本日のリア充6

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 かくして、冒頭の悲鳴に戻るわけだが。


 ヨガには興味津々なものの2ヶ月目以降の月謝を渋る幾ヶ瀬と、教室になんて行きたいわけがない有夏の思惑が一致した結果。

 とりあえず家でソレっぽいことをしても良くない?──というところに落ち着いたわけだ。


「さぁ、やると決まったからには有夏さん? 動かすよ!」


「ひぃぃ、ひぃぃぃっ……」


 なまけものを、コタツからズルズルと引きずり出す。

 何ともいえないか細い悲鳴をあげながら、有夏は目をショボシヨボさせた。


「寒ぃし。ヨガとか分かんねぇし。いやだし。やりたきゃ1人で勝手にヨガれ」


「ヨガれって……」


「有夏は春になるまでコタツで暮らすんだ……」


「ちょっとー、有夏さん? もう春ですよー?」


「うるさい。何だったらドラクエ12が出るまでコタツで暮らす……」


「何言ってんの。そんなの、いつになるか分かんないじゃない」


「いつになるか分からんとか言うな」

「本日のリア充7」につづく

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