2018年4月20日金曜日

2018/4/19(木) 中日に連勝できた!!


早く帰宅して、松坂投手vs小野投手という、タイガースファンにとってはビッグコンテンツともいうべき試合を観ようとしたが、関西地区では地上波テレビ中継がない...と思ったものの、我が家はAndroid TV、つまりDAZNのアプリがインストールされたテレビを最近購入したので、十分大画面で視聴ができた。

 

さて、本日の小野投手は素晴らしいピッチングだった。序盤からマウンドの固さに苦しみ、体が開いて制球に苦しんでいるように見えた。だが、そこをうまく梅野捕手がリードし、なんとかマウンドにアジャストして、普段より球速はないが145km/hの速球とフォークで凌いでいた。特に2回は四球、エラー、暴投のノーヒットで1点を失いさらに四球でピンチを招いたが、1失点のみで切り抜けた。

 

登板する試合すべてが好調でよい球を投げられるわけではない。味方や自身もエラーする試合だってたくさんある。その試合で崩れずにこのようにゲームをある程度コントロールできるかどうかが、投手の価値だ。

 

また、その2回に、松坂投手に2ボール0ストライクとなったところでマウンドに内野陣が集まったが、この間が本当に良かったと思う。

 

打線はまだまだ調子がでていないが、チームの雰囲気は悪くないと感じたシーンだった。

 

また、終盤に見せた8回の俊介選手の守備は、Great !! としかいいようがない。やっぱり今シーズのヒットがまだなくても、守備で1軍にいなくちゃいけない選手だなと痛感した。タイガースはいい選手に恵まれている。

 

対する中日は、松坂投手という「甲子園春夏連覇」「PLとの延長17回」「沢村賞」「WBC連続MVP」「メジャーリーガー」という既に伝説投手が先発だったが、今日の出来は不調のタイガース打線ではなくても、せいぜい73得点ぐらいしかとれなかった内容だと思う。カットボールとスライダーの区別がまったくつかない上に、ストレート系のツーシーム、フォーシームが140km/h前後なものだから、スライダー系の速度と差があまりない。なのに曲り幅が異なる。これは確かに打ちづらい。

 

ひょっとしたら今シーズンの松坂投手は10勝近くいけるんじゃないかと思う。

 

また、今日に関しては、僕はその松坂投手の雄姿を、タイガース戦で観られたことに感謝したい。全盛期のように156km/hの剛速球を投げ込むことはない。でも、頂点を極めた男が挫折を経験し、長い間苦しみぬいて新たな自分を見つけ出し、復活してきたことに感動を覚えている。

 

ありがとう、松坂投手。でも、本当に復活したと呼べる日ではなかったと思う。まだまだこれからに期待している。

 

さて、今日は甲子園へ戻って、伝統の一戦だ。しかも菅野投手vs藤浪投手。もちろん観戦に行く。ともに侍ジャパンに選出された投手の対決だが、それに加え「日本のエース」菅野投手に対して、長い暗闇から一筋の光が見えた藤浪投手。他球団ファンであっても、ちょっと気になる試合だと思う。

花金にこのわくわくするゲームをライトスタンドで観戦。かーっ楽しみ過ぎる!!

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2018年4月19日木曜日

2018/4/18(水) 中日に勝利!


仕事がうまく片付かずに、帰宅したときはすでに21時近かった。すでに中日ドラゴンズとの試合は佳境。入浴もせず、発泡酒の缶を開けてテレビをつけた。

 前日の豊橋球場での試合が、雨で流れたのがちょっと残念だった。豊橋は、愛知県でありながらほぼ静岡県との県境。名古屋とはかなり離れているので、時折中日ドラゴンズのゲームが開催される。

僕はかつて出張で豊橋市には頻繁に訪れていた。輸出可能な港湾もあり、自動車産業を中心として経済的に実力の高い都市である。駅前には大きなシティホテルやビジネスホテルがあり、僕は駅構内直結のホテルによく宿泊していた。宿泊した時に、偶然、遠征で豊橋球場での試合を終え、宿舎であるホテルに帰ってきた当時選手だった広島カープの現緒方監督が、ユニフォーム姿で同じエレベーターになったことがあった。ちくしょう、あれが緒方監督ではなく、金本監督であればよかったのに...




