三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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桜散る/エイズキャリアだった子の死

2021-11-19 15:40:07 | 保護ねこを看取るとき
エイズキャリアで譲渡した猫の死が2匹続きました。泣きました。
飼い主さんの悲しみがダイレクトに突き刺さる死でした。

11月18日、エイズを発症して6日目で死亡したキジトラ桜子ちゃん。9歳と7ケ月。それまで一度も病院に行ったことも
体調を崩したこともありませんでした。子猫の時の虚弱さが嘘のように大きく元気な子に成長して安心していました。
エイズキャリアでも大丈夫。ストレスがなければ長生きできると、思い込んでいました。
最初「ご飯を食べない」と連絡をもらっても心配しなかったのです。症状を聞いて風邪か胃炎かと思い、
2、3日様子を見て欲しいと返事しました。それが急変したのです。呼吸が荒くなり、急ぎ病院へ連れて行ってもらいました。
心臓肥大。心臓が肺を圧迫。肺には無数の小さな影。腹水。尿が黄色。獣医は言いました。もう治療方法はない。
ステロイドをうってもらい自宅で看取ることに決める。食べたい物を食べさせる。ステロイドが聞いたのか、2、3日は少しは食べたそうです。
これまで自分ではエイズの猫の看取リは多く経験しています。そのほとんどが口内の炎症からくる衰弱死でした。
こんなパターンがあるとは想像したこともありませんでした。急死です。

桜の季節に生まれた桜子。
当時のブログ https://ameblo.jp/soumenumai3/entry-11237488593.html
保護時180グラム。


虚弱だった子猫を大切に育ててもらい、こんな立派な猫となったのです。

桜子改め桜楽子。桜散る。ママちゃまに心配させないよう、あっと言う間に散りました。良い子でした。


譲渡時のブログの中に私は書きました。悲しみを共有することを約束しています。
エイズキャリアの猫の譲渡は心配でした。譲渡ではなく預かりさんとして飼育してもらったのです。

今回、桜子は望まれて貰われていきました
でも正式譲渡は1ヶ月以上先とさせてもらいました
元気に育っていくことを見届けてからの正式譲渡が希望
私は、新しい飼主希望さんへ、桜子の全てをお任せし
育ててもらうことにしました
もし、万が一桜ちゃんが死んだ時は
飼主さんと私と一緒に泣き
悲しみを半分にします




バロン。思い出深い保護猫です。
こんな立派な猫が外を歩き、野良猫と喧嘩して怪我している情報を得て探していました。
保護猫カフェをオープンした頃だったでしょうか。探していましが、なかなか見つからない。
ある日偶然に見たのです。車の多い道路を悠々と歩いている姿を。見たときにはびっくりしましたね。
犬か?狸か?猫じゃない!

素敵なバロン。保護時推定で5、6歳。獣医さんは言いました。長生きはしない。エイズ陽性でした。


それでも8年も生きてくれました。飼い主さんに子供のように可愛いがられ、10月31日の朝7時、パパとママにに見守られて旅立ちました。
去年の12月、食欲がなくなり痩せてきたとの知らせを受け、お見舞いに行きました。
これが元気なバロンの最後のブログです。
ハッピー猫ちゃんに会いに行く(長毛バロン)

お見舞い後、今年の1月から体調を崩したそうです。血液検査の結果は問題がない。
心臓が少し肥大しているが、治療するほどではない。サプリメントを飲ませていたそうです。
手足の関節に痛みが出て歩行困難となる。手足の関節が腫れていたそうです。部屋中にペットシートを敷き、
どこでも好きに排泄をさせたそうです。何度か病院に連れて行かれたそうですが、自分達で看取ることに決めたそうです。
食欲はあったそうです。亡くなる前の日には、パウチ4袋食べていたそうです。亡くなる直前に、大きな叫び声を上げて目が虚ろになったそうです。
飼い主さんの想像では、脳に何かが起きたように見えたそうです。バロンの葬儀に立会いましたが腹水が多く溜まっていました。
エイズ発症とは、体の中の何がどうなるのか私には分かりません。バロンの場合、老衰もあったと思います。純血種は長生きできないと聞いています。
でもバロンは幸せです。あのまま放浪生活をしていたら、もっと早くに死んでいました。8年も幸福な時間を過ごせました。




今、バロンママは悲しみ喪失感の中で暮らしていらっしゃいます。
写真を見ることもできないそうです。今回、無理を言って2枚の写真を送ってもらいました。
桜楽子ちゃんのママチャンは、猫のいない生活は考えられないと、すぐにおっしゃいました。
私は桜子ちゃんに治療法がないと聞いた時点で、桜ママちゃんには次の猫を預ける準備をしていました。
人それぞれです。愛猫を亡くして二度と生き物が飼えなくなる人。悲しみを超えるために、次の生き物を飼う人。
猫大好きな私としては、どちらでも寄り添えるかと思っております。

桜楽子ママの悲しみを癒すために、私が選んだ子はオッドアイの月子9歳でした。
クールな月子は同居人として仲良く暮らせるかな。



《ご支援のお願い》
現在78匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約90キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。温かなご支援を頂きたく宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/



《お知らせ》寄付金はこれまで口座への振り込みでいただいておりましたが、
クレジットカードでの、ご寄付が受けられるようにいたしました。
振込み手数料がかかりませんので、ご利用いただけると幸いです。
詳細はHPへ。https://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/



















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