第109話

…続き
ボクの武勇伝       その2 🐕

ある初夏の午後の事です

買い物から帰宅したママさんは、
「くぅちゃん   ただいま〜〜❣️」

といつものようにボクに声を掛けようと居間をのぞきました
けれど、
ボクの姿が何処にもありません!

その日はパパさんはお休み

あれ〜?

くぅちゃんは、
二階にはいかないルールになっているけど
パパの部屋にいるのかしら!?

と二階のパパさんの部屋にボクを探しに行くママさん

しかし、パパさんの返事は、
「二階にはいないよ」
というものでした!

えっ🤯!       嘘でしょ🤥

階段を降りるママさんの心臓はドクドクと高鳴ります
それと同時に
家族が癌の宣告された時のような
もう、今度の入院が最後になるのではというあのヒヤリとする感覚が
ママさんを包んで行きました💦

ママさんは、天然でボケボケな所はあるのですが、
男の子を二人育て、
母、妻、嫁を30年以上努めて来た人なので、
まさかの時に以外に冷静なの

ママさんは、まず、一階に降りて、ボクが隠れていそうな
カーテンの中、ソファー🛋の裏、
お風呂の🛁バスタブの中
などなどをくまなく探しました!

「くぅちゃん、何処〜〜?」
何度も繰り返すママさん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
でも
ボクの姿はありません


「くぅちゃんが、忽然と消えた!!」
仁王立ちしたママさんは、
そう呟きました
ママさんがふと、ベランダ側の網戸を見ると👀
ほんの少し、開いた形跡がありました!


実はボク、
いつもは怖かった庭に、 網戸を開けて出て、脱走したの!!
庭からガレージを抜けて
玄関へ
そしていつもお散歩に行く道に出る事に成功したの❣️

リードのないお散歩は、快適!快適!
ぐんぐん走って、
いつもの川沿いの道を目指します!!
でもね
バス🚌通りを通過する時は、
気を付けたよ!

続く…