ナノメタの神田神輿ですが、結局4日ほどで完成しました。体調が良くて本気でやれば1日で終わると思いますが、ホビーで急いでも仕方がないことと、これから書く屋根に付ける金具の製作が少々根気仕事でしたのでゆっくりと手間をかけて完成しました。

▶屋根「巴紋」の組立

↓神輿の屋根に付く丸い飾り「巴紋」の組立です。見た通り最初は平らな金属を打ち抜いたパーツですが、これを丸い円柱形の立体にします。ナノメタもペパクラも「丸い」というパーツはけっこう苦労します。
000

↓爪楊枝で再度のカープを丁寧につけて…
001

↓それを直角に曲げて丸い本体のエッジのカーブに近づけていきます。
002

↓これでほぼ完成(裏側)。キモは表から見たときにエッジの凸凹が見えず、横から見たときにきれいなカーブに見えるように成形することですが、専用プライヤーなどを使って、根気よく形作っていきます。
003

▶できた「巴紋」を屋根パーツに接合

↓まだ平らな屋根パーツに、これを12個作って裏でひねり止めをします。このメタナノで一番手間がかかった場所でした。
004

▶屋根パーツにカーブをつけて、屋根の完成。
005
↑簡単な成型に見えますが、継ぎ目が結構複雑なカーブをしていますので、その成形と合わせ目の隙間をなくすために何回も、大小の円柱の棒に沿わせて曲りを調整しました。

↓こうして神輿本体と屋根が完成。屋根の四方には飾りの「小鳥」を接合してあります。
007

▶屋根と本体の接合

008
↑ナノメタの難しいところは、ある程度完成したパーツを接合させるときにもあります。大体の場合どちらかのタブ穴にどちらかのタブを差し入れて曲げ接合するのですが、両社がほぼ完成形のために微妙にタブ関係の位置がずれていますから、合わせるのに手間がかかります。

さらに今回の場合、屋根のタブを本体の内側のタブ穴に入れるために、さらに手が入りづらく難易度が増しました。

▶神輿を乗せる台の作成

↓本体がある程度完成しましたので、あとは神輿を乗せる台の作成。これは指定通りに曲げて接合するだけで簡単でした。ガタツキは手で軽くたわめて調整すれば簡単に直ります。
009

▶鳳凰の組立

↓屋根の頂点に飾る鳳凰(ほうおう)を作りました。解説書を見ただけでは鳳凰の羽のカーブ度合いなどはわかりませんので、ナノメタメーカーページにある3Dビューを見ながら、同じようにカーブをつけます。画面奥に移っているのがPCの3Dビュー画面。
010

↓こうしてできた鳳凰を屋根の頂点に接合し、さらに将棋型の看板をつけて、これで神田大明神のお神輿完成です。
011

▶神輿を台に乗せて完成

012
ーーーーー
一色だけのナノメタに比べて二色でのお神輿はけっこう飾りごたえがありますし、こういう飾りが映えるお神輿などの場合は、レーザー精密加工された細かな模様が、より効果的に出来栄えを良く見せます。

013

↑全長は11cm(本体+台座)ほどですので100均で200円のフィギュアケースにも楽に収納できました。