【おんなサウナ放浪記135】天水湯・リニューアル前後どちらも良いサウナ

2021年1月27日

どうも、あさとです。

大阪の銭湯好きな方はみなさんご存知だと思いますが創業1946年の天下茶屋の天水湯さん、

2020年11月の改装を経てリニューアルオープンされました。

リニューアルの理由は、老朽化もある様なのですが、お客さんの高齢化もあり2階建ての階段の登り降りも心配なので安全性を考慮して、この度2階は利用せず1階だけでサウナも利用できるように改装されるとのことでした。

リニューアル前と後でどう変わったのかを記録に残しておきたいと思います。

では、行ってみましょう〜!

※店内の画像は全て2021年3月25日に撮影と掲載の許可いただきあさとが撮影したものです。天水湯木越さんご協力ありがとうございました。

【天水湯】施設の様子

  リニューアル前こんな感じでした。

リニューアルされて、看板代りののぼりと暖簾が新調されています。

のぼりの撮影真下からアングル煽り過ぎました。

暖簾はオレンジ色が明るくて目立ちます。

遠くから見てもインパクトありますね。

それ以外の外観の部分はみた感じ特に以前と変わりはありません。

下駄箱と女湯扉はこちら

暖簾をくぐって下駄箱と扉の辺りもこんな感じで今までの昭和レトロな雰囲気ムンムン。

リニューアル後、女・男の看板は外されています。

入口は男女別で入りますが、リニューアル後番台はカウンター式に変わっています。

扉を開けるとこのようにカウンター式の受付になっています。

右手にはパーテーションで仕切られたマッサージチェアコーナーが有ります。

映っていませんがカウンター前にはドリンクを飲みながら休憩できるベンチが置かれていてテレビを見ながら湯上がりに一息つくこともできます。

さて、カウンターでお金を払って女湯へ。

女湯脱衣所

男湯脱衣所

脱衣所にはドレッサー、有料ドライヤー、トイレ、ロッカー、体重計、洗面台、ガーデンチェア1脚(女湯のみ)が設置されています。

女湯ドレッサーとお庭

ドレッサーの鏡が可愛すぎる

女湯の中庭

中庭は女湯のみです。

脱衣所はリニューアル前後で変わっていません。

浴場へ行ってみましょう。

女湯浴場

男湯浴場

以前のお風呂の種類は、

サウナ/電気風呂/薬湯/うたせ湯/ジェットバス/塩風呂

だったのですが、

サウナ/電気風呂/ジェットバス/変わり湯/高濃度炭酸温泉/水風呂

に変わっています。

これは男湯ですが女湯も広さはだいたい同じ位です

高濃度炭酸温泉は39℃位のゆっくり入れる温度で、炭酸が体にまとわりつく位炭酸がしっかりと出ています。

町の銭湯でこんなにシュワシュワの高濃度炭酸温泉入れる所あまりないように思います。

それもそのはず、リニューアルで最新鋭の高濃度人工炭酸泉の装置を導入されたそうで正真正銘しっかりと炭酸を感じられるようになっています。

洗い場はレバー式のシャワーと赤青カランが20ヶ所程度です。

さて、洗体洗髪したら早速サウナに入ります。

 

【天水湯】サウナ・水風呂・休憩

ととのうサウナのチェックポイント
サウナ特徴 ドライサウナ
サウナ温度 92〜93℃
サウナ湿度 低い~並
水風呂温度 15℃
水風呂特徴 深さ50㎝、水流あり
サウナ浴用休憩場所 水風呂前にスツール1つ、脱衣所にガーデンチェア1脚
ロウリュ なし
無料アメニティ なし
レストルーム有無 なし
利用料金 500円(サウナバスタオル貸し出し50円は持参OK)
営業時間 12:30〜0:00 定休日水曜日
公式サイト https://nariyoku.com/list/list_14.html

サウナ

リニューアル前

2階に上がると左手にサウナ室のドア。

木張のサウナ室、座面2段でL字型。

定員10名程度でしょうか。

サウナ室90℃位、湿度かなり高め。

テレビはあるけど壊れているのか電源はオフ。

ひょっとするとこのスチームのせいでテレビつかなくなったのではという位湿度が高い。

後から番台で店主さんに聞いた所、あのスチームサウナみたいなドライサウナは、

いつからか蒸気が漏れるようになってしまい、勝手に湿度が暴走してしまっているんだとか。

計算された湿度ではなくて偶然の産物だということでした。

それを聞いて、ミラクル暴走スチームサウナが体験できるのも昔からの銭湯だからかもと思い面白いなあと思った次第です。

リニューアル後

女湯サウナ室

サウナ室は1階の元滝風呂があった一番奥に新設されています。

ドライサウナは遠赤外線サウナでガスストーブ。

座面は1段で向かい合わせに5名程度。

木張の壁と座面ですが、座面には緑とオレンジの絨毯が敷かれています。

男湯サウナ室

テレビなし、BGMなし。

壁に横長の窓があって浴場の光が入るようになっています。

サウナ室内は照明2つで明るい。

サウナストーブの柵にかけられたチロリ

ストーブの柵を見ると上の端のほうにちろり(お酒を燗する時に使うアルミ製取手付カップ)が掛かってます。

上に乗っているのがちろり(フリー素材です)

一瞬、「ん?サウナ室でお酒燗しているの?!」

となるのですが、これは湿度調整のための水を入れているんだそうです。

これをする前は湿度が低く室内がカラカラ過ぎたそう。

ちろりに水を入れて設置することで体感温度が2、3度上がったとのこと。

この方法で今室内温度を試行錯誤しているそうです。

ちろり1杯でちょうど1日の湿度調整をまかなえているとのこと。

今後はサウナ室内のアロマも検討中とのことで、これからのバージョンアップが気になる所です!

