手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ORANGE社の小さなアンプ

2022年12月29日 16時04分02秒 | Guitar

常用のギターアンプ(Jugg Box)から、時々ガリガリとノイズが出るようになったなあと思っていたら、音が出なくなってしまった。思えば40年ほど経過したアンプだから当然かも知れない。これまで出力管の6L6GCは2度取り換えている。前段の球(12AU7)も1度取り換えた。この辺りで、ちゃんとオーバーホールしなくていけないだろう。
と思いつつも最近は歳のせいか腰が重くなった。
先日、行きつけの楽器店のマスターによるとギターアンプのメンテナンス用の真空管が取り寄せできないそうだ。特にロシア製は入ってこないらしい。オーディオの専門店にあるようなので年明けにでも調達しよう。
それまでのつなぎとして先日、オークションでORANGE社の小さなアンプ(6BQ5pp出力15W)を入手して鳴らしてみたら「なんだかナー」というしょぼい音でした。スピーカーはAltecの417Aです。
こんなにアンプで違うものかとあらためて思いました。
年が明けたら、気合を入れて修理しなければ、、、。

 

 


MDギターの改造

2022年09月23日 23時32分40秒 | Guitar

MDギターの改造 その1

あまり馴染みのないMDというロゴが付いたギターをオークションで見つけた。見た目は良くできたギターに見えたが、信じられない値段で出ていた。早速、調べたら名古屋を拠点とするギター工房みたいだった。自前で販売するのではなく、大手の楽器屋に扱ってもらっているようだ。メーカー希望小売価格 は25万円で、店頭価格は22万円くらいだった。

ストラトやレスポールとは違う音が出そうだった。それにしても人気がない。誰も入札していない。ひょとしたらと、ギターでいうと入門用レベルの金額で入札してみた。すると、その金額で落札できた。

早速、音を出してみると、期待とは違う音が出た。小さなサウンド・ホールのある構造なのでGibsonのES-335みたいな音を期待したが、ちょっと違った。それではと、手持ちのPUに置き換えることにした。
取り敢えずお試しで、セイモア・ダンカンを載せることにした。
ただし、困ったことに、このギターはPUの取り付け方法が独特だ。エスカッションを使ってない。
なんというかボディーに厚めのスポンジを置きダイレクトに木ネジでセットしてある。今だかって見たことのない手法だった。ちょっと汎用性がないというか、センスの無さを感じた。

そこで、ここは普通にエスカッションを使うことにした。
使うPUは使い慣れた セイモア・ダンカンのハムバック・タイプ。最終的にはオープン・タイプをネック側にセット。

 

 

無事、セッティングは完了。

 

その結果、出てきた音は、聴き慣れたストラト系に近い音だった。悪くはないが、存在価値がない!!
ギターそのものは良くできているので、もっとJazzyな音を出したい。

 


Schector改造記 番外編 その2

2022年07月27日 00時36分29秒 | Guitar

Schector改造記 番外編 その2

昨日からこのギターのピックアップをどうするかで試行錯誤した。希望としてはSSHという構成なのだが、
どうも、フルサイズのハムバッカーだとパワーがあり過ぎてバランスが取れない。
ディマジオのシングルはパワー感はあるが、ちょっと繊細な感じが出ない。
Duncanのシングルが、結構、パワーもあり音色も良かったので、ネック側に使うことにした。
センターは、部品箱にころがっていたValley Artsのシングルが上品な感じなので使うことにした。
リアもDuncanのシングル・サイズのハムバッカーが色も黒で統一感が出せそうなので使った。
組み上げて音を出してみると、この組み合わせはなかなかいい感じでまとまっていた。
いわゆるFenderのストラトとは全く違う音だ。
しばらくは、このままで使うことなりそうだ。

フレットを打ち換えて戻ってきた ESPのストラトモデル SNAPPERも素晴らしい音だ。

   PUが黒で統一されたので、いい感じだ。

 

フロントとリアのPUの音色が統一感があり、センターのValle Artsのシャープな切れ味もコードストロークで良い感じだ。

 


Schector改造記 番外編

2022年07月26日 00時25分00秒 | Guitar

Schector改造記 番外編

昨年末のこと、家族から断捨離をしなさいと言われた。それなりにやっていたつもりだが、ついにギターの整理をすることにした。最近は弾くこともなくなった GibsonのES-335 1974年製に眼が行った。
この335は、弦をいまどきの細いのにすると、魅力が半減するギターだった。いまどきのギターの弦は1弦は0.9だが、335は 1.0ゲージでないと音がしょぼくなる。買った頃は1.2ではなかったか?

