嵐・大野とV6・坂本のキンキ『愛のかたまり』、嵐・二宮、KAT-TUN上田らのNEWS『チャンカパーナ』歌唱

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・嵐・大野智とV6・坂本昌行によるKinKi Kids『愛のかたまり』は期待を裏切らない美しいハーモニー
・NEWS『チャンカパーナ』カバーで手越祐也の高音を嵐・二宮和也がこなす、KAT-TUN・上田竜也は頑として踊らず
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2020年9月12日の日本テレビ系大型音楽特番「THE MUSIC DAY」には、ジャニーズが10組も登場した。

売り出し中で大人気のSixTONESとSnow Manが出演せず、NEWSは増田貴久のミュージカル上演とかぶったのに収録で出演していて、ジュリー派が出演したということだな、と思った。が、それはさておき……。

ジャニーズ総勢10組は、2班に分かれて、恒例のジャニーズ・メドレーを展開した。ジャニヲタ以外はほとんど関心なかっただろうし、毎回義理立てて近藤真彦の歌を含めるのにも正直うんざりだが、それもさておき……。

嵐・大野智とV6・坂本昌行によるKinKi Kids『愛のかたまり』は期待を裏切らない美しいハーモニー

この日のジャニーズ・メドレーで、予告を見た時から是非聴いてみたいと思っていたのが、嵐の大野智とV6の坂本昌行による、KinKi Kidsの「愛のかたまり」（2001年発売の「Hey!みんな元気かい？」のカップリングのオリジナルバージョン）だった。

この曲はKinKi Kidsの堂本剛が作詞、堂本光一が作曲した哀愁溢れるミディアム・バラードで、絶大なファン人気を誇り、KinKi Kidsのライブの鉄板曲となっている。

でも、ジャニーズ・メドレーだと大幅短縮バージョンであっという間に終わる、というパターンだろうな、と思ったら、そんなことはなく、たっぷり1コーラスの尺を取っていたのに驚いた。それだけ、歌唱力に定評のある大野智と坂本昌行のデュオを、ジャニーズとしてもPRしたかったのだろう。

歌い出し、つまり堂本光一パートは大野が、主旋律（メロディー）の多い堂本剛パートは坂本が務めた。キンキの鉄板曲にありがちなパート分けで、堂本剛がほとんど主旋律を担当し、堂本光一はハモリが多い。

そのパート分けを忠実に担当し、立ち位置も向かって左が堂本剛役の坂本、右が堂本光一役の大野、と徹底していた。

期待を裏切らない、哀愁を帯びた上手な歌唱、美しいハーモニーだった。キンキの哀愁どっぷりでレイドバック（後ろのめり）ぎみの歌声の記憶が染みついていたため、心なしか若干アップテンポ気味で軽やかな「愛のかたまり」に聴こえたが、それは歌い手の個性だ。

坂本が所属するV6や大野が所属する嵐は、こんな湿っぽい哀愁に満ちた曲を歌うことはまずないから、貴重なデュエットになった。

今回はカラオケ人気曲という趣旨での選曲だったので、KinKi Kidsなら「愛のかたまり」ということで選ばれたのだろう。また是非大野・坂本のデュオでのKinKi Kidsカバーを聴いてみたい。

NEWS『チャンカパーナ』カバーで手越祐也の高音を嵐・二宮和也がこなす、KAT-TUN・上田竜也は頑として踊らず

もう一つとても印象に残ったジャニーズ・メドレーの曲が、NEWSの「チャンカパーナ」のカバーだった。担当したのは、嵐の二宮和也、KAT-TUNの上田竜也、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣、ジャニーズWESTの中間淳太だった。

この曲は最近テレビ朝日系「関ジャム完全燃SHOW」で、ヒャダインが意味不明歌詞の「ジャニーズ・トンチキソング」の１つに含めていたが、4人時代のNEWSの代表曲のチャラい曲だ。チャラい手越祐也の高音ビブラート・ソロのイメージが強い曲だったせいか、NEWSが3人になってからは、まだ一度も披露の機会がない。

この日は4人で「チャンカパーナ」を歌ったから、4人時代のNEWSを踏襲していたわけだ。4人のNEWSの立ち位置は、向かって左から小山慶一郎、増田貴久、手越祐也、加藤シゲアキだったが、この日のシャッフル・ユニットの4人は、向かって左から二階堂高嗣（キスマイ）、二宮和也（嵐）、上田竜也（KAT-TUN）、中間淳太（ジャニーズWEST）だった。

サビのユニゾンがメインだったが、終盤の注目の手越の高音ソロパートを、嵐・二宮が担当した。「ナ～～～」という長～い高音の音程維持と肺活量が必要な難所だ。さすがに後半のビブラートまでは入れていなかったが、しっかり音程と声量をキープして、見事にこなしていた。

一方、広く視聴者の注目を集めたのは、KAT-TUN上田だけが、一貫してダンスを踊らなかったことだ。もしかしたら、リハーサルの練習時間が合わず、振付を習う機会がなかったのだろうか。いや、簡単な手の仕草くらいは、本番前に隣の人間に教えてもらえば、マネできたはずだ。

そんなちょっとした簡単な動きすらも一切やらずに、頑として「俺はこんなチャラい曲のダンスなんか踊らねえぞ」みたいな、尖った上田のポリシーを1人貫いていたように見えて笑えた。これは演出か、それともマジか、気になった。

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