新型コロナウィルスの影響で、

一時的に在宅ワークになっている人、

この機に基本的には在宅ワークに切り替わった人など

これまでは、勤務先に出勤して仕事をしていたスタイルから、

家、あるいは家の近くのシェアオフィスなどで仕事をするスタイルに

変化した方も多いのではないでしょうか。

 

Webライティングなど主とした業務としているのなら、

もともと在宅メインかもしれませんね。

 

 

インターネットを見ていると

さまざまなコラム、ブログなどの記事で在宅ワークに便利なものや

「こうするといいよ」という工夫が紹介されていますね。

 

在宅ワークをする人の立場に立った記事をよく見かけます。

 

実は、私の家族もこの度、在宅ワークが主な勤務形態となった一人。

 

今回は新たな在宅ワーカーの家族として

感じていることを書いてみたいと思います。

 

 

一番感じるのは、生活の場に仕事を持ち込むことの難しさ。

 

家族構成や住環境など、各ご家庭によって状況は異なりますが、

家で仕事をするのは、おそらくオフィスで仕事をするよりも

集中力がそがれやすいようです。

 

オフィス街と違い、居住区では生活音が耳につくようです。

犬や子どもの声など、仕事をしていない時には気にならなくても

仕事をしている時には気になってしまうようです。

 

Web会議などで音声を聞く必要がある時には、

イヤホンやヘッドホンを利用すればいいと思われますが、

家人の場合、使ってみたけれどイヤだったようです。

また、耳が良く聞こえなくなる気がする…ということも言っていました。

 

そこで、窓を閉めてスピーカー音量を上げて会議をしています。

木造家屋だとけっこう階下まで音が漏れ聞こえてきます。

もしかしたら、屋外にも音漏れしているかもしれません。

内容までは聞き取れませんが、守秘義務とか平気なのだろうか?

と気になりもします。

 

在宅ワークで会議をするのが一人ならばまだ良いのですが、

夫婦そろって、あるいは親子で在宅ワークとなっていると、

さらに音の問題は大きくなります。

 

 

通信環境によっては家族みんなで回線利用をすることで、

データ通信速度が遅くなり、

仕事に差し支える状況になることもあるようです。

 

夏休みなどで、子どもが家にいるようになると

YouTubeなどの動画を見ることや

宿題でインターネットを利用することも出てくるはず。

オンライン授業をしている塾も多いですね。

 

そうなるとさらに作業場所や通信回線の取り合いが起こりそうです。

 

 

また、家なのにちょっと騒いだり、

大きな音をだしたりもしないよう、

仕事の邪魔にならないようにと

気を遣いながら過ごさなくてはならず、

かえってストレスが溜まる…といったことも考えられます。

 

お子さんがまだまだ小さいのなら、

さらにお互いに気を遣うことになりそうですね。

 

防音でエアコン完備の個室がそれぞれにあれば良いのでしょうが、

一般家庭ではなかなかそうはいきません。

 

これからの住宅には「在宅ワークありき」を考えて

設計されたものが増えてくるのでしょうが、

今住んでいる住居のままで、

在宅ワークを取り入れていくのならば、

仕事をする立場でだけでなく、

生活の場、リラックスの場として同じ時間に過ごす家族がいるということを考えて、

それぞれの家庭状況に応じたルールつくりや工夫が必要だと感じます。

 

例えば、

・大きめの音を出しても大丈夫な時間を決め、

反対に仕事に静かに集中できるようにする時間帯を決めて

家族でお互いに協力する

・仕事用の部屋やコーナーを作り、業務中はそこへは近寄らない

・園、学校、パートなどで他の家族がいない時間に、なるべく会議などの予定を入れるようにする

という感じです。

 

新しい環境を作り上げるのですから、

ストレスをため込んで、トラブルにしてしまうよりも

早い段階で、「こうしたい」「こうしてほしい」

とお互いを思いやりながら話し合ってより良いルール作りをしていきたいですね。

 

 

個人的には、

個人や会社契約で利用できるワークスペース(できれば個室)が各地域にもっと増えると

電車通勤は必要ないし、オンオフの区別もつけやすいのでは?

と思っています。