母の過去 638 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

638
 
胃潰瘍で入院されていた社長に練習を見てもらったのは良いのですが、
スコア―の予想を聞かなければ良かったと、
落ち込む母ですが、
それも少しの時間です。
直ぐに復活するから練習を見てもらい
色々と教えていただいたのは正解なのです。
1人で練習に行ってもそれほど上手くはなれません!
誰かに自分の悪い所を指摘してもらい
1つづつ直さなければ上達なんてなかなかしないのです。
一人で練習に行き
悪い癖がつくと それはもう大変です。
どんな事でも癖を治すのは相当に時間のかかる仕事に
なります。
ゴルフも同じでまだ癖のついていない時に
教えてもらえば 教えてもらった事を
練習するから悪い癖がつきにくいのです。
胃潰瘍で入院されていた社長に教えてらった事を
家に帰り小さな庭で素振りをして
復習するのですが、
ボールがあるのとないのではもう次元が違います。
どのぐらい違うかと言いますと、同じネコ科の動物でも
トラと猫の違いがあります。
それも虎は凶暴に獲物をしとめようとしている時の虎で
猫は膝の上に乗り気持ちよさそうにあくびをしている時ぐらいの
差があるのです!
素振りではプロのようにできますが、
いざ鎌倉 あっ!違う!
いざ目の前にボールがあるともう素振りのスイングとは
まったく違うスイングになるのですから
あまり練習にはならないと思うのですが、
しないよりした方が少しは良いと思うのです。
やはりボールがなければ練習の効果は半減どころか
1000分の1程度なのでしょう。
この時は僕はゴルフの事が解りませんでしたが
大人になり自分もゴルフを始めた時に
母が小さな庭でそれほど練習にもならない
素振りを何度もしている気持ちがわかりました。
僕も打ちっぱなしに行き帰ってから
小さな庭でなんでやろ?とつぶやきながら
何度も素振りをするようになっていたのです。
 
母は素振りをして大事そうにクラブを居間に持って来ては
大事そうに磨くのです。
父も僕も磨いて上達するなら
皆が上達すると言うのですが
母はほっといてとピカピカになるまで磨き上げて
ご飯の用意をするのです。
先にご飯の用意をしていれば
僕達に嫌味をいわれなくて済むのですが
母はていれも練習のうち言い靴まで
磨くのです。

 

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