水風呂

リニューアル前

サウナ室の隣に水風呂があり動線ばっちり。

1度に5、6名入れそうな大きさの浴槽。

深さ50cm程度だったはず(記憶曖昧)

水風呂の前には水飲み場やシャワーブース3ヶ所もあったけど、どちらも既に稼働していませんでした。

 

リニューアル後

女湯水風呂(浴槽取り忘れる痛恨のミス)

男湯水風呂

1階のサウナ室の前に小さな浴槽があってそこが水風呂になっています。

ここ、前は薬湯だったかな。

浴槽は定員1、2名で深さ50cm程度、水流は蛇口からの排水による。

幅2m程度あり一人で入ると足を伸ばして入れます。

水温15度台でしっかり冷たい。

休憩

リニューアル前

サウナ室の向かい側には休憩するためのタイル造りのベンチ。

水風呂後はここでまったりと休憩できる。

以前は2階だけでサウナ、水風呂、休憩ができるようになっていました。

 

リニューアル後

これは男湯のサウナ室前スツールですが女湯も同じようにスツールが置かれています。

水風呂とサウナ室の間のスペースにスツールが1つ、脱衣所にガーデンチェア1脚あり。

 

【天水湯】利用してみた感想

リニューアル前はTwitterでフォローさせていただいているサウナ好きのグリコさんから、

「天水湯のサウナ、なんかわからないけどスチームすごくてやばい」

と教えてもらって興味津々で行ってみたのが初めでした。

行ってみて確かにサウナ室自体はドライサウナな木張りの造りなのに、なんなんだこの異常なスチームは!!!しかもいい熱さ!!! 

と、サウナ室に入って思わずテンションが上がって独りでほくそ笑んでいました。

このミラクル暴走スチームサウナ、他ではあまり体験したことのないドライサウナ室の超高湿な具合が絶妙に良かったです。

しかし、暴力的なまでのスチームのせいで素人目にも座面や壁の木も張り替えが追っつかないだろうというレベルに見えました。

ぐりこさんが言ってた通り確かにすごくてヤバかった…!

そして、リニューアル後はピッカピカの遠赤外線ガスストーブが入ったドライサウナになりました。

サウナ室にテレビやBGMが無いというのも落ち着いて嬉しいですね。

極力何も考えず、サウナ室に充満する熱を肌で感じ自分の腕にかく汗を眺める。

汗の粒が水分を含みだんだん大きくなっていくのをただ眺める。

そういう時間を過ごすためにサウナ行きたくなるタイプなので、

リニューアル後のサウナ、これはこれでとても居心地が良い。

いやはや、静かって最高ですな。

リニューアル前のミラクル暴走スチームサウナも面白くて良かったけど、

リニューアル後はサウナや水風呂の設定も安定して良くなったという印象です。

ということでリニューアル後は2日連続お邪魔しました。

天水湯さんはTwitterも良く発信していらっしゃって、2月あたりに合同イベントも考えていらっしゃるらしいので、これからも楽しみです。(*イベントは終了しました)

先日、毎日放送のニュース番組で天水湯さんが紹介されていました。

先日ニュースで天水湯さんが紹介されたそうです。【特集】75年続く“満身創痍”の銭湯...それでも存続を選んだ若き店主の奮闘「なくしてしまうのは残念」

これからの時代に銭湯を残していくことに挑戦する、木越さんの意気込みが伝わる良い番組内容でした。

しかも、浴場撮影でお邪魔した際にお風呂屋の裏側にも入らせていただきました。

まずはみんな大好き温度設定のパネル。

主湯も良い熱さに設定されています。

銭湯の主湯は熱くて深いのが嬉しいですよね。

家ではここまでの大きさのお風呂に入ることができないので、やっぱり銭湯の浴槽は熱くて深くて良いなと思います。

そして最新のボイラー。操作は電源ボタンを押すだけの簡単仕様になっています。

以前は重油を燃料にされていたそうですが今はガスになって随分コストを抑えることができているそうです。

そして各浴槽のお湯張りスイッチ(正式名称を聞くのを忘れました)

電気風呂の電気装置。

レトロな木製の箱で今では珍しいそうです。

高濃度炭酸泉の装置やチラーなど一通り見学させていただきました。

驚くことに木越さんお風呂掃除に使用する洗剤を手作りされていて、業務用を使うよりお得でちゃんと汚れも取れるように試行錯誤されたとか。

本当に運営するにあたって様々努力されていて脱帽でした。

ぜひ大阪にお越しの際は天水湯のリニューアル後の浴場を満喫してみてください!!

天水湯の後に行きたいサ飯

天水湯さんでひとっ風呂浴びた後に西成で呑むコースおすすめです。

お酒飲みにいく場所は色々ありますが、天下茶屋駅前にある、酒解(さかとけ)(食べログに飛びます)という居酒屋や、

西成のなべや(食べログに飛びます)などおすすめです。

 

かき鍋(1人前)。最高過ぎる見た目で味も美味しいです。

かき鍋は季節料理で、しかも早々に売り切れるので開店してすぐでないと出会える確率低いです。

すき焼き鍋(1人前)。こちらもフォトジェニック!

他にも一品でまぐろの山かけやみょうが酢味噌などがお気に入りです。

 

【天水湯】利用料金・アクセス

利用料金

入浴料450円

サウナバスタオル貸出50円

バスタオルは持参OKなので、バスタオル持ってくればサウナは無料で入れます。

アクセス

南海本線天下茶屋駅から徒歩1分。

阪堺電気軌道阪堺線来た天下茶屋駅からも徒歩1、2分です。

 

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