さて、この日のタイガース。メッセンジャー投手が立ち上がり苦労していたが、やはりナゴヤドームのマウンドが堅いのだろう。でも、修正してよく投げていたと思う。ただ残念なのは初回の高山選手の守備。


色々なところでダメだしされているので、いまさら素人の僕が言及するまでもないのだが、ちょっと立ち上がり苦しい投手に対して、野手がさらに少し足を引っ張ってしまうようなことになってしまったのは残念だった。逆に盛り立てていきたいところなのに...


そしてこの日素晴らしかったのはやはり梅野選手だ。


うまく配球を組み立てていたと思う。また金本監督も「キーパー」というぐらい、難しいボールをよくキャッチする。肩もいいしセーフティースクイズもできてしまうぐらい、バントがうまい。


だが、バントがうまいのはわかるが、ランナー1塁で8番の梅野選手に送りバントという采配は疑問だ、という多くの批判を見聞きする。梅野選手に打たせてゲッツー、そしてその後投手がアウトで無得点になったとしても、次イニングは1番からだから、やはり梅野選手に打たせたらいいのでは?と。あるいは次に投手が打席に入るのに、1アウト2塁のチャンスを作ってどうするんだよ!とか。


実はこの点、僕も同じように思っていた。でも以下のように考えたら少し納得できる。

ノーアウト1塁だが、8番梅野選手、9番投手の二人合計の打率は1割前後。この打率1割前後の二人でアウトカウント2つになる可能性は極めて高い。であれば、アウトカウント2つ消費してでもランナーを2塁まで進めて1番打者に回すのが、このシチュエーションにおいて一番得点確率が高いからではないか?と僕は考え直した。


さらにランナー2塁にもっていく確率として

①ノーアウト1塁で打率1割あるかないかの梅野選手と投手に連続強行させた場合、得点圏までランナーがすすめる確率は?


②ノーアウト1塁で打率1割あるかないかの梅野選手に強行させて凡退、その後投手に1アウト1塁から送りバントさせた場合に得点圏までランナーが進める確率は?


多分、過去のデータを計算してみたら、①②よりも、梅野選手が送りバントするほうが、得点圏までランナーが進める確率が高くなっているのだろうと推測する。


一番打者はアウトカウントやランナーが少ないシチュエーションでの打順であり、それが故に長打力は重視されず出塁率が高い選手を配置するのが一般的だが、タイガースの高山選手の場合は粘って四球をとるという出塁者タイプではない。むしろ一昨年は打点60を超えているので、ランナーを返す方が向いている。




こう考えてみると、「ノーアウト1塁で梅野選手がバントする作戦」は納得できる。だったら「1番高山」がそもそも違うだろうとは思うが...
 ネットでみつけた記事で読んだのだが、回帰分析の結果、「重要性の高い打順」は1,2,4番だそうだ。その次に重要なのが3,5番。意外に3番が2番より重要でないのは、3番は「2アウトランナーなし」で回る可能性が高く、得点できる確率の低い打順だそうだ。ただし、この打順理論によったところで、年間に1,2点の得点増しか算出されないとのこと。


やはり選手の好不調や相手投手との兼ね合い、球場環境等考慮すべき点が多いからということだ。だが2番に3番より高打率あるいは高OPSの選手を配置してみるのも面白いかもしれない。現状のタイガースでいえば、糸原選手が適任ではないだろうか。


さて、今日はすでにレジェンドとして語られつつある松坂投手との対戦だ。若き小野投手との投げ合いが楽しみだ。そして「松坂vs福留」という「元バリバリのメジャーリーガー」同士の対決も面白そうだ。
早く帰宅してテレビみるぞ!!














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2018年4月17日火曜日

ヤクルトにカード負け越し...

