2月某日、都内にてフィルム写真撮影会を開催いただいた。
カフェでレクチャーをいただき、フィルムを充填。

なんとあのハッセルブラッドも…!

手順は覚えられないほどで、慣れが必要。
デジタルな時代が来てまだ何十年も経っていない。テクノロジーの進化の速さとともに、一方で今でもフィルムカメラが活躍しているのを見て、いい世界だなと思う。
そして、フィルムカメラを持って銀座を取り歩く。

3月、現像が完了し受け取りへ。
手に取って、見る写真の感覚は久しぶりだった。

ああ、こうだったなぁと。
撮影中露出を合わせるのを忘れること数回、明るくなりすぎた写真が想像より多かった。露出の感覚のアジャストは重要だなと認識。想像以上に難しい。
絞り値の調整はいつもと一緒なので、そこは違和感なく、ライカM6の方はボケ方だったり写りも想像通りだった。

僕はまだ、モノクロフィルムを理解しきれていない。もっとよく観察したい。
ハッセルブラッドで撮った写真のポジフィルムのスリーブ仕上げ。手にするのは初めてだが、大変美しい。

この状態で見るだけでもその立体感が際立っていた。
いくつか選んでデータ化もしてみたい。
おわりに

何事も経験。手にして体感してみないとわからない。
光をレンズから取り込みフィルムに焼き付ける。物理的に目の前の光景を記録する。デジタルもフォトダイオードに光を当てて光電効果で電流に変えるプロセスであり物理的と言えるが、フィルムの方がより光を記録するイメージ。
フィルム”風”な写真ならAIに任せれば簡単にできる時代。しかし、本質的に光の記録の仕方、鑑賞の仕方が違うのがフィルム写真。ライカさんは今でも新品のフィルムカメラを販売しているが、これから10年、どのような世界になるのだろうか。フィルムにはフィルムの良さがある。
このような機会をいただき、誠に感謝。ありがとうございました!