2018年10月5日(2021/2/17) | 患者の星と呼ばれるまで・・・

患者の星と呼ばれるまで・・・

脳出血で倒れ、寝たきりと診断された夫の介護記録

 1時    痰吸引

       口の中も吸引する

 

 3時    痰吸引

       口の中も吸引する

 

 5時    痰吸引

       口の中も吸引する

 

 7時30分 起床

       痰吸引し、口の中も吸引する

 

 8時    痰吸引の後、半固形栄養食&半固形水分補給を胃ろうより補給

       飲むヨーグルト(R1)半分を胃ろうより注入する

       てんかん、ビオフェルミン、リカルボン、カロナール2錠などの薬液を作って

       胃ろうより注入する
       白湯に塩を加えて注入

 

 8時45分 ストレッチの前に痰吸引しようと思い、吸引してると出血が止まらない

       ので、訪問看護さんに電話を入れ、娘にスカイプをつないでもらった

       「看護師さんきてくれるから頑張りや!」と主人に声かけると、娘が「もう

       頑張らんでええやん」というので、「そやな、大丈夫やで、心配しなや」と

       声をかける

 

 8時55分 訪問看護師さん到着

       血圧を測るも50弱・・・

 

 9時10分 吸引してくれてる途中で、先生がきてくれた。

       そして「心臓が止まってる」と言われ、「9時12分でした」と。。。

       先生がスカイプで繋いでる娘に「僕が来たときに、すでに心肺停止状態

       でした。よく頑張らはりました」と説明してくれた

 

 

よく眠ったような感じでした・・・と聞くけれど、ほんとに寝ているようで、すごく嬉しそう

な顔をしてました。娘が「喉から腫瘍が飛び出て、醜い亡くなり方じゃなくてよかった」と

言うので、苦しむこともなく、本人もたぶん気づいてないんじゃないか?と思ったりも。

 

 

亡くなったあと、訪問診療をお願いしていた病院の先生方、リハビリの先生方、訪問入浴のスタッフが最期のお別れに来てくださいました。先生方には「在宅で約7年過ごされた方は●●

さんが初めてです。一番、手のかからない方でした。奥さんもよー頑張りましたな。

残念です」と言われました。

 

 

また、お骨は、生前、主人と「お墓に入っても誰も参りに来てもらえなくなるのは寂しいから、

阿倍野の一心寺にお願いしよう!」と話してたので、3回忌あたりまで側に置いておこうと

思ったのですが、私も年ですし、いつ何が起こるかわからないので、半年後、一心寺に納骨

してきました。

 

 

娘がたくさん動画や写真を撮ってくれて「寂しくなったら動画や写真見ーや」と言って

くれて、最初のころは懐かしく見てたのですが、「よく頑張ったな」と思うと涙が出てくるので、最近は見ないようにしています。

 

 

亡くなったのは寂しいけれど、倒れてから約8年間、娘も私もできる限りのことはしてきたので、悲しみはありません。娘が「父ちゃんは目に見えないだけで、心にいつもいるよ」と言われ、反応はなくても、毎日、写真に今日あった出来事など話かけてます。

娘とも週に3回くらいスカイプで話してるので距離も感じません。

 

 

最後に・・・

 

ブログを書いている途中で主人が亡くなり、そのことをずっとお伝えできなくてすみませんでした。3年6ヶ月、つたないブログにお付き合いいただきありがとうございました。

 

コロナ禍で、介護や面会が大変だと思いますが、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。