焦らしたあげく禁断のラブロマンス、なんてプレイを15

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「なに? もうねぇよ。うちの実家狭いんだから」

              

「じゃあさ、俺の制服、家から取って来るから!」

 

「くるから、何だよ」

 

「本格的に、しよ!」

 

「……なにをっ!?」

 

 幾ヶ瀬の乳首を布越しにギュッとつねる。

 

「痛っ」と彼は顔をしかめたが、例によって懲りた様子はない。

 

「次は制服着てよ。もっとちゃんと設定つくって打ち合わせてからやろう! 今日はお互いに手探りだったし、どうにも噛みあわなかったし」

 

「幾ヶ瀬ぇ? レパートリーが増えたみたいに思ってんだろ」

 

「あはは。何言ってんの。ねぇ、有夏?」

 

 声が少し低くなる。

 

 身構えるように有夏の身体に力が入る。

 

「有夏、今日すごく感じたでしょ?」

 

「うっ……」

 

 そんなふうに言われてキュンとお尻で感じたか、有夏が頬を染める。

 

「またしようね、学校編」

 

「編って……そんなじゃなくて、普通にすりゃいいだろが」

 

「何? 普通に俺に抱かれたい?」

 

「………………うん」






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