映画『罪の声』

映画『罪の声』を観ました。

出演:小栗旬、星野源、松重豊、古舘寛治、宇野祥平、市川実日子、火野正平、宇崎竜童、梶芽衣子


【あらすじ】

紳士服のテーラーを営む俊也(星野源)は、押入の父親の遺品からテープと黒革のノートを見つける。幼少期の自分の声が犯罪に使われたかも知れないと知り、調べ始める。同じ頃、新聞記者の阿久津(小栗旬)は新聞社の年末企画であるギンガ萬堂事件の取材に駆り出される。証拠も証言も得られない未解決の事件だったが、俊也と阿久津は独自の調査でたどり着いた料理屋で出会ってしまう。


【感想】

豪華俳優陣、張られた伏線が上手にそして繊細に終結していきます。観る側に事件の発端から上部だけではない被害の大きさや心の傷の深さを語りかけてきます。

…コレって「グ●コ・森●事件」だよね?とすぐにピンと来ました。当時の犯人らしき人を描いた似顔絵がテレビで流れていたのを未だに覚えています。(実際はキツネ目で角張った顔のやつ)

きっと今みたいに防犯カメラや(ドラマで見た)科捜研のような知識があれば、迷宮入りにならなかったのかもしれないですよね。

映画の内容が余りにもリアルなので、自分の全く知らない世界に生きる人々の闇や被害者となった子ども達が本当に居るような気持ちになり、いたたまれなくなりました。まさに社会派ミステリーといった映画でした。

個人的には悲しい記憶を沢山背負ってこの時代を生きていた聡一郎役を演じた宇野祥平さんの存在感が印象に残りました。母親と再会するラストが切なかったです。

ひたむきにいきている人や子どもを巻き込む大人の身勝手さに怒りがわきます。(自分で起こした事なのに巻き込んでくる奴が大嫌いです)

すっごくよく出来た映画でした。

ゾワゾワっとしました。



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【小栗旬さん出演作品】

『キツツキと雨』


『君の膵臓をたべたい』(教師になってからの役)



【市川実日子さん出演作品】

『サイド バイ サイド 隣にいる人』