私はAmazonPrime会員なので、

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今日は「殺し屋1」というマンガを無料で読みました。

酷い暴力シーンと惨殺シーンとかのエログロマンガなので、オススメでは無いです。

その主人公1は殺し屋の主人公で学生時代にイジメを受けていた過去を持ち、そのトラウマをジジイ(元暴力団員?)に利用され、

対象人物が過去に自分を虐めたとされる人物(時としてジジイの刷り込みによる架空の者)に重なった時、

泣き喚きながら発作的に相手を殺害する。

というもので、1の話している言葉も22歳のものとは思えない、幼い感じです。

そして認知も歪んでいるのでそれもジジイに利用されて殺人鬼となってしまっています。

 

これを読んでてよぎったのが

ケーキの切れない非行少年たちという本です。

 

 

 

 

殺し屋1も認知能力に問題があったり、人とのコミュニケーションが上手く行かずに

学校で酷いイジメにあったり、工場の仕事もうまくいかなかったりしてバカにされている。

そして甘い言葉や理解ある風を装った悪い大人に言いくるめられて殺人をさせられている、

と思うと、障害児親としては心が痛む。

療育や支援教育は大切な事なんだな。と思います。

 

こうちゃんは幸い(?)知的障害が重度なので、色んな療育や支援教育を受ける事が出来て、

デイとかでも配慮のある大人たちがこうちゃんの成長を見守ってくれる。

こうちゃんがいつも笑顔でいられるのも、様々な支援の中で生きているからだと思う。

この本によると、軽度だったり境界知能(IQ70~84)ぐらいのお子さんだったりすると、支援から漏れてしまい、

でも普通の人に合わせて生きるために色んな人から怒られたり、いじめられたりしながら、

でも何が悪いのか理解ができずに問題を拗らせてしまったりする事がある。とある。

 

本来なら全ての子供たちに配慮を求めたいけれど、先生自体がいっぱいいっぱいで忙しくて

支援の子供以外は普通の子供に合わせて当然みたいな雰囲気にさらされたりする。

知的や認知が少し足りない事で、「やる気がない」「根性がない」「変な奴」といわれる。

 

支援とまではいかなくても、苦しい時や生き辛い時に話を聞いてくれる「場」は

知能関係なく、どの子供にも必要なのかなと思います。

昭和の時代なら保健室とか令和の時代ならスクールカウンセラーとかかな。

そして辛い時には辛いと言っていいんだよ。苦しい時は苦しいと言っていいんだよ。

相談する事は決して恥ずかしい事ではない。

誰もがみんな、幸せに生きる権利があるのだから。

という事を伝え続けるのは大人である私たちの義務だろうと私は思います。