高いとなると、価格を下げる余地が多くあることになります。価格競争になると大幅な変動が起こります。

毎日毎日、大幅な値下げが行われ、底なし沼のように下がり価格崩壊…。おいしい商品ほどそういった傾向にありました。

だからこそ、わたしはおいしい商品ほど大量に仕入れないのです。そもそも仕入れないことも多いです。

おいしい商品を大量仕入れした結果、大赤字

25,000円で売れまくっていた商品が8,000円まで価格崩壊

わたしが経験した中でもっとも大きな事故を起こした商品は、25,000円で売れまくっていたものが8,000円まで価格崩壊を起こしたことです。

時間をかけて8,000円まで下がったのではなく、わずか数日の出来事でした。

ライバルも爆発的に増えていたため、価格競争についていかなければいつ売れるのかわかりませんので、ついていくしかありません。

在庫30個以上のセラーが多数発生

ライバルが爆発的に増えたということはよくありますが、在庫が30個以上のセラーも大量発生したのはちょっと珍しかったです。それほどおいしい商品だったということでしょう。

30個も在庫があると自分以外のセラーがいなくなるのをゆっくり待つことがむずかしいです。

価格崩壊が起きてもその分だけ他のセラーがいなくなるのも早くなるため、時と場合によっては待つこともありますが、さすがに在庫が30個以上のセラーが大量にいるとなると価格競争についていくしかありません。

価格を下げても下げても全然売れない

たとえよく売れている商品であっても、ライバルがあまりにも多すぎると価格を下げても売れないんです。

その理由は、多くの人が自動価格改定ツールを使っているためです。

Amazonは価格でしかライバルと差をつけるところがありませんが、価格を下げても下げてもみんな追従してきます。全く差別化ができないんです。

でも売るためには下げるしかない、抜け出すことのできない負のスパイラルです。

まとめ

  • おいしい商品 = 利益、利益率が高くよく売れていてライバル不在の商品。
  • おいしい商品にライバルたちは群がる。自分だけがおいしい商品を見つけている、ということはない。
  • どんなに魅力的に見えてもいきなり大量仕入れはしないほうが良い。
  • リサーチがめんどくさくて目標とする仕入れ金額に早く到達させたい気持ちをぐっとこらえる!

たとえどんなにおいしい商品であっても、Amazonで販売する以上大量仕入れはしてはいけないってことです。大量仕入れが許されるのはメーカーや卸と直接取り引きをしているような場合です。

どんな商品でもわたしは5個以上は仕入れないようにしています。これ以上仕入れると売りさばくまでに時間がかかり、売り切ったあたりではほとんど利益が出ないか赤字になっているってぐらい価格崩壊おこしてます。

仕入れ単価が高いもの、1万円以上のものはちょっとしたお小遣いを稼ぐような気持ちで1個だけしか仕入れないようにしています。回転重視です。

目標とする仕入れ金額に早く到達したい、楽したいという気持ちは輸入ビジネスにおいて大敵です。

楽して稼ぐのではなく、苦労して稼ぐ道を選ぶようにしていきましょう。

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