koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

7/4 時計修理

2020-07-12 | 家電
(※宇部おもちゃ病院では、おもちゃ以外:家電等の修理は、基本的には受け付けておりません。)
とある日、会社の売店に昼ご飯を食べに行ったら、いつも壁にかかってる時計が無い。「壊れた~」との事。(途中の写真が全然なくてすみませんw)
秒針が、数か月前かなぁ、外れて中で落ちている。

「時々止まってしまう」との事。会社の備品なので、修理しても個人としては何の得にもならないけど、駆動回路の劣化で時々止まる時計の修理はした事あるし、前のバズ・ライトイヤーの振り子時計の修理の時に、ダメなら取り替えようと100均で買ったムーブメントが家に1個あったので、預かって帰ることにした。

外してみると、手持ちの100均のムーブメントと針取り付け部の径が違って、そのまま取り付けられない…。
何とか径調整できないかとしばし考えてみたけど、ムーブメント分解してみても特に異常がないので「これは…とりあえず動くんじゃない?」と、組んで一晩動かしてみた。
居間に置いたまま寝て起きたら、ウチの奥さんが「秒針は動いてるけど、時間は止まってるよ」と教えてくれた。
見ると、3時17分の辺りで止まってる。長針が短針を追い越すところで針が引っかかってるw。
理由がこれならすぐ修正できるわ~。とりあえずちょいちょいと針のレベルを調整して、会社に出社。
1回分解して針も付け直してるので、元もこの状態だったのか定かではないけど、売店のお姉さんに聞くと、どうもこの状態で止まってた可能性が高そう。
仕事終わって家に帰るとちゃんと時間はあってたけど、見ると今度は秒針と長針が引っかかって、秒針が止まってる…。そして、押されてズレて、秒針が取れ掛けてる。元々秒針が落ちた原因もこれかもしれない。

文字盤との隙間にあまり余裕が無いけど、とりあえず一番下の短針は、文字盤にこすれるぎりぎりまで下げ調整。長針は秒針に当たらないようにほぼ水平で調整して、これで返却した。
工場内の売店なので、ダンプ等が近くを走ると、建屋が相当揺れるとの事。普通は引っかからないように見えても、振動で針がビリビリなったときに、たまたま下の針を追い越すタイミングだった時に、引っかかってしまうと思われる。
とりあえず返却したけど、各針は「ただの棒」の様な形状なら、多少平行がずれて当たっても、引っかからないはず。針の形状が、トランプのスペードの様になってる為、その「スペードの付け根」のところに、針の先端が引っかかって動かなくなる。短い方の針が、スペードの付け根より短ければひっからなくなるので、短針・秒針とも、先端を1cmぐらい短くしたら引っかからなくなるはず。
「再発したら次の作戦があるから言ってね」と伝えておきました。
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