皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

十七節気 寒露

2021-10-12 20:21:26 | 生活
昨日までの真夏日が遠い記憶のように、今日は朝晩の冷え込みが秋らしく冷え込んだ一日となった。早いもので秋の節気も残すところ二つ。
草木に宿る露が冷たく感じられるようになる。寒露のころに感じる寒さのことを「露寒」と呼び、露が凍りかけて霜が混ざったような状態のことを「露霜」という。露と霜とが繰り返しめぐってくることから「年月」という意味もあるという。

秋が深まるにつれ、夕暮れから急激に日が沈んでいく様を「秋の日は鶴瓶落とし」と表現するが、鶴瓶とは井戸から水をくみ上げる桶のこと。

夕方の空はあっという間に夜の闇へと包まれてゆく。


神宮においては(伊勢)神嘗祭を迎える季節。五穀豊穣に感謝し天皇陛下が初穂を天照大神に奉る宮中祭祀として毎年十五日に祭祀が執り行われる。戦前までは祭祀が終了する十七日が国民の祭日として祝われていた。新嘗祭と同様神宮において最も由緒ある祭事である。

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