母の過去 966 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

966
 
 
デッサンの本を買って来て必死で絵の練習をする母は
僕に何処から見ても水晶玉に見えない
水晶玉の絵を見せて
何に見えると聞くのですが、
どう見ても何かのボールにしか見えない絵なのに
母の書いた絵は水晶玉の絵なのです。
これを家に来られる人達にすると母の恥になるから
僕は母が傷つかないように 優しく下手糞な絵を見せて
そんな事を聞くなと言ったのです。
一番近いのはサッカーボールとも言いました。
そして誰にも聞くな!聞けば恥を書くのは自分だとも
付け加えたのです。
母は勿論 拗ねましたがそのぐらいの事を言っておかないと
来る人に聞けば聞かれた人は悩み夜は寝れなくなると思うのです。
それぐらいボールにしか見えないのです。
ボール見えると言うのも 凄いおまけをしてです。
子供の泥遊びの泥団子と言っても皆がうんうんと納得する絵なのです。
僕はこれ以上ないぐらい
凄くおまけをしてそして張り込んでボールと言ったのです。
でも母は何処から見ても水晶に見えると言うのですから
これは絵を上手になろうとする母がもしかすると
大間違いで 人間には向き不向きがあり
絵は母には不向きだと思うのです。
絵もと言った方が良いかも知れません。
陶芸もどうも不向きに思うのです。
何処から飲んでも口からこぼさずに飲めないような物をグラスと
言うのですから、
陶芸教室は続けると言っていますが、
もう少し自分にあった者をを見つけて頑張れば良いと思うのです。
いくらやりはじめは面白くても 続けても上達しなければ
つまらなくなり そのうちに辞めたくなると思うのです。
僕が何でも初めはファッションからはいり
一通りそろえて何かをはじめると
直ぐにつまらなくなり辞めるのと同じです。
本当にいろいろな事を初めては辞めました。
今から考えれば勿体無い話です。
母の事を言う資格はないと思うのですが、
事実なので書かせていただいてます。

   

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