三十路になった発達障害児の心に浮かぶよしなしごと

ADHDとASDを脳内に引っさげて今日もブレーキのないまま止まるかぶつかるまでアクセルを全開にするんだ。


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「テストのルール」を理解していなかった話をしよう

お久しぶりです。冬場からほぼずっと布団で白目剥いてたたどっちです。

粘体に戻ってましたね。完全に。



しかしアスペルガー店長あすてんさんにご紹介いただきましたので、これで記事を書かねばADHDがすたるという……いやすたんねーな……むしろ平常進行だな……。

でもブロガーとしてはすたるので雑に記事を出そうと思います!

あすてんさんご紹介ありがとうございまーす!!(手のようなものぶんぶん)

さて。

というわけでこのたびは「小学校時代にテストのルールを理解していなかった話」をつらつらしようと思います。



割とツイッターでは折に触れて発信していたんですよね、この話。

これはどちらかというとADHDよりはASDに由来する話だと思います。
ぶっちゃけ小学校時代は持ち前の好奇心と読書量、あと怖いもの知らずな先生への絡みによってそこそこ「変だけどちゃんと勉強はする児童」のポジを確保していた(はずの)私ですが、まぁ高学年にもなったらそれでも解けない問題もテストに出てくるわけです。

さて、テストの時って「机の上に教科書とかノートは載せちゃ駄目だよ!机の中にしまいなさい!」って言われるじゃないですか。
小学生の私ははたと気がついたのです。

「机の中に入れたまま見ればいいんじゃない?」
世間ではそれをカンニングと呼ぶ。

あとは机に3.14に1から9までを掛け算した計算結果を書いておいて、あとは足すだけ!とかもやってましたね……。
よくバレなかったもんだ。
図らずも優等生の擬態が役に立ってしまった一例と言えましょうか。

ちなみになんでやめたのかは全く覚えていませんが、中学生になるまでにはこれがカンニングだと気づいていたし、カンニングは悪いことだという認識もあったはずなので、多分どっかの本で読んだんじゃないでしょうか。
児童文学とライトノベルの中間みたいな本とか図書室や地元の図書館に結構あった気がするんですよね。その辺り読んでるうちに「あっこれカンニングって言っていけないことなんだ」って気づいた可能性があります。覚えてないけど。

つまり小学生の私は、「テストの時は教科書やノートをしまう」というルールから「テストのときは教科書やノートを見てはいけない」というルールを推論できなかったわけです。
ちゃんと机の中からは出さずにやってるから大丈夫!って割とマジで思ってた。

ASDの特性として「言葉を額面通りに受け取る」というものがありますが、まさしくそれが如実に出た出来事でした。
これは私の例にすぎませんが、もしもASDのお子さんが同じような問題を起こされた時、親御さんや先生方にはどうか「ルールをちゃんと理解していない可能性がある」ということを思い出すよすがとしていただけたら大変嬉しいです。
あと当事者の方も「もしかしてこの物事には私の知らないルールがあるのでは……?」と思ったら、信頼できそうな人に相談してみるといいと思います!

というわけで珍しく真面目にまとめてみたのでした。
それでは!