最終更新日:2021/4/8
立川中華街、爆誕。
昔グランデュオ立川にあったヤツではなく。
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池袋で知る人ぞ知る中華料理フードコートの友誼食府が立川に誕生
僕、石谷玲は中華料理が本当に大好きだ。
つい先日記事をupした陳建一麻婆豆腐店も中華料理店だった。
日本で名店と呼ばれる中華料理店の多くが、日本人の好みに合わせて味や食べ方を順応させた中華料理を提供している。陳建一麻婆豆腐店もね。
ところが、本当の現地中国の味そのままで食べさせてくれるお店も中にはある。そんなお店の代表格が、以前Twitterでも話題になった池袋の友誼食府。池袋の友誼食府について詳しくはデイリーポータルZのこちらの記事をどうぞ。
そんな友誼食府だけど、中華料理大好きな僕はなかなか行く機会がなかった。行かねば中華好きの名が廃る!行かねば、行かねば!
行かねば!と思ってるウチに友誼食府の方が立川にやって来た。
な…何を言っているのかわからねーと思うが、僕も何をされたのかわからなかった…
僕が池袋の友誼食府に行く前に、本当に友誼食府の方が立川にやって来たのだった。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
友誼食府立川店を簡単にご紹介
友誼食府立川店の地図と店舗情報
- 店名:友誼食府立川店
- 住所:〒190-0023 東京都立川市柴崎町3丁目10-6 LXビル1F(中華食材店の友誼商店立川店店内)
- 営業時間:11:00~22:00(イートインはおそらく緊急事態宣言解除後は21:00までかな?)
- 定休日:年中無休
- 開店日:準備ができた店舗から順次開店(現在5店舗開店済、西安料理店「西安美食」の串料理コーナーは2021年4月10日(土曜日)開店)
友誼食府立川店でのお店の構成と提供メニュー概要
これは写真を見てもらった方が早いと思う。
入って左側の壁と奥に、手前から(2021/4/8現在)
- 永祥生煎館(上海料理店)
- 三宝粥店立川支店(香港飲茶ほか)
- 西安美食(西安料理店)
- (未開店の店舗)
- 老四川味香辣妹子(四川料理店)
- 友誼早餐(豆漿や油條など販売、現金チャージコーナーと兼用)
のコーナーがある。なお、西安美食の串料理コーナーは4/10オープンとのこと。本場の羊肉の串焼きが食べられそうなのが非常に素敵で、オープンが待ち遠しい。
また、友誼食府は友誼商店で購入したもの以外の持ち込み飲食は禁止なので注意。
注文の仕方は各店舗個別に行うが、ちょっと決済の方法は面倒くさい(池袋の友誼食府に行ったことがある人なら分かるはず)ので詳しく書こう。
覚えておいた方が良い友誼食府立川店の決済システム
友誼食府では食べ物を購入するのに現金や一般的なキャッシュレス決済が使用できない。
じゃあどう決済するのかというと、友誼食府独自のプリペイドカードに奥のレジで現金チャージして使用する。
プリペイドカードは各店舗で貸してもらえる。自分のカードを作るのでなければ、順番としては、
- 各店舗の厨房で何を食べるか決めて
- 合計金額が幾らか確認したらカードを借り
- 合計金額分だけ奥の友誼早餐のレジで現金チャージ
- 各店舗でカードを渡し(もしくは端末にタッチし)決済する。
この場合、カードはそのまま決済後各店舗で回収されるので、チャージ金額入れすぎに注意。
僕が食べた美味しい中華料理を紹介するよ
僕が友誼食府立川店で食べた美味しいものをご紹介。
ただ一部名前と品物が一致してないかもなので、そこは注意。
実は上の写真の3品はよくよく見たら先ほどのデイリーポータルZの池袋の友誼食府の取材記事で食べてるものとほぼ同じだった。
成都肥腸酸辣粉(成都モツサンラーフン)800円(老四川味香辣妹子)
酸辣湯に肥腸(モツ)と粉(太い春雨)を入れて煮たモノ。注文時に辛さを聞かれたので「辛めで」と答えたけど、激辛でも良かったかも知れない。
この酸辣粉はモツだけじゃなく、とにかく具材がたっぷり。
干し豆腐に油揚げ。
細切りのメンマというか筍。
ブロッコリーやもやし等の野菜もたくさん。
酸辣湯の味はと言うと、
適度な辛味と共に、香醋が効いててしっかり酸っぱ美味い。他の中華料理店の酸辣湯って酸っぱいと言ってもそこまで酸っぱくないものが割とある印象だけど、ここの酸辣湯は酸っぱい。そして美味い。何かこれだけでも満足感がある。
そんなこのメニューの満足感を決定づけてくれるのが、この透明感ある太い春雨。
(小麦粉でできている)麺の代わりに入っている春雨が食べ応え抜群で、しかも食後の腹持ちがとても良い。なのでこれ食べた後の満足感が半端ない。美味しいスープに盛りだくさんの具材、そして食べ応えのある春雨。これはヘルシーに違いない。僕このメニューオススメしたい。
(多分)煎包(シャンセンパオ)160円(三宝粥店立川支店)
これの左の方。
饅頭やパン生地のような皮の中に卵とニラが詰まってる。味付けは濃くなく、ニラの味わいをダイレクトに感じる。ジャパナイズされていない中華点心ってこういうものか!と教えてくれる一品。厨房で言えば香醋をくれたかな?他の人は皿に香醋を垂らしてテーブルに持って行ってたので使えるみたい。
(多分)韭菜盒子(卵入りニラパイ)260円(三宝粥店立川支店)
先ほどのこれの右側。
薄い生地の中に卵とニラが詰まってる。ってさっきと中身同じ!?食べてみてビックリした。だけど少し違いがあって、こちらは皮が薄く餃子みたいな味わい。中の餡の脂というか肉汁が溢れてて、僕はこちらの方が好みだった。これに香醋垂らしてサッパリと食べてみたいな。
焼き小籠包4個500円(6個700円、永祥生煎館)
煎包の項でも書いたけど、香醋(黒酢)は厨房に言えばレンゲに入れてもらえる。焼き小籠包も含めて点心食べる時は香醋があると更に旨さが広がるのでオススメ。
カリッカリに焼かれた皮を噛んで穴をあけると、皮に閉じ込められていた大量のアッツアツのジュースが文字通り『飛び散る』。なので一気に頬張らずに、注意して穴を開けて汁を啜ろう。そうすると、中の肉肉しい餡の旨味が溶け込んだこのジュースというか脂が口いっぱいに拡がって何とも言えない幸せな気持ちに。
これは本当に酒が飲みたくなる。台湾ビールあたりがほしい。
ビャンビャン麺(油掛け麺)880円(西安美食)
説明書きには油掛け麺と書いてあり仕上にアッツアツに熱した油を掛けて出される。
この香ばしい油と底に溜まったタレと野菜と肉と香辛料と幅広の麺をひたすらひっくり返して混ぜていただくのがここのビャンビャン麺。
香辛料で紅く見えるけど、実際に食べてみると辛さは控えめで、まったりした味わい。弾力感のある幅広の麺と沢山の野菜で食べ応えあるけど、油がそこまでしつこく感じないのでスルスルッと美味しくいただける。僕はもう少し唐辛子とか花椒とか入れて味にインパクト付けて食べてもいいかな。
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まとめ
最初にも書いたけど、まさか友誼食府が立川に来るとは思わなかった。
それくらいこの店がこの街にあるって事は凄いこと。
席数が少なく、夕方のご飯時は席が埋まってしまうので、空いている時間を狙って訪問するのをオススメしたい。
あと、まだ営業開始していない厨房が少し残っている。工事が全然終わってないのも中国らしい。ビャンビャン麺を食べた西安美食の串料理コーナーが4/10開店とのことなので、ここ羊肉の串焼きを酒のつまみに食べてみたいものだ。
立川近辺にお住まいの方で、中国に観光に行ったことがある方や中華料理が大好きな方は是非足を運んでみて下さい。
それでは。