(一社)日本英語教育研究協会の北山です。
4月に入り、自己紹介について指導し、
そろそろまとめの活動を計画し始める
という方も多いと思います。
そこで今日は単元のまとめで行う活動の
アイディアをプレゼントさせて
いただきたいと思います🎁
🌸こちらは当協会講座の受講者様
専用JEERA Timeの内容です。
特別公開いたします🌸
今月開講したばかりの当協会の講座の
中でもお話ししていますが、
まとめの活動は、単元で学んだ内容は
もちろん、既習事項も含めるように
指導していきたいところです。
単元の学習過程で行ってきた
ような活動とまとめの活動が同じような
ものになってしまわないように
気を付けたいですね。
自己紹介の単元は小学校の現場で
行う際、少し不自然な状況と
言えます。なぜなら多くの
子どもたちが既にお互いの
ことを知っている状況だからです。
しかも、学習過程で既に練習を
兼ねてお互いのことを質問しあって
いる場合、まとめの活動を普通に
行ったのでは、新たに得られる
情報は少なく、それほど楽しさを
感じられません。そうなりますと
活動意義、活動の目的意識は
低くなってしまいます。
まとめの活動で発表させる際には
聞き手の聞こうとする姿勢が見られなく
なってしまうことも考えられます。
本来の自己紹介は、知らない者
同士が行うものであり、だからこそ
ワクワク感があるもの。
今回は、そのような感覚を得られる
ような活動を行わせたいと思います。
可能であれば、他学年との自己紹介
タイムを設けることをお勧めしたい
ですが、それが難しいのであれば、
こちらの活動はいかがでしょうか。
今回は、おそらく多くの学校で使用が
始まっているタブレットを用います。
従いまして、英語とICTとなります。
活動内容は以下の通りです。
１．以下のような情報を与え、その人物や
キャラクター（名前・好きなものなどの
情報を与える）の自己紹介文を英語で書きます。
例えば ドラえもん
好きな色：青
好きな食べ物：どら焼き
好きなスポーツ：水泳
嫌いな動物：ネズミ
＊日本語で情報を与え、名前はローマ字に
変え、その他の情報も英語に変える活動に
取り組ませる。（スキル：ライティング）
＊使う単語は黒板にあらかじめ、
エンリッチメントタイムにしっかりと
引き出しておく。
⇓
書きたい・書けない子どもたちへの
配慮。
OR
各自オリジナルで考えさせる。
共通しているのは、文章数は制限
しないということと、発表時の
ポイントは情報を先に与え、
名前ではなくスペルを最後に伝える
ということ。
例：
I like blue. I like dorayaki.
I like swimming. I don't like mice.
(成功体験をさせる目的で行うため、
mouseでも良しとする)
My name is d,o,r,a,e,m,o,n.
といった感じで進める。
使用する文章は、子どもたちに
合わせて変更可。
最後にスペリングを答える理由は、
名前を先に持ってくると、情報を
聞き取ろうという姿勢が消極的に
なることがあるため。
２．その人になりきって自己紹介し、
その様子をタブレットを用いてペアで
お互いに撮影し合います。
（1の作業が早く終わった人は
変装セットを作成してもよい
としても良いですね。）
撮影時は声を変えるなどして
（架空の人物だったとしても）できる限り、
その人物になりきるのが楽しくする
ポイントです。（スキル：リーディング・
スピーキングの発表）
変装セットはこちらからどうぞ
https://drive.google.com/file/d/1kA-eKmGmo1UKkx1MhKAvfBQ4GfNJiAAh/view
３．その動画データの入った
QRコードを作成します。
QRコードはこちらから作成可。
https://www.qr-code-generator.com/
QRコードを印刷し教室に掲示。
４．子どもたちは掲示された
QRコードから選んで録画動画を
視聴（スキル：リスニング）。
視聴しながら、用紙もしくは
タブレット上のフォームに
聞き取った情報や名前のスペルを
書き込みます。
（スキル：ライティング）
５．最後に誰のQRコードなのかを
当てます。
この活動にはライティングの活動が
入っていますが、インプット重視の
指導を積極的に行い、文字への移行を
十分に行えていた場合、それほど難しい
ものではなくなっています。
逆を返すならば、それほどインプットする
ということを意味していますね。
講座の中でご紹介している文字への
移行を目指した指導を行い、活動を
積極的に取り入れて、学習が進んでいる
子どもたちはもちろん、そうでない
子どもたちにもチャレンジさせて
成功体験させましょう。
【注意点】
録画（発表）をする際、ただ原稿を
読むようなことにならないように、
発表者のマナーチェックシートを活用して
指導しましょう。
また、どのようなプレゼンテーションに
すれば良いのかを考えさせることも
大切な指導となります。
最初の単元ですので、ここでしっかりと
【正しいマナーを守って行う魅せる発表】
について学ばせると、次からの発表に
活かされ、非常に素晴らしい発表が
できるようになります。
そしてこういった活動を終えたら、
前回のメルマガでご案内させて
いただいたHot Air Balloonの
テンプレートを用いて、
ライティングを行い、教室に
掲示すると良いのではないかと
思います。
楽しい時間になりますように...
活動を実践した際には是非ご感想を
いただけると大変嬉しいです。
Let our lessons shine!
一般社団法人 日本英語教育研究協会
代表理事 北山 奈美
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一般社団法人 日本英語教育研究協会
代表理事 北山 奈美
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ご質問はお気軽にお問い合わせください。
nami.kitayama@jeeraenglish.com
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【講師ご紹介】
北山 奈美
一般社団法人 日本英語教育研究協会 代表理事
ケンブリッジ大学認定英語指導CELTA講師
国際バカロレア初等教育トレーニング修了
CELTAやTESOLといった複数の国際資格や指導経験から得たノウハウを詰め込み考案したJEERA式英語指導法を用い、「使える英語力」の習得を可能とする指導者育成を行なっている。成功体験を多く積むことで自己肯定感を高め、その力を学習へ活かすという指導法。英検の面接官を務めるなど、幅広く英語教育に携わっている。英語指導歴23年・ジョリーフォニックス指導歴１０年以上のバイリンガル講師。
【実績】
文部科学省英語推進教諭、文科省英語教育推進リーダー、英語教育をリードしていく先生方への英語指導教員研修を担当。ネイティブ講師への英語指導トレーニングの実績あり。英語教育に関するセミナーでは毎回非常に高い評価を得ている。英検指導においては合格率100%を誇る。
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