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【まとめ】本番前の口述練習について

この記事は令和2年度の論文式試験に合格し、口述試験に進む現役受験生に向けて書いています

論文式試験の合格、おめでとうございました

約2週間後に口述試験ですが、準備は順調でしょうか?

口述試験対策は、アウトプットの機会を多く設けることが重要です

そこで、開催が予定されている練習会や模試を以下にまとめます

まず、会派や受験指導機関で実施される口述練習会(模試)です

1. 会派の練習会

稲門弁理士クラブの案内に、すべての会派の口述練習会のスケジュールが掲載されていました

実施される順に情報を足しておくと、以下の通りです

・2/9(火) PA① 
・2/10(水) 稲門
・2/12(金) 春秋
・2/12(金) 南甲(東海)*<東海5県に在住・在勤の受験生限定>
・2/13(土) PA(東海) *<会場(名古屋)実施>
・2/15(月) 南甲(締切)
・2/15(月) 同友(東海)*<東海5県に在住の受験生限定> 
・2/17(水) PA②

注(*)を付したもの以外は、全国の受験生を対象にオンラインで実施予定です

申し込み締め切りが設けられている練習会もあるので、参加できそうな日にちであればリンク先にて詳細をチェックしてみてください

2. 受験指導機関の対策講座

受験指導機関で練習会(模試)を実施するのは、LECとTACの2校のようです

(1). LEC
口述模試はすでに締め切られていますが、そのほかにも各種講座があります

もっとも、オンラインでアウトプットができる講座はないようですね

(2). TAC
TACの口述模試も校舎で実施のようです
まだ予約が取れる日程はわずかですから、予約サイトで空き状況を確認してみてください
(キャンセルが出て、枠が復活することもあるようなので、チェックはまめに)

3. 個別の練習

 以上の練習会・模試の予約が取れなかったり、練習回数が不足していると感じることもあろうかと思うので、僕もオンラインで個別に口述練習の機会を提供しようと考えています

(1). 参加資格

参加資格は、以下の①・②の2つです

 ①. 令和2年度の論文式試験を突破した受験生
 通知されている論文式試験の自分の成績を写メ(画像ファイルをメール添付)でお送りいただくことで、参加資格の有無をチェックします

 ②. 令和2年度の再現答案4通の提出してくれる受験生
 参加条件として、令和2年度の論文式試験のご自身の再現答案4通(特実2問・意匠1問・商標1問)の提出をお願いします(ファイルをメール添付)

 すでにお手元に作成した再現答案がある場合は、申込時にそれらのファイルをお送りください
 まだ再現答案を作成していないのであれば、提出締切を令和3年2月28日(日)23:59としますので、口述試験後に作成し、お送りいただくのでもOKです
(締切を過ぎても再現答案を送ってもらえないと、残念な感じになりますので、それは何卒ご勘弁ください)

お送りくださいました再現答案は、解答表現と得失点を分析するために用いることとし、今後の論文式試験に関する僕の発信に役立てます

なお、お送りくださいました再現答案は未公表の著作物として扱いますので、部分的であっても、作成者ご本人の許諾なく僕が公表することは致しません

(2). 具体的な申し込み方法

①. メールアドレスの登録
以下の申し込みフォームにメールアドレスとツイッターアカウントとを入力し、送信してください

申し込みフォーム

仮登録のメールが届きますので、認証用のリンクをクリックしてください(本登録になります)

その後、個別にメール or ツイッターのDMで日程のご希望をご連絡願います

ツイッターのアカウントをお持ちでなければ、時限的な捨てアカウントでよいのでこの際に作成してくださいますようお願いします
(メッセージのやり取りの便宜のためです)

②. 日程の調整

ご希望の日程をメールまたはDMにてご連絡ください

日程のご希望には可能な限り沿いたいと考えています

ただし、先約がある場合やマンパワーの観点からお引き受けできない場合は、その旨お知らせします

③. 参加資格の確認

ご希望の日程に沿えるようでしたら、参加資格を示すファイルをメールでお送りください

(3). オススメの練習会の日程

①. 各科目1回25分程度×3回(2月14日まで)

