母の過去 1251 | 不思議なトントン日記

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1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1251

 

 

気になる喫茶店の息子さんに紹介していただいた不動産屋さんで

マスターが持っていた山林が仮面ライダーの変身のように大きくバケタ話を聞き

そして畑や田んぼの話が出て来たので

僕はその話はどんな話と思い

身を乗り出して聞き始めたのです。

その話は不動産屋さんが山林が国の開発地域内にあり

名目は山林ですが、

見た目は雑草だらけの小さな土地を開発で宅地造成したのを

買取をされた直ぐ後にマスターが持っていた

畑や田んぼがこれも国が道路を作るの所にあり

買取してもらったと言う話なのですが、

業者が買うのではなく 

道路を作るから国が買取をするのです。

不動産屋さんの話では畑も田んぼも1反づつで

僕に丁寧に1反とはと大きさまで教えてくださるのです。

田舎育ちの僕は1反は約300坪と知っていますが、

何も知らないふりをして話を聞くと

実測すれば約300坪でも登記上は

267坪程度にされているのです。

国が買い取りをしてくれる契約は300坪ではなく

登記上の267坪の契約になると教えてくださるのです。

そして僕が壱番知りたい一坪いくらで国が買い取りをしたのかを

話されるのを聞き僕の頭の中にあるホコリだらけの型遅れのコンピューターが

ガチガチと音をたてて動き始めるのです。

大ざっぱな暗算をして僕は驚きそれなら気になる喫茶店が赤字でも

何の問題もないと思うのです。

国が買い取りをした値段は一坪90万円らしいのです。

267坪×2で552坪です!

552坪×90万円で4億9千6百80万です!!!!!!

この当時は国が買い取りをすると5千万円は無税ですから

税金は買取金額から5千万円を引いた金額の約39パーセントです。

大ざっぱですが気になる喫茶店のマスターは3億円以上のお金を持っているのです。

凄い話を聞いたと思ったのですが、

でももし息子さんがギャンブル依存症なら

一年に3千万円使うと10年でなくなります!

もしもそんなペースで遊んでいると

3億円でも直ぐになくなると僕が思っていると

専務が店舗の話ですがと言われ 

僕は他人のお金の計算で

専務が買取金額を言われてからの話を聞いてなかったのです。

これで赤字で数年以上も喫茶店をされているお金の出どころは解りましたが、

でもお金があっても赤字続きです。

専務の話を聞きながら僕なら店を閉めると思ったのです。

 

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