週末はなぜか風邪をひいて死んでました。


藤浪投手、秋山投手、岩貞投手がそれぞれ良いピッチングをしたのに、ヤクルト相手のホーム3連戦で1勝2敗... ぶっちゃけ、つまらない。せめて勝ち越したかった。


でも、光は見えた。今シーズン、優勝できるとすれば藤浪投手と岩貞投手の復調が不可欠だ。投手の勝ち星なんて、正直チームの得点に左右されるので、どうしようもないが、両投手ともQSを果たしたことは勝ち投手以上に嬉しい事実だ。


問題は打線。でも、アウトコース一辺倒に攻められていたロサリオ選手が、第3戦でアウトコースに対応できはじめてきたのは大きな収穫。同じようなコースばかりにボールが来てたら、そりゃあ打てるようにもなるってものだ。


今日からの中日3連戦。相手は第3戦に松坂投手が先発するとのこと。一野球ファンとして、松坂投手のピッチングを見られることが嬉しい。その前に、小野投手とメッセンジャー投手の二人でさっさと勝ち越しを決めてしまおう!!
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2018年4月13日金曜日

2018/4/12(木) 負けたけど広島にカード勝ち越し


ちょっと虫歯があったので、球場すぐそばの歯科を18時から予約していた。で、18時より少し早めに歯科に到着し、あっという間に治療を終えた頃、甲子園球場のライトが輝いているのが見えた。なんかまっすぐ帰りたくないな...と、そのまま甲子園球場へ向かった。当日券が結構あるとのことだったので、少しだけ観戦していくことにした。嫁さんには晩ごはん要ると言ってしまったので、ちょっとだけしか見られないけど...

 

前日、高橋遥人投手の快投で湧いた甲子園。新星の登場で大きな希望が持てる。

 

そして昨日はメッセンジャー投手の先発。絶対エースだ。だが、きっと気持ちも身体もキレが出ない日だったのだろう。2回に制球を乱して押し出し四球を出したり、挙句に審判への暴言で退場となってしまった。暴言なんてやっちゃいけないことだ。猛省してもらいたい。

 

だが、ものは考えようだ。広島相手に3タテできればそれに越したことはないが、21敗でもまあまあOKだろう。そして、メッセンジャー投手でも年に何度か負け試合はある。その負け試合で50球そこそこしか投げていない。いい状態で負けたのならともかく、悪い日に、悪い内容で、しかも暴言により早々に退場...切り替えやすい。(6日がよくなかったのかな...)

 

あとは、石崎投手がロングリリーフという難しい仕事を見事に完遂してくれたことと、伊藤和雄投手がビハインドの局面の短いイニングなら任せられそうな投球をしてくれたことが収穫。

 

一方で不安要素は、やはり、高橋聡文投手がイマイチであることと打線が上向きではないこと。

 

まだチーム全体として上向きのベクトルになるには、時間がかかりそうだなと、感じた一夜であった。

 

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2018年4月11日水曜日

2018/4/10(火) 甲子園開幕戦に勝利!

いよいよ4/10()から甲子園で6連戦が始まった。


これまでの8試合は44敗の勝率5割だった。もうこれまでの8試合はオープン戦だったと考えよう。甲子園での開幕こそがシーズン開幕という体にしてしまうのだ。逆にいうと、上位の広島、ヤクルトと対戦するこの6連戦こそ、タイガースの現在地を示すとも言えるだろう。


我々ファンも、より一層気合が入る。特にこの甲子園の初戦が二連覇中の広島カープとあってはなおさらだ。


毎年、甲子園の初戦ではオリジナルキャップが配布されるので、僕も何とかチケットを取りたいと思いつつも、すぐにチケット完売となって叶わなかった。だが、今年はついにレフトスタンドの一席を確保できた。だから何日も前からこの日を楽しみにしていた。


そして当日を迎え、朝からたいした会議もなく、定時ぴったりにそそくさと退社した。もちろん会社近くのスーパーで安い缶酎ハイを仕入れていく。阪神梅田駅から甲子園直通臨時列車に乗り込み、満員の車内で立ったままだったが、ものの10分で甲子園駅に到着だ。


阪神電車の車内もそうだが、試合当日は甲子園駅付近の町全体が黄色く見える。西宮市内には、西宮七園といって七つの高級住宅街があるとされ、甲子園はその一つにあげられる(他には昭和園、甲風園、甲東園、香櫨園、甲陽園、苦楽園)


