母の過去 826 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

826
 
 
入院中のお礼の訪問にお伺いするにも
初めは車の運転もぎこちない気がしたのですが
3日もすると運転も慣れて少し遠くても大丈夫と思い
営業所から30分以上離れているお客様の所にも行くようにしたのです。
でも訪問の件数は朝に1件午後によくて3件です。
朝は朝礼の後に手土産を買いに行くので
時間がなくて 2件の訪問をしたくても出来ないのです。
午後はそれなりに時間もあり お客様同士が近い方達の所を
訪問するので3件は最低でも行けるようになったのです。
でも話がはずむとたまには2件で終わる事になりそうになるのですが、
朝に電話で訪問の時間を決めてますから
遅れる事があっても行かない事はないのです。
お客様に時間に少し遅れる連絡をすると
母の性格をお知りになられているので
事故をしないようにゆっくりで良いと言って下さるのです。
10日もお客様の訪問をすると
体も口も慣れて入院前の母と変わりません!
変わったのは片耳が聞こえなくなった事だけですが、
これにも前向きな母は気にしないようにしているのです。
当時40代後半でしたから僕なら落ち込み
何もする気がしなくなると思うのですが、
母はまだ片耳が聞こえるから大丈夫と言うのです。
そして何時もの調子になった母は
運転中に見つけた車のディ―ラ―に立ち寄るとパンフレットを
もらい帰って来たのです。
貰ったパンフレットは家族全員が見えるように
居間のテーブルの上に堂々を大きな顔をして置いてあるのです。
この置き方は反対しないで新しい車に買い替えさせてと
言っているのと同じです。
父が贅沢だと言っても買い替える理由を見つけているのに
違いありません.!

   ↓         ↓

にほんブログ村 ブログブログ ブログ初心者へ