なので、指の力がない私にとって弾きこなせない。特にチョーキングを多用するBluesが好きなので、一段と苦しい。
でも、かのカラマーズー工場で製造さたもので、20代の半ばにローンを組んで買ったという思い入れのあるギターだった。墓場まで持っていくつもりだったが、意を決して処分することにした。オークションに出したら、正当な評価を受けて、約40万円で売れた。
 それで、久しぶりにいいギターが欲しくなった。かねてから気になっていた ESPブランドのギターが欲しくなった。

運よく、 ESP SNAPPER-CTM というESP製のストラト系のギターでは最上位の機種の中古を入手することができた。でも、かなり使い込まれていてボディのあちこちに打痕があった。それはいいのだが、フレットがかなりすり減っていた。なので、フレットの打ち換えをすることにして長年の付き合いのある楽器屋に持ち込んだ。
で、店主いわく「この時期コロナの影響でプロのミュージシャンの仕事がなくなり、それでメンテナンスのために持ち込まれたギターが多くて、出来上がりがいつになるかわからないよ」と言われた。
「それは構わないよ」と言って預けた。

そのメンテナンスをやる人は、全国的に名前が知られる人だそうだ。確か、Jazzギタリストの渡辺香津美のギターを造った人が、この地にいると聴いているが、その人ではないだろうか?
そういうことがあり、半年が過ぎた数日前に、電話があり、メンテナンスが終わりましたとのこと。
すぐに受け取りに行った。
店主も暇そうだったので、「実は、最近珍しいギターを手に入れた」こと、昔、ヤフー・オークションが始まった頃に入手したSchectorのストラトに似ていること。ピックガードが真鍮製であり、Schectorのプリントがあること、なぜかヘッドには何のロゴもないこと、シリアル番号もないことを話した。

すると店主が、「それはたぶん Schector か Moonとして販売されたもので、真鍮製のピックガードが5万円だったことを覚えている」と言った。「本体価格は60万円くらいだった。いい音がするはずだ」とも言った。
そうESP SNAPPER-CTMとも違う、「いい音」がするのだ。
さて、これをどういうギターに仕上げるか、、、、悩ましくもあり、楽しみでもある。

とりあえず、その真鍮製のピックガードに適当にPUを取り付けてみた。
出てきた音は、何とも言えない音だった、妙な響きがあり、ちょっと戸惑った。ストラトタイプの配線にしたいが、なにしろ真鍮製のピックガードなので加工が大変だ。今後どうするか悩ましい。

このギターのいわれについては以下ののサイトが参考になった。

http://tani8n.cocolog-nifty.com/myguitar/2010/01/schecter.html

 


Schector改造記 その5

2022年07月03日 01時27分07秒 | Guitar

Schector改造記 その5

Schectorを改造してみたものの、暫く弾いていると何と言うか「このギターにふさわしくない音」という気がしてきた。というのが、ストラトライプのギターからハムバックPUの音を出す必要があるのかということだ。
手持ちの PRSのCustom24 10Topを久しぶりに弾いてみたら 渋くて格好いい音が出るではないか。
そうハムバックPUの音はこれに任せればよいのだった。
そして、Fenderのストラト系のシングルPUの音はESPに任せればよい。
ということで、Schector本来の音を出すギターにすることにした。
ただし、ブリッジ側のPUはちょっと元気のいいDIMARZIOのシングルタイプのハムバックにすることにした。
2時間ほどで作業は完了。もう夜なので、大きな音は出せないが、SchectoのPUはシングルなのにブリッジ側のDIMARZIOに負けない音が出ている。
一応、狙っていた音になった気がする。エフェクターを通した音は明日にでもチェックしよう。