確かに甲子園駅より北側は閑静なお屋敷街で、虎柄のニッカポッカ姿ではちょっと近寄れない雰囲気だ。一方、甲子園駅前の43号線より南側は、特にタイガースの試合がある日はガラが悪い。


何ともコントラストが鮮明な街なのである。


さて、QRチケットを引換え、レフトスタンドに入場した。僕は家族で観戦する以外は、結構な割合で「ぼっち観戦」しているが甲子園ではあまり「ぼっち」であることは気にならない。むしろ、前後左右に座っている初対面の虎党の兄ちゃんたちと、タイガース談義をしながら観戦するのが面白い。この日も隣に座っていた全身虎柄の兄やんと、今日の試合展望を語りつつ、プレイボールを迎えた。


今日の先発は先週のDeNA戦で好投した小野投手。


5日での登板だ。先発投手6人を揃え、中6日でローテーションを回していくのが定石となったNPBで、まだまだ実績は乏しい小野投手が中5日で登板するという事実が、先発投手陣の台所事情を物語っている。(尚、小野投手が乏しいのは過去の実績であって、現在の実力ではないことを追記しておく)


対するは広島の先発は薮田投手。昨年ブレイクした投手だが、やられたという印象は、あまりない。というより、むしろ昨季序盤はちょっと打ち込んだ感じさえすらある。


だが、それは昨年の序盤だけの話。今のタイガース打線が、今の薮田投手が打てるかどうかが問題なのだ。


試合は、2回表の2失点は、キャッチャーとピッチャーにタイムリーヒットを打たれたタイガースバッテリーが不用意だった気がするが、それ以外はよく広島打線を抑えていたと思う。


だが、スポーツ紙にも指摘されている通り、以下の3点はスタンドからも怒号が飛んだ。


1回裏のノーアウト1,2塁で2塁ランナーの高山選手が、ライトフライでタッチアップできなかったこと、3回裏の1,2塁でダブルスチールを2塁ランナーの西岡選手がストップし1塁ランナーの糸井選手がタッチアウトになってしまったこと、5回表にダブルプレーの送球がそれてゲッツー崩れの間に1点を失ったこと...


特に、僕は野球に置いては1,3塁の状況が最も相手が考えることが多いという意味で圧力をかけやすいシチュエーションだと思うが、初回にその状況をみすみす逃したのは残念だったと思う。一方でカープは1,3塁から得点していた。


とにかく、勝つには勝ったけど、会心の勝利からは程遠い。


世の中に、ミスや間違い、失敗をしない人などいない。だが、組織としてそれが大きな問題にならないよう、再発防止を講じる取組みはできる。例えば、昨日の高山選手のタッチアップは薄暮で見失ったとのことだが、見失ったときは3塁コーチャーの指示に従う等を取り決めておくとか...


野球をやったことがないのでわからないが、そんな取組はあってしかるべきなのかな、と思った。


さて、本日は雨の天気予報が心配だが、期待の新人である高橋遥人投手が先発予定だ。広島打線相手にどこまで通用するか楽しみだ!!

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2018年4月9日月曜日

2018/4/9(月) 中日にカード負け越し...


金曜からの準本拠地3連戦は、12敗で負け越しとなった。

またその内容もちょっと嫌な感じだった。

 

金曜夜は、職場の歓迎会があり、テレビでもまともに観戦できず、宴会中ひたすらスマホを弄り倒して試合状況を追うという歓迎された人にはただの嫌なおっさんと映っただろう。だって仕方ないじゃないか、藤浪投手が頑張って投げていたんだもん...

 

でもなんか、負けた2試合とも、四球、後逸絡みの失点だったので、悔しさが倍増する。タイガースの戦いぶりにストレスを感じる週末だった。

 

そういえば昨年のこの時期も、確かエラーが多かったな、と思いだした。そして、昨年もあまりいい勝ち方ではないけど、4月は金本監督がノルマとした「月間貯金3」で終えられた。

 

毎年同じ時期に同じ内容を整備し直すというのは、現場を管理する側の監督、コーチ陣は自身の力不足だ、というはずだ。我々ファンも、「あんたら何とかしてーや」というのが本音だ。

 

だが、きっとこのマイナス要素は、何かのプラス要素とのトレードオフになっていると思う。

 

