黒しばわんこの戦跡ガイド

南城市玉城糸数に残る「糸数城跡通信隊の壕」

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糸数城跡通信隊の壕

名称 糸数城跡通信隊の壕
住所 沖縄県南城市玉城糸数
解説 沖縄県南城市の糸数城跡に残る壕跡。
内部にはバッテリーの残骸が多数残る
難度
D

今回は沖縄県南城市玉城糸数に残る「糸数城跡通信隊の壕」だべ

ポチ太郎
ポチ太郎
ハチ公
ハチ公

縦穴の壕です!!

沖縄県の南城市に「糸数城跡」という城跡があります。
沖縄本島南部でも最大級の大きさを誇る城跡(グスク跡)で、琉球石灰岩を積み上げてできた物見台(アザナ)からの眺めは素晴らしいです。

そんな糸数城周辺には日本軍が構築したとされる人工壕がいくつか残されています。
この周辺に配置されていたのは独立混成第44旅団隷下の「独立混成第15聯隊」でした。
連隊長は美田千賀蔵で、元々は沖縄本島北部・中部に配備されていましたが、第9師団の台湾移駐を契機に南部地域に配置が変更されたのです。
地上戦が始まり、那覇市での「シュガーローフの戦い」に参加しています。

糸数城跡の樹海の中に「通信隊の壕」があります。
しかし、県の資料と発見した壕の位置が合っていたので、ここでは「通信隊の壕」と呼称しますがそれ以上の細かい情報は分かりませんでした。

壕の入口

壕内部図(適当)

この壕は高低差3m程の縦穴の壕になっています。
落ち葉が溜まっているので、この場所に来る人はいなそうです。

半分くらい降りました。
落ち葉が滑るからどかしながら降ります。

無事に降りることが出来ました。
入口を見上げてみます。

腰を落とさないと頭をぶつけてしまう。

10mくらい進むと5畳くらいの部屋があります。

小さい瓦礫は散乱しています。

部屋へ入った通路を見る

バッテリーの残骸がまとめられていました。

かつて使用していたと思われるカスガイ

部屋の端っこを見てみると、入ってきた通路とは別の通路がありました。
高低差2mくらいありそうですが登ってみます。

上部へ続く穴

登った場所から部屋を見下ろす。

すぐに別の出口に繋がっていました。
入ってきた入口よりも傾斜は緩い。

燭台置き

出口

出口を外から見る

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ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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