母の過去 1330  フェアレディーZ | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1330

 

 

 

フェアレディーZが欲しいと思ったのですが、

予算と知り合いの車屋に色々と話を聞き

オークションに出品されている

クラウンを落とす事にしたのです。

車屋からの帰りに中古車雑誌を買い

家で本当にクラウンでいいのかと考えながら

雑誌を布団に寝転び見るのです。

今だとPCで簡単に見れるのですが、

あの頃はお金を払い中古車雑誌を買っていたのです。

翌日は鞄に中古車雑誌を入れて

会社に行き朝礼が終わると直ぐに知り合いの車屋に向かうのです。

少し早いのは解っていますが、

待ち遠しくてじっとしてはいられないのです。

車屋に到着すると初めて僕をむかえに出てくれて

僕は今日は商売になると思い

出迎えたんかと言うと 車屋はその通りですと素直に言うのです。

そして事務所に入ると僕にコーラーを買って来てくれ

クラウンは2時間後ぐらいから始まりますと言い

少しテレビでも見て待っていてくださいと言い残して

事務所を出て行ったのです。

僕が何処に行くと行ったのですが、

直ぐに戻りますと言うだけで慌てて何処かに消えて行ったので

僕はする事がないからソファーで寝て待とうと思うのですが、

クラウンでも借金全額返済が出来る予定で買う事に

ウキウキして寝付けないので

鞄から中古車雑誌を出そうとしてソファーの前のテーブルの下を見ると

車の本が沢山ありその一冊を見て待つのです。

目は雑誌を見てますが、

クラウンが乗っているページを見るとまだ落札もしていないのに

自分がクラウンに乗っている所を想像してはニヤニヤしてしまい

フェアレディーZが乗っているページを見ると

やっぱり予算オーバーでもフェアレディーZにしようかと

眉間に皺を寄せて考えるのです。

そして通帳の残高を思いだしては一人で悩み汗をかくのです。

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