キャンプから追い込んだ練習をし、疲労のピークを開幕時にもっていく金本式マッスル養成所では、4月はまだ身体がヘタった状態だ。先週から大阪に戻り、日常のルーティンがようやく良いサイクルに戻ってきて、心身ともに回復期にあたる今週。甲子園開幕の広島3連戦に期待しよう。

 

因みに、昨年はGWまでに限り、甲子園での試合では、タイガースは広島を圧倒できた。今年もまずは甲子園で対広島3連戦に勝ち越せば、4月はうまく乗り切れると思う。好調のメッセンジャー投手、秋山投手、小野投手に頼ってなんとかしたい。そして今週の6連戦中に訪れるローテーションの谷間に先発する投手が誰かというのも楽しみの一つ。ルーキーの高橋遥人投手の可能性だってあるかもしれない。

 

さあ、明日からいよいよ甲子園開幕だ!!大いに楽しもう!!

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2018年4月6日金曜日

2018/4/5(木) 2-0でDeNAに連勝!!


昨日の阪神地区はこれまでの陽気が一転、朝晩は冷んやりした一日だった。早朝出勤、定時退社をルーティンとする僕にとって今朝の出勤時は寒く、コートが必要だったかと思わせるほどだった。



それでも日中は暖かく、定時退社の時間であればまだ明るい。どこかで一杯やってから、と思ったが幼稚園児の長男と風呂に入る約束をしていたのでさっさと帰宅した。まだシャンプーハットがないとシャンプーができないという何とも情けない園児だ。

ひとしきり風呂で遊んだあと、缶ビールをプシュッと空けて、タイガースの試合を観戦だ。チャンネルをサンテレビの3に合わせる。長男は「おっサンテレビ!」と言って喜んでいる。甲子園で育つと、こうなってしまうのかという具体例を示す子供だ。

さて、タイガースは中5日でメッセンジャー投手。メジャー流の中5日があうのだろう。本人はむしろ歓迎するようなコメントを新聞でよく見る。対するDeNAは東投手。新人左腕だ。立命館大学時代は2度のノーヒットノーランを成し遂げるという素晴らしいピッチャー。なんかタイガース打線がもっとも苦手とするタイプのような気がする。
 

試合は、メッセンジャー投手が80失点の圧巻の投球で勝利!!



DeNA打線がまだ本調子ではないということを差し引いても、圧倒的な投球だったと思う。しかも96球という省エネぶり。


実は、開幕カードの対巨人第三戦で、あの岡本選手に本塁打された「秋山投手の悔やまれる一球」以降、梅野捕手のリードが、素晴らしいと感じている。。ストレートとの緩急と角度の対照となる変化球の使い方が実にうまいと感じる。元来の強肩とキャッチングの確実性に加え、この配球、リード力がある以上、タイガースの他の捕手では太刀打ちできないのではないかとさえ思う。

一方で、打線は相変わらず多くの点が取れない。というより、今日は東投手相手に勝ったが、打ち崩してはいない。むしろ、今後は苦しめられそうな予感がする。DeNAも主軸が調子を取り戻し、今永投手らの凄い左腕たちが戻ってくれば、今の借金3なんてすぐに返済するだろう。



だが、敵の調子が悪い時に、きっちり勝ち越せるたという事実が大事なのだ。タイガースだって、ロサリオ選手や鳥谷選手など、本調子ではない選手がたくさんいる。こんなときにエースが0点に抑える投球で勝つ。

僕はこういう試合をむしろ、ナイスゲーム!と感じている。圧勝、ロ勝ち大いに結構。だが、チームには長いシーズンの中で必ず波がある。良くない時にどれだけ勝ちを拾えるか、がシーズンの順位を決めるとさえ思っている。そういう意味では、貯金もできたしいう事なしだ。

さあ、今日からは大阪へ帰ってくるタイガース。ホームでも勝ち越そう!!






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2018年4月5日木曜日

2018年4月4日(水) DeNAに2-1で勝利!


