母の過去 827 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

827
 
 
居間のテーブルの上に大きな顔をして置いてある
車のパンフレットを見つけた父は
これはなんだと母に言うと 母もなんとなく貰って来たと
嘘を言うのです。
なんとなく車のディーラーにより
なんとなくパンフレットをもらう時間が
母にはないのです。
入院中のお礼の訪問がまだまだあるのですから
なんとなくディーラーにはよれないのです。
わざわざ時間を作りディーラーに行くのですから
これは確信犯です!
それも置いてあるパンフレットは日本車のパンフレットではなく
ホォルクスワーゲンゴルフのパンフレットなのです。
車体は小さいですが当時の日本車よりは
しっかりとした作りで頑丈な車です。
それに小さくても今までのカリーナよりは
値段は当然ですが高いのです。
車体の値段が高ければメンテナンスにも
今までよりお金がかかります!
母はなんとなく貰って来たパンフレットと言いますが、
なんとなく貰って来てなんとなく買うつもりなのかと
父は言います。
母も値段を考えると迷うと言うのです。
普通は値段を考えると諦めると言うと思うのですが、
欲しくてたまらないから迷うなのでしょう。
そんな事は父はおみ透視ですが、
父ももし事故でもすれば日本車より頑丈なワーゲンが良いと
思ったのか、
もっとよく考えてから話せとだけ言いそ
れ以上は何も言わないのです。
母も父の反対が思った以上にないので、
必ず買うと決めていた訳でもないから
少し考える事にしたのです。
ワーゲンは丈夫な車だと母はしりませんから
お客様に片耳になったから丈夫なワーゲンにでも
乗らなければ危ないと
訪問先で言われてそれもそうだと
これは車の購入のチャンスとばかりに
ディーラーによりパンフレットを貰って来たのです。
 

   ↓         ↓

にほんブログ村 ブログブログ ブログ初心者へ