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オウムはヒト? [自閉症資料4]

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自閉症と言っても成長する。






例えば、言葉を話すと言う事だって、極端に遅れるにしても、脳内では確実に成長しある日その回路が
つながり機能すれば突然話し出す






最終的に「正常な人」としてのコミュニケーション能力まで達しなくても、言葉を話すと言う所までは
成長した訳だ。






言葉を発すると言う行為は、純然たる運動能力。オウムや九官鳥の様に人の言葉に近い鳴き声の鳥も
いれば人の言葉には全く近づかないウグイスの様な鳥もいる。






まず横隔膜で呼吸、息の出し方をコントロールする。ノドの筋肉を動かす事を覚えると音が出る。
口の形を変えると音が変化する。その運動能力を得る。
そして、「オウム返し」で、言葉に該当する言葉に聞こえる音を出せる様になる。
これは、運動能力だ。ハイハイをしたり、たって歩くのと同じ運動能力の練習であり技術の獲得だ。






老人に指先の運動をさせる。運動をさせるのがボケ防止になるのだと言う。父は50才前からアルツハイ
マーの症状が出始めたが、極端に指先のコントロールが利かなかった。

指先を動かさないからボケたのか。アルツハイマーになると指先がコントロール出来ないのか。

私は後者だと考えるが、まことしやかに指先の運動を薦める






自閉症の子供が出来て、言葉が他の子より後れだしたとき、焦るのも分かるし、少しでも早く話せる
様にしたいのも分かる。ずっと話さない事で、話す機能が錆び付いて使えなくなるのでは無いかと言う
恐れも分かる。






しかし、身体が出来上がらないうちに、カーブを投げられる様に叩き込んだ所でプロ野球選手になれる
訳では無い。子供が話すには、話す準備、脳内の成長が整って初めて話し始めるのである。






辰吉丈一郎は5才になって初めて話したと自分で言っていた。初めて言葉が出たときの事を強烈に
覚えているのであろう。






脳みそは20才まで成長し続けるそうだ。私を含む自閉症の仲間はなぜか老けない。脳内に発達の障害
を抱えている代わりに、脳の老化が進みにくいのでは無いか。






早期療育にヤッキになるのもイイがこんな先輩が居る事を覚えていて欲しい。



【自閉症テレビ32】言葉って何?


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