新年度がはじまり、僕自身も若干の異動があって(転勤ではないが)少しバタバタしていた。

 

昨日は仕事の後、ふらっと新梅田食堂街の居酒屋に立ち寄った。夕刻には少し雨がぱらついて、日中の初夏の暑さがからまた初春のような寒さに戻った。

 

梅田の町には、おそらく導入研修中であろうスーツ姿の新入社員たちが、定時後の同期との飲み会に繰り出す姿が多く見られた。初々しさを感じつつも、なんだか妙な違和感を覚えた。

 

僕も20年前、大学を卒業し、確かに同じように研修が終わった後、同期と新宿あたりで飲みに行ったりした。でも、何年かして転職をし、僕には今の会社で「同期」と呼べる人が社内にはいない。そう考えると「同期」という暗黙知的な社内人脈が存在すること自体、日本企業の特異性、つまり終身雇用の特徴を見て取れる。

 

毎年毎年、同じ風景を見る。20年たっても変わらない4月の景色。

 

今僕が働いている会社も、働き方改革だとかイノベーション事業の育成だとか言うわりに、そもそものスタートラインである新入社員の「会社員だけど大学生の延長」である研修期間の姿そのものが変わっていない。入社して3日目のこの時期はまだ、同期というだけの共通項でお互いにもたれ合い、慣れ合っているだけの「大学生+3日」の姿である。

 

僕も定年まであと20年を切っている。しかも役職定年となるとせいぜい10年程度だ。何か社会に爪痕を残すのであれば、こういった新入社員採用時~配属におけるプロセスにおいて毎年同じことを繰り返している、ということ実態をぶち壊してみるのもありかもしれない。

 

でも、これって実は根が深い。終身雇用とともに享受できる企業年金、退職金、そして企業別組合…日本の会社には「人材を奪ってでも獲得する」という思想はなく、「横並びに育成する」のである。だが、僕達のような中堅管理職のあたりから、「同期」の中でもピラミッド構造の組織で長になる人と、脱落していく人に分けられていく。

 

結局そこにあるのは「出世競争」だ。

 

経営という重責を担う人材は、そんな出世を目標とした競争から育成されるわけがない。だったらどうやって…と出世競争からは既に脱落した僕は、酔いとともに思考の沼にはまりつつあった。

 

が、沼にはまりつつ3杯目のハイボールを呷っていると、居酒屋のテレビにはDeNA vs タイガースの試合が映っていることに気が付いた。

 

仕事のことより何よりタイガースが大事、というのが我らが虎党のあるべき姿である。さっきまでは嘆きのハイボールだったのが、いつものハイボールに変わるのだ。

 

先発は小野投手。オープン戦を無失点で乗り切り、開幕ローテーション入りを果たした。威力のあるストレートが魅力の右腕だ。

 

対するDeNAの飯塚投手は、はっきり言ってよく知らない。すみません。ただしスポーツ紙に「相性いい塚」というダジャレがでていたので、ひょっとしたら打てるのじゃないかと期待していた。

 

梅田の立ち飲み屋も、やはり虎党が8割以上の様子で、みんなテレビをみて一球ごとにわーわー言っていた。このタイガースの試合を居酒屋で観戦という日が、今年もあと何度も楽しめることが嬉しくて仕方がない。

 

さて、昨日の勝利はもう小野投手のピッチングにつきるだろう。

 

筒香選手をはじめ、DeNAの主軸打者がまだ本調子ではないこともあるが、145km超の直球を打ち返すことが難しいのは、何もタイガースに限った話ではない、ということが如実にあらわれた。いや、それ以上に大山選手や糸原選手、高山選手といった若手がとらえた打球のスピードが、これまでと段違いに早くなっている。金本式強打者養成所の特訓効果がそろそろ表れてきているのではないか、と大きな期待を抱く。

 

守備面でのミスは相変わらずあるにはあるが、昨年も開幕からしばらくはそうだった。そのうち減少するだろう。またそれ以上に期待を抱かせる大山選手の「強肩」も光った。あの肩はセカンドではなく、やはりサードで頑張ってほしいという気持ちになる。

 

今日も勝利できれば、開幕アウェイシリーズを勝ち越して大阪に帰ることができる。そういう意味では今日はぜひ勝ちたい1戦。メッセンジャー投手の快投に期待する。

 

さて、昨夜は21時過ぎには立ち飲み屋を後にし、阪神電車に乗って自宅最寄り駅の甲子園駅へ帰着した。大阪桐蔭高校の連覇で幕を閉じた選抜高校野球決勝戦の熱気は過ぎ去り、家路へ急ぐサラリーマン達の姿が見えるだけだ。

 

来週には、ここ甲子園にも虎党でごった返す日々が、再びやってくる。楽しみだ!!

 

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2018年4月2日月曜日

2018年開幕!!


いよいよプロ野球が開幕だ。

 

しかし毎年のことだが、我らがタイガースは開幕していきなりアウェイの戦いを強いられる。

 

甲子園で選抜高校野球が行われているからだ。

 

僕が住む甲子園球場界隈は、それはもう連日全国各地から出場校の応援にくる人たちでにぎわっており、また春休みということもあって、ららぽーと甲子園なんかは平日昼間でも混雑しているようだ。しかし近隣住民として困惑、迷惑するようなことはなくむしろ賑やかで良い。また、爽やかな高校生たちに心洗われたりもする。

 

やはり高校野球は良いものだ。

 

近年、甲子園に出場する高校は、ほとんどが中学時代に硬式野球のクラブチームで活躍した選手を入学させ、他の「一般生徒」とは異なる学業カリキュラムで、課外活動であるスポーツに力を入れるという環境を提供していると聞く。

 

そんな中、特にそのような体制をとっていない高校に対し、学業との両立、困難な状況でのスポーツ活動、地域への貢献といった点が評価される21世紀枠の存在には賛否両論がある。

 

僕は「選抜」という特質を夏の選手権との差別化という意味で、21世紀枠の存続に賛成だ。真のチャンピオンシップが夏にあるのだから、選抜はその特質を生かしたものであってよいはずだ。

 

先日、その21世紀枠で出場した膳所高校の試合を観戦に行っていた。

 

僕自身、怠惰でだらしなかった高校生活を送ってしまったが、そんな僕なんかとは違い、日ごろは勉学に励み、そしてこの日は満員のアルプススタンドからクラスメイトやOBの大声援を受け、存分にプレーする選手達が、眩しくてしかたなかった。

 

高校野球はあくまで学生スポーツだ。「目標」は甲子園優勝であっても、「目的」は人間教育に他ならない。勝つための創意工夫、心身の鍛錬、協調性や競争心等。人間が生きていくうえで必要なものを野球を通じて学ぶことだ。

 

膳所高校の選手達のように「データを駆使した野球」という「創意工夫」を、甲子園で実践できたことも、彼ら自身を大きく成長させただろう。そしてそんな試合を見て、何か新たな気付きを得た人もいたことだろう。それが「甲子園」という全国規模の大会を実施する目的の本質だと思う。

 

だから僕は、夏は真のチャンピオンシップの大会、選抜は独自の取り組みも評価される大会として位置づけ、21世紀枠を導入し続けてもらいたいと思う。

 

さて、そんな熱戦繰り広げられている甲子園を離れ、我がタイガースは開幕カードを東京ドームで戦う。

 

タイガースの選手の実績、顔ぶれとしては他球団に引けを取らないが、オープン戦の戦いぶりを鑑みるに不安しかない今年の開幕。一体どうなることやらという気持ちで330日を迎えた。

 

で、3連戦の結果は12敗。

 

芳しくない結果ではあるが、まだ3試合だし一喜一憂するのはやめておくべきだろう。

 

時系列では逆になって申し訳ないが、個人的に残念なのは3戦目。高山選手のチョンボもある程度は織り込み済みだが、やはりノーアウトランナー2,3塁の状況を作ってしまったことと、1アウト後のちょっと不用意な感じのする高めの釣り球を本塁打されたことだ。もうすこし慎重さがあれば勝てた試合だった。

 

2戦目の藤浪投手の変え時に関しては、金本監督も十分わかっている旨のコメントを新聞で読んだ。

 

ベンチもバッテリーも野手も、課題が洗い出された3連戦だ。技術、フィジカルのハード面の問題ではなく、考え方のところなのですぐに修正がきく。火曜日が休みなのもありがたい。もう一度フンドシ締めて横浜へ乗り込もう!!



 

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