昨年11月24日の承認ですが、ティーエスワンに効能等が追加されました。

 

【追加内容】

ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法に対する効能・用法等追加

 

【効能・効果】

胃癌、結腸・直腸癌、頭頸部癌、非小細胞肺癌、手術不能又は再発乳癌、膵癌、胆道癌、ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法

 

【用法・用量】

○胃癌、結腸・直腸癌、頭頸部癌、非小細胞肺癌、手術不能又は再発乳癌、膵癌、胆道癌

通常、成人には初回投与量(1回量)を体表面積に合せて次の基準量とし、朝食後及び夕食後の1日2回、28日間連日経口投与し、その後14日間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜増減する。

 

体表面積

初回基準量(テガフール相当量)

1.25m2未満

40mg/回

1.25m2以上1.5m2未満

50mg/回

1.5m2以上

60mg/回

 

ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法

内分泌療法剤との併用において、通常、成人には次の投与量を朝食後及び夕食後の1日2回、14日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。これを1クールとして最長1年間、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜増減する。初回基準量を超える増量は行わないこと。

 

体表面積

初回基準量(テガフール相当量)

1.25m2未満

40mg/回

1.25m2以上1.5m2未満

50mg/回

1.5m2以上

60mg/回

※用法・用量はすでに適応のあった疾患と同じです。

 

【用法・用量に関連する注意】

クレアチニンクリアランスが50mL/min以上80mL/min未満の場合には、次の投与量で開始する。

クレアチニンクリアランス注)

体表面積

1回投与量(テガフール相当量)

50mL/min以上80mL/min未満

1.25m2未満

朝 20mg/回
夕 40mg/回

1.25m2以上1.5m2未満

40mg/回

1.5m2以上

50mg/回

注)実測値が無い場合には、投与前血清クレアチニン値、性別、年齢及び体重から以下のCockcroft-Gault式を用いて算出したクレアチニンクリアランス値(Ccr推定値)を用いること。
Cockcroft-Gault式
Ccr推定値=((140-年齢)×体重(kg))/(72×血清クレアチニン(mg/dL))(女性の場合はさらに得られた値を0.85倍する)

 

「服薬指導のエッセンス第4版」には、休薬期間のある抗がん薬の表を掲載しています。

追記してください。

また、ゼローダについて、もう少し詳しく追記しましたので、ご参照ください。

 

 

 

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「服薬指導のエッセンス改訂第4版」が

2021年8月26日に発売されました。

自費出版のため、広告媒体がありません。

販売開始後1年以上経ちますが、まだ在庫があるようです😊

もし、よろしければ、周りの人にお勧め下さい。

今後もよろしくお願い致します。

 

日頃の小ネタはツイッターを参照して下さい。

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