じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

伊坂幸太郎「太陽のシール」

2022-10-08 16:46:17 | Weblog

★ バイデン・アメリカ合衆国大統領は、ロシアのプーチン大統領の核兵器発言を受けて、キューバ危機以来の「アルマゲドン(世界最終核戦争)」の危機だと発言したという。

★ 終末論が流行り出すと、また新たなカルト教団が生まれるかも。

★ さて、週末に「終末」というのもダジャレだが、伊坂幸太郎さんの「終末のフール」(集英社文庫)から「太陽のシール」を読んだ。

★ 「終末のフール」とは、8年後に小惑星が地球に衝突し地球が滅亡するという話。人々はこの8年間をどのように過ごすのか。予言からすでに5年が経過し、一時期のパニック、混乱も一段落。人々はそれなりに平穏な毎日を過ごしている。

★ 「太陽のシール」に登場するカップルもそんな一組。地球滅亡まであと3年という時、妻の妊娠がわかる。長年叶わなかった子宝だけにうれしいには違いないが、果たして産むべきか否か。

☆ よくよく考えてみれば、小惑星がぶつかろうとぶつかろまいと、私たちは不安定で無常な世界に生きている。次の瞬間、病気であれ事故であれ、命を落とすかもしれない。小さな物事に一喜一憂して生きている。

★ 「アルマゲドン」と言われてもどうしようもない。

 

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