[File.016]アース21との出会い

20171221

建築会社探し

前々回あたりで、おおよそ自分たちの予算や造りたい家のイメージ(雰囲気)が少しずつ積み重なってきていました。
この頃、本屋で色々な住宅雑誌をパラパラ見ていたのですが、ある時アース21を知ります。

アース21は、「地域に根ざした工務店の会」として主に北海道で技術・知識面での学びや質の向上を掲げて活動をしているようです。
アース21としての雑誌も発行していて、登録工務店の特長や紹介が解りやすく掲載されています。

地場の工務店。これは元々気になっていました。
当たり前ですが、信頼できる職人さんが造ってくれる家ほど、安心な家はないと思っています。

 

ここで突然ですが実家の話。

僕の実家は札幌ではなく、札幌にほど近い街です。
25年位前に家を建てたのですが、請け負って頂いたのは当時の中学の同級生の父が経営する小さな工務店でした。
紹介とかではなく、たまたま同級生の工務店だったようですが。

当時中学生の自分には、転校したことは色々複雑な気持ちもありましたが、新しい家は新鮮で別世界のようでした。

それから20年ばかり経ち数年前にリフォームを行ったのです。

リフォーム時には建物の内部を別業者に見てもらったみたいですが、結構な欠陥があったそうで・・
20年経ってから適当な工事が明るみに出ました。

新築時はバブルの終わり頃。
ボンボン新しい建築会社ができて、イケイケドンドンな時代。

バブルの後の直下型不況で、一気に淘汰されていったのでしょうか。
適当な建築会社は吹き飛んでいったようです。

時は流れ、実家を建築してくれた工務店は潰れてしまっていたのです。
文句を言う相手もいないし、当時のことは誰も知らない状態。よく聞く話かもしれませんが、まさか実家がそんな状態だったとは。
家を建ててもそこに数十年住むので、素人に解らない部分が一番怖いんですよね。

母親曰く、実は20年過ごす中で色々と感じることはあったようです。立て付けがおかしい、構造の疑問点など・・
もちろん息子の僕は気にもしませんし、よく知りもしませんでした。まぁ、当事者意識が無かったからですが。

でも数年前のリフォームでは、地元のリフォーム屋さんはとても親切で、大工さんの当たりも良くとても丁寧な仕事をしてもらったようです。
リフォーム後も何度もその後の確認に来てくれたり、フォローもとても良く、満足のいくリフォームができたと喜んでいました。

このように、もちろん良い工務店だってあります。たぶん依頼前に見えない・解らないだけなのです。

 

自分はWEB業界の人間なので、自身の仕事に重ねて考えてしまいます。

WEB屋もそうなのですが、何が良質な会社で何が悪い会社なのか、素人目にはわかりませんよね。
業界関係者では有名でも、一般的には電通、博報堂など(広告代理店ですが)がメジャーであり、存在を知られることがない制作会社は全国に無数にあります。
沢山あってももちろんピンキリだし、良し悪しって技術的な側面から捉えられる人じゃないと、中々判断が難しい。
僕は多数の制作会社を渡り歩いてきたり、パートナー企業との仕事の中で得た経験があります。なので、マトモな会社とのお付き合いしかしません(笑

こう考えてみると、アース21には自分たちが求めていたもののヒントがあるかもしれない。

何千万もかけて人生に1度きりの新築。30年以上は住みます。
オシャレで住みよい空間はもちろんですが、ベースの部分もしっかりと裏打ちされてないと納得ができません。

ここでようやく、色々なパーツが1つになりそうな気がしたのです。

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