直前1週間前まであれば、1日1科目で練習⇒フィードバックし、合計3回のほうが効果的だと考えています

今までの口述練習を振り返って、補強したい科目や出題テーマがあれば、その内容について練習しましょう

科目の順番も、ご自身がニガテだと感じる順番(たとえば「商標⇒特実⇒意匠」)や組み合わせ(たとえば「意匠だけ3回」)のリクエストに応じます

"25分程度"の内訳は、「口頭試問10分+フィードバック最大15分程度」を想定しています

②.  1回で3科目⇒まとめてフィードバック

通常の口述模試のスタイルです

直前1週間でさらに追加で本番形式の練習をしておきたい場合や、冒頭でご案内した他の口述練習会(模試)に参加できなかった場合は、こちらのオーソドックスな形式がオススメです

参加する場合は、上記①・②のいずれか一方の日程のみ、ご希望を承ります

(4). 個別練習の方法・内容

①. 方法

zoomでの実施を予定しています
(アクセス方法は、事前にメールでお知らせします)

受験生のカメラのオンオフは自由ですが、カメラをオンにしてもらえると、察知した表情の曇り具合によって問題の出し方を適宜変えることができます

なお、僕のカメラはオンにしません(音声のみ)ですので、あらかじめご了承ください

②. 内容

出題テーマは事前リクエストをしてもらえれば、その内容で出題します

ただし、事例のパネル問題の出題は、準備は進めるものの、今のところ出題はお約束できません
(対応できるようになれば、改めてその旨アナウンスします)

追記:

(5). その他

何らかの事情により、お申し込みいただいても実施できない場合がございます

その場合は、すでにお送りいただいているファイルがあれば破棄します

実施・不実施によるいかなる損害の賠償にも応じられません
あらかじめご了承ください

マンパワーの限界により、定員オーバと判断した場合は、申込フォームを閉じることとします

その反対に、定員に余裕がある場合は、ツイッターにて再度アナウンスをします

ここまでを読んで何かご不明な点がございましたら、個別にお問い合わせいただけると幸いです

非力な個人が計画していることですので、できることは限定的なものの、日程や出題で小回りを利かせることができればと思っています

以上、ささやかですが、あなたの今年度の最終合格に貢献できることがあればうれしいです

おまけ:直近11年分の出題傾向分析

最後まで読んでくれた御礼として、直近11年分の口述試験の出題傾向の分析表を貼っておきます

(1). 特許・実用新案

出題傾向分析表・特実(令1-平21)20210204

令和元年は、しばらく出題されていなかった主体的要件(特許を受ける権利・職務発明)が出題されました

また、均等論の5要件についてパネル問題で具体的に出題されたのは、初めてでしたでしょうか?

特実は、国際出願と実用新案の出題がとんとご無沙汰なのが特徴的です

今年は(昨年も言ったかもしれませんが)、異議の申し立てを含む審判に関する問題が出題されると予想しています

(2). 意匠

出題傾向分析表・意匠(令1-平21)20210204

令和元年の意匠は、動的意匠が出題されたのがちょっとしたサプライズでしたね

今年の意匠は、審査基準の改訂もありましたから、出願系だと登録要件の出題なんじゃないかと今のところ予想しています

侵害系ならば、通常実施権を含む各種の抗弁が出題されるんじゃないだろうか

(3). 商標

出題傾向分析表・商標(令1-平21)20210204

令和元年の商標は、出願手続と審判とで、いずれもオーソドックスな単元の出題でした

出題傾向としては、かつて6年連続で出題されていたマドプロが5年連続で出題されていないので、令和2年はそろそろという予感はします

あとは、登録要件(3条・4条)、26条もフォローしておくことをオススメします

追伸:

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ありがとうございました

宗教法人としての法人格は有していませんが、お布施・お賽銭・玉串料・初穂料、いかなる名義や名目をもってするかを問わず、すべての浄財は24時間受